Wordの「Copilotによる要約」を非表示にしたい時の設定|Draft with Copilotも解説

Wordの「Copilotによる要約」を非表示にしたい場合は、まず上部の要約枠を折りたたみます。Copilot自体を使わない場合は、個人用Microsoftアカウントで利用するWindows/MacのWordにある無効化設定を確認します。Draft with Copilotの案内や文書の隅のボタンは、上部の要約と別の表示です。

Word上部の要約を折りたたむ操作と、Copilot全体を無効にする設定は分けて確認します。

片付けたい表示最初に確認する操作注意点
文書上部の「Copilotによる要約」要約枠右上の折りたたみ操作折りたたみは要約機能の全面停止ではない
文書の隅にあるCopilotボタン右クリックでDock、またはMove to ribbon要約枠を消す設定とは別
Draft with Copilotなどを含め、Copilotを使わない個人用アカウントのWord設定でCopilotを無効化職場・学校アカウント、Web版では同じ設定を使えない

要約を閉じたいだけなら、要約枠の折りたたみを先に確認します。Copilotをほかの場面で使う人は、全機能の無効化と分けて選べます。

目次

Wordの「Copilotによる要約」を閉じる・折りたたむ

Microsoftの現行案内は、文書上部の自動要約プレビューと「さらに表示」からの展開を説明しています。Word製品チームの操作説明では、要約を折りたたむには枠の右上のアイコンを選びます。表示中の要約枠を確認し、展開・折りたたみのコントロールを操作してください。ラベルや配置はWordの版で異なる場合があります。

  1. 文書を開き、リボンの下・本文の上にある要約枠を確認します。
  2. 枠右上の折りたたみアイコンを選び、本文に使える領域が広がるか確認します。
  3. 文書を閉じて開き直し、同じ状態が維持されるか確認します。

製品チームの2024年公開・2025年更新の案内は、閉じた時点で折りたたまれていれば再度開く時も折りたたまれると説明しています。ただし、現在のすべての版で要約バーそのものが永久に消えると保証する手順ではありません。折りたたんでも細い要約の入口が残ることと、Copilotが無効になることは区別してください。

要約を本文へ挿入した場合は、その文章が通常の文書内容として残ります。要約枠を折りたたむ操作は、本文へ貼り付けた文章を削除する操作ではありません。本文の削除が必要なら保存・共有への影響を確認して通常の編集として扱います。

なぜ一部の文書だけ自動要約が開くのか

現行の公式案内では、自動要約が開いた状態で表示される条件は、Microsoft Copilotの職場用ライセンスがあり、文書がOneDriveまたはSharePointに保存されている場合です。別の場所に保存した文書では、要約を開いて生成するための選択肢が表示されます。自動生成には200語以上の参照内容が必要とされ、短い文書も上部の要約操作から生成できます。

表示はライセンスや組織の設定にも依存します。すべてのWord文書で必ず出る不具合と判断せず、同じアカウント・保存場所・Wordの版で比較します。要約を避けるためだけに共有文書をOneDrive/SharePointから移すと共同作業や版管理へ影響するため、まず表示を折りたたむ方法を確認してください。

上部の要約、文書内のボタン、下書きの案内は別の表示です。画面のどれを片付けたいか確認してから、折りたたみ・リボンへの移動・Copilot無効化を選びましょう。

WindowsのWordでCopilotを無効にする

Copilotをオフにする公式手順は、個人用MicrosoftアカウントでMicrosoft 365アプリへサインインしている場合が対象です。WordのCopilotを使わない場合に次の操作を行います。

  1. 作業中の文書を保存します。
  2. Wordの「ファイル」→「オプション」→「Copilot」を開きます。
  3. 「Copilotを有効にする(Enable Copilot)」のチェックを外します。
  4. 「OK」を選び、Wordを閉じて起動し直します。

この設定は、その端末のWordに適用されます。Excelや別のPCのWordもオフにしたい場合は、それぞれのアプリ・端末で設定します。戻す場合は同じ画面でチェックを入れ、再起動します。Word上のCopilot機能全体を使えなくする操作なので、要約だけ閉じたい場合は先に折りたたみを試してください。

MacのWordでCopilotを無効にする

  1. 作業中の文書を保存します。
  2. メニューバーの「Word」→「環境設定」を開きます。
  3. 「作成および校正ツール(Authoring and Proofing Tools)」の「Copilot」を選びます。
  4. 「Copilotを有効にする」のチェックを外し、Wordを終了して起動し直します。

こちらも個人アカウント向けの設定です。公式案内が示すチェックボックスの導入版はWindowsのWordがバージョン2412、MacのWordが16.93です。Windows版のWordを「2501以上なら表示される」と決めず、利用アカウント・アプリの版・管理状態を確認します。版番号だけでライセンスの有無までは判定できません。

職場・学校アカウントやWeb版で設定が見つからない場合

リボンからアイコンを外すだけではCopilotは無効になりません。また、個人アカウント用の「Copilotを有効にする」設定は職場・学校アカウントでは利用できません。

公式の個人向け無効化設定は、職場・学校アカウントでは利用できません。Windows/Macの設定を探してもない場合は、会社のアカウントを利用していないか確認します。組織のCopilot利用可否やポリシーについては管理者へ、Wordの版・表示される枠・希望する操作を伝えます。

WordのWeb・iOS・Android版には、Windows/Mac版と同じ「Copilotを有効にする」チェックボックスによる無効化はありません。デスクトップ版の設定がWeb版にも必ず反映されるとは考えず、上部の要約枠を折りたたむなど、その画面の表示操作を確認してください。

文書の隅にあるCopilotボタンを片付ける

2026年6月更新の公式ボタン案内では、Wordの入口が文書の隅の「Copilot動的アクションボタン」にまとめられています。旧画面のDraft with Copilotやリボンの説明と配置が違う場合があります。Copilotを使いつつ本文領域を確保したい場合は、次の操作を確認します。

  • ボタンを右クリックして「Dock」を選ぶと、作業セッション中は小さい入口にまとめられます。
  • 「Move to ribbon」を選ぶと、文書内のボタンをリボンへ移せます。Windows/Macではアプリごとに次のセッションにも記憶され、Webでは現在の作業セッションに適用されます。

リボンへの移動は、Windowsのビルド16.0.20129.15140以降、Macの16.109.525.2以降で案内されています。メニューが見つからない場合は版を確認します。これはボタンの場所を変える操作で、要約の自動表示やCopilot全体を無効にする操作ではありません。

プライバシー設定を変更する前に影響を確認する

公式案内には、個人アカウントで「コンテンツを分析するエクスペリエンス」をオフにする代替策もあります。ただし、Wordのテキスト予測、PowerPoint Designer、画像の自動代替テキストなど、ほかの接続機能にも影響します。要約枠だけを閉じたい場合の最初の操作にしないでください。

個人用Microsoft 365のWindows版では「ファイル」→「アカウント」→「アカウントのプライバシー」→「設定の管理」に対象設定があります。変更はほかのアプリの次回起動にも影響するので、元の設定と必要な機能を確認してから選びます。会社の管理設定を回避する方法として使う手順ではありません。

Wordの版を確認する方法と読み取り用PowerShell

通常はWordのアカウント画面・Wordのバージョン情報で版とビルドを確認します。設定が見つからない場合は、アカウントの種類と併せてその情報を管理者やサポートへ渡してください。Copilotを消すために更新を止めたり、古いOfficeへ戻す必要があるとは限りません。

WindowsのClick-to-Run版を管理者が確認する場合は、Microsoft推奨のInventoryレジストリを読み取れます。次の例は値を変更しません。

Get-ItemProperty -LiteralPath 'HKLM:\SOFTWARE\Microsoft\Office\ClickToRun\Inventory\Office\16.0' -ErrorAction SilentlyContinue |
    Select-Object OfficePackageVersion, OfficeProductReleaseIds

OfficePackageVersionはインストール版、OfficeProductReleaseIdsは製品の識別用です。何も出ない場合は対象キーがないなどの可能性があり、Copilotが無効という判定には使えません。Click-to-Run以外のOfficeやMacには同じレジストリ手順を使いません。

MicrosoftはConfiguration内のVersionToReportを、インストール状態の正本として使わないよう案内しています。また、Win32_Productを照会するとMSIパッケージの整合性チェック・修復が始まる場合があるため、Wordの表示設定を調べるためだけに旧Get-WmiObjectの製品一覧照会を使う必要はありません。

よくある質問

リボンのCopilotアイコンを消せば要約も消えますか?

アイコンをリボンから外す操作は、Copilotをオフにする設定とは異なります。公式案内も、ショートカットメニューなど別の入口から利用できると説明しています。上部の要約を閉じる場合は要約枠の折りたたみ、全機能を止める場合は対象アカウントの無効化設定を確認します。

OutlookもWordと同じ手順ですか?

異なります。個人アカウントの新しいOutlookやWeb版では「設定」→「Copilot」の切り替えです。公式案内は、Outlookでは同じアカウントの複数端末にも選択が適用されるとしています。Wordの端末・アプリごとの設定と混同しないでください。

まとめ

Wordの「Copilotによる要約」を片付ける場合は、要約枠の折りたたみから確認します。文書内のボタンはDockやリボンへの移動で片付け、Copilotを使わない個人アカウントではWindows/Macの設定を無効化してWordを再起動します。職場・学校アカウントやWeb版は同じチェックボックスを使えないため、版とアカウントの条件を確認してください。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

コメント

コメントする

目次