Windowsコマンドプロンプトでイベントビューアを活用してシステムエラーを確認する方法

この記事では、Windowsのコマンドプロンプトを使用してイベントビューアからシステムエラーを確認する方法を詳細に解説します。具体的なコード例やその詳しい説明、そして実際の応用例を通じて、イベントビューアの使い方をより深く理解してもらえることを目指しています。

目次

コマンドプロンプトとは?

コマンドプロンプトは、Windowsオペレーティングシステムにおいて、ユーザーがコンピュータにテキストベースの「コマンド」を入力して直接操作するためのインターフェースです。このコマンドは、特定の操作を行うための指示や命令をコンピュータに伝えるもので、ファイルの操作、システム設定の変更、ネットワークの管理など、様々なタスクを実行することが可能です。グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の前身として、初期のコンピュータシステムで主に使用されていましたが、今日でも多くの専門家や上級ユーザーが高度なタスクを効率的に実行するためにコマンドプロンプトを使用しています。

イベントビューアとは?

イベントビューアは、Windows OSに標準で搭載されているシステムログの閲覧ツールです。システムエラー、警告、情報などのログを分類して確認することができ、トラブルシューティングの際の重要な情報源となります。

コマンドプロンプトでのイベントビューアの利用方法

通常、イベントビューアはGUIを通して利用しますが、コマンドプロンプトを使用することで、特定のログだけを抽出して表示したり、自動化することができます。

基本的なログの取得方法

以下のコマンドは、システムエラーのログを取得します。

wevtutil: イベントビューアのコマンドラインツールです。
qe: クエリイベントの略。ログをクエリします。
/c:10: 最新の10件のログを表示します。
/rd:true: 最新のログから表示する設定です。
/f:text: テキスト形式での出力を指定します。
| find "Error": エラーのみをフィルタリングして表示します。

特定のイベントIDを持つログをフィルタリングして取得

以下のコマンドは、特定のイベントIDを持つログをフィルタリングして取得します。

応用例

1. 特定期間のログを取得する

以下のコマンドを使用して、特定の期間のログを取得することができます。

2. ログをファイルに出力する

以下のコマンドを使用すると、ログをテキストファイルに保存することができます。

まとめ

コマンドプロンプトを使ってイベントビューアを活用することで、柔軟にログ情報を取得・分析することができます。日常のシステム管理やトラブルシューティングの際に、この方法を活用して効率的な作業を進めてみてください。

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