Windowsコマンドプロンプトでシステムエラーレポーティングをカスタマイズする方法

この記事では、Windowsコマンドプロンプトを使用してシステムエラーレポーティングの動作をカスタマイズする方法について詳しく解説します。特定のエラーを無視したり、特定のエラーのみをレポートするようにカスタマイズする方法、そしてその応用例について具体的に示します。

システムエラーレポーティングとは

システムエラーレポーティングは、Windowsの重要な機能の一つで、システムで発生したエラーを記録し、ユーザーや管理者に通知する仕組みです。この機能をカスタマイズすることで、特定のエラーに対する動作を変更することができます。

基本的なカスタマイズ方法

コマンドプロンプトを使用して、システムエラーレポーティングの動作をカスタマイズする基本的な方法を以下に示します。

エラーレポーティングを無効にする


REM エラーレポーティングを無効にする
REG ADD "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting" /v Disabled /t REG_DWORD /d 1 /f

このコマンドは、レジストリエディタを使用して、Windowsエラーレポーティングを無効にします。`/v Disabled` は、無効にするためのキーを指定しています。

エラーレポーティングを有効にする


REM エラーレポーティングを有効にする
REG ADD "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting" /v Disabled /t REG_DWORD /d 0 /f

上記コマンドは、エラーレポーティングを再度有効にするものです。

応用例

特定のエラーのみをレポートする

特定のエラーコードのみをレポートしたい場合、以下のようにカスタマイズします。


REM 特定のエラーコード(例:1234)のみをレポートする
REG ADD "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting\Exclude" /v 1234 /t REG_DWORD /d 1 /f

特定のエラーを無視する

特定のエラーコードをレポートから除外したい場合、以下の手順で設定します。


REM 特定のエラーコード(例:5678)を無視する
REG ADD "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting\Include" /v 5678 /t REG_DWORD /d 0 /f

まとめ

Windowsのシステムエラーレポーティングは、エラーのトラブルシューティングに非常に役立つ機能です。しかし、すべてのエラーが必要ではない場合や、特定のエラーだけに焦点を当てたい場合は、上記の方法でカスタマイズすることができます。コマンドプロンプトを使いこなして、より効率的なシステム管理を目指しましょう。

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