Windowsコマンドプロンプトでフォルダ内の音楽ファイルを一覧表示する方法

Windowsのコマンドプロンプトを使って、特定のフォルダ内の音楽ファイルを一覧表示する方法を紹介します。この記事では、基本的なコマンドの使い方から、応用例までを詳しく解説します。

目次

コマンドプロンプトとは?

コマンドプロンプトは、Windowsオペレーティングシステムにおいて、ユーザーがコンピュータにテキストベースの「コマンド」を入力して直接操作するためのインターフェースです。このコマンドは、特定の操作を行うための指示や命令をコンピュータに伝えるもので、ファイルの操作、システム設定の変更、ネットワークの管理など、様々なタスクを実行することが可能です。グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の前身として、初期のコンピュータシステムで主に使用されていましたが、今日でも多くの専門家や上級ユーザーが高度なタスクを効率的に実行するためにコマンドプロンプトを使用しています。

基本のコマンド

フォルダ内の音楽ファイルを一覧表示するための基本的なコマンドは以下のとおりです。

dir /b /s "C:\対象のフォルダ\*.mp3"

このコマンドでは、”C:\対象のフォルダ\”内のmp3ファイルをすべて一覧表示します。”/b”はファイルのパスのみを表示し、”/s”はサブフォルダ内のファイルも検索します。

コマンドの詳細解説

dir コマンド

“dir”は、ディレクトリの内容を表示するコマンドです。フォルダやファイルのリストを取得する場面で頻繁に使用されます。

/b オプション

“/b”オプションは、ファイルやフォルダの名前のみを表示するためのオプションです。これを使用しないと、ファイルの作成日時やサイズなどの詳細も表示されてしまいます。

/s オプション

“/s”オプションは、指定されたディレクトリのサブディレクトリも含めて検索を行うためのオプションです。

応用例

1. 他の音楽ファイル形式を検索する

mp3以外の音楽ファイル、例えばwavファイルも検索したい場合は、以下のコマンドを使用します。

dir /b /s "C:\対象のフォルダ\*.wav"

2. 複数の拡張子を一度に検索する

mp3とwavの両方を一度に検索する場合は、以下のようにコマンドを組み合わせます。

(dir /b /s "C:\対象のフォルダ\*.mp3") & (dir /b /s "C:\対象のフォルダ\*.wav")

3. 検索結果をテキストファイルに出力する

検索結果をテキストファイルとして保存したい場合は、”>”を使って以下のようにコマンドを実行します。

dir /b /s "C:\対象のフォルダ\*.mp3" > "C:\出力先のパス\result.txt"

4. 特定のキーワードを含むファイルだけを検索する

“love”というキーワードを含むmp3ファイルだけを検索する場合は、以下のようにします。

dir /b /s "C:\対象のフォルダ\*love*.mp3"

まとめ

Windowsのコマンドプロンプトを使って、フォルダ内の音楽ファイルを効率的に一覧表示する方法を学びました。基本的なコマンドから応用まで、さまざまなシーンで活用できる知識となります。

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