この記事では、Windows 11でドメイン参加を行った後にローカルユーザーとドメインユーザーを切り替える方法について詳しく解説します。また、それぞれのアカウントの特徴や、適切なユーザーアカウントを使い分けるポイントについても説明します。
ローカルユーザーとドメインユーザーの違い
まずは、ローカルユーザーとドメインユーザーの違いを理解しましょう。また、詳しくは以下の記事も参考になると思います。
ローカルユーザー
ローカルユーザーは、特定のコンピューターに作成されたアカウントです。ローカルユーザーアカウントは、そのコンピューター上でのみ使用できます。そのため、他のコンピューターにアクセスする際には、別のローカルユーザーアカウントが必要になります。
ドメインユーザー
ドメインユーザーは、Active Directory(AD)ドメインに作成されたアカウントです。ドメインユーザーアカウントは、ドメインに参加しているすべてのコンピューターで使用できます。そのため、同じアカウントで複数のコンピューターにアクセスすることができます。
ローカルユーザーとドメインユーザーの切り替え方法
Windows 11でローカルユーザーとドメインユーザーを切り替える方法は次のとおりです。
ログイン画面での切り替え
ドメイン参加済のPCの場合、以下のようなログイン画面となっています。サイン先にドメイン名が表示されている状態です。
ドメインユーザーを入力するとそのままログインができます。
それでは、ローカルユーザーでのログインに切り替えます。以下のようにローカルユーザーの前に「.\」を入力すると、サインイン先がドメイン名からホスト名(PC名)に変更となります。「.\」に続けてtaroを入力するとローカルユーザーでログインができます。
.\taro
アカウントの使い分け
ローカルユーザーとドメインユーザーの使い分けについて解説します。
ローカルユーザーの利用シーン
- 個人用PCでの利用
- ドメインに参加していない環境での利用
- ドメインに参加している環境でも、管理者権限が必要な作業を行う際に使用
ドメインユーザーの利用シーン
- 企業や組織での共有リソースへのアクセス
- セキュリティポリシーやグループポリシーを一元管理したい場合
- 複数のコンピューターにアクセスが必要な場合
まとめ
この記事では、Windows 11でドメイン参加後のローカルユーザーとドメインユーザーの切り替え方法について解説しました。また、それぞれのアカウントの特徴や、適切なユーザーアカウントを使い分けるポイントについても説明しました。Windows 11の利用者は、この記事を参考にして、効率的なアカウント管理を行ってください。
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