オンラインで仲間とワイワイ遊べるゲームは数多く存在します。たとえば有名どころでは「Minecraft(マインクラフト)」や「ARK: Survival Evolved(ARK)」、「Rust」など、友人同士やコミュニティでマルチプレイを楽しめるタイトルが盛りだくさんです。ところが、複数のゲームを同時進行で遊ぼうと思うと、ゲームごとにサーバーを契約しなければならないケースが多く、出費がかさみがちだったり、サーバー切り替えの手間が大変だったりすることもありますよね。
そこで注目したいのが、GMOインターネットグループ株式会社が提供する「ConoHa for GAME」。マルチプレイに特化したVPS(仮想専用サーバー)サービスで、さまざまなゲームに対応したテンプレートが用意されています。さらに特徴的なのは、一度契約したサーバーであれば別のゲーム用テンプレートへ切り替えられるため、追加費用をかけずにいろいろなゲームをインストールできるという点です。
本記事では「【複数のゲームを遊ぶなら?】一つの契約でテンプレートを切り替えて楽しむ方法」というテーマを軸に、ConoHa for GAMEを活用してMinecraftやARK、Rustなど様々なゲームをサーバー上でどう楽しむか、その魅力と具体的な手順のイメージ、さらにConoHa for GAMEの新機能である「Minecraft manager」のアップデート情報をお伝えしていきます。筆者自身の体験談も交えながら、ゲームサーバー選びに迷っている方の参考になるよう、わかりやすく掘り下げていきましょう。
ConoHa for GAMEで複数ゲームをプレイするメリット
ConoHa for GAMEを利用する最大のメリットは、「1つの契約で複数のゲームを遊べること」です。これは通常、各ゲームタイトルごとにサーバーを契約しなおさなければならない手間がかからないのが魅力で、費用も抑えられます。特にARKやRustなど、人気でプレイヤー数の多いゲームはサーバー負荷が高いことが多く、プラン選びも難しいですが、ConoHa for GAMEならテンプレートを切り替えるだけでサクッと他タイトルへ移行できる便利さがあります。
初心者向けにわかりやすく設計されたテンプレートが豊富なので、Minecraft(Java版や統合版、Forge、Spigotなど)やARK、Rust、さらに今後注目されるPalworld(パルワールド)なども簡単にマルチプレイ環境を構築できます。たとえば「Minecraftを友人グループとマルチプレイしていたけれど、今日は気分転換にRustを試してみたい!」というときでも、コントロールパネルでテンプレートを切り替えるだけでRustサーバーを起動できるのです。いちいち別のプロバイダで新規契約をする必要がないので、とても合理的です。
ConoHa for GAMEが持つ新機能「Minecraft manager」の魅力
ConoHa for GAMEでは2024年12月11日、Minecraft関連の新機能として「Minecraft manager」がアップデートされました。従来より簡単にサーバー管理ができる仕組みではありましたが、今回のアップデートによりさらに利便性が向上。Minecraftのバージョンアップや自動バックアップ設定、プラグイン管理などをブラウザ上の操作だけで完結し、コマンド入力の必要がありません。初心者の方も気軽にサーバー環境を構築できるので、「難しそう」と敬遠していた方にはうれしいニュースではないでしょうか。
私も最近、このMinecraft managerのアップデートを試してみました。従来のコマンドライン操作が苦手だった身としては、GUIベースでサーバーのパラメータを変更できるのは本当にありがたいですね。特にバージョンやModの切り替えが楽ちんになったので、色々と試して遊ぶハードルが下がった実感があります。
Minecraft以外でも管理が簡単な理由
Minecraft managerだけではなく、Palworld managerなど他のタイトルにも合わせた管理ツールが用意されつつあります。メニュー構造や操作方法は基本的に同じ流れとなるため、Minecraftの管理に慣れると他のゲームの管理もスムーズにこなせるようになるでしょう。ブラウザ上でサーバーを起動・停止し、バックアップの設定やアップデートの適用などを行えるため、わざわざコマンドを覚える必要がないのが大きいです。
テンプレートを切り替えて遊ぶ方法とは
実際に複数のゲームをConoHa for GAMEで楽しみたい場合、「テンプレートの切り替え」操作が非常に重要になってきます。契約時に「Minecraft」を選んだとしても、後日「ARK」や「Rust」に変更したくなった場合、コントロールパネルから数クリックでテンプレートを選択しなおすだけで大丈夫です。インストール作業を一から行う必要がないので、専門知識があまりなくてもOK。これが大きな強みといえます。
例えばMinecraftからARKへ移行するときのイメージとしては、以下のような手順になります。
テンプレート切り替えの手順イメージ
1) ConoHaアカウントへログイン
2) VPSの管理画面から、現在利用中のサーバーを選択
3) テンプレート変更メニューを開き、「ARK」のテンプレートを選択
4) サーバーの再起動や初期設定に合わせて画面の指示に従う
このような簡単なステップだけで、サーバーのOS・ゲーム環境が自動的にセットアップされる仕組みになっています。いつも通りのブラウザ操作で完結できるので、「ゲーム専用サーバーの構築」というと構えてしまう初心者の方も安心できますよね。
筆者も実際に、MinecraftからRustへ切り替えて遊んだことがあります。最初は「ほんとにこんなに簡単に乗り換えられるの?」と半信半疑でしたが、設定画面の操作は数分で終わってしまいました。Rustの世界観でサバイバルを始めてみると、やっぱりMinecraftとは全然違う雰囲気なので新鮮に楽しめましたね。
一部データのバックアップには注意
テンプレートを切り替えると、当然のことながらサーバー内に保存されているゲームデータは切り替えられます。ゲームごとにワールドデータの保存場所や形式が異なる場合もあるため、大切なセーブデータを守るためにはバックアップをしっかり取っておきましょう。ConoHa for GAMEであれば自動バックアップ機能などオプションもありますので、誤って大事なワールドが消えてしまうトラブルを防ぎやすくなっています。
ConoHa for GAMEの料金プランとコスパ検証
ConoHa for GAMEには、大きく分けて2種類の課金方式があります。長期契約で月額料金が抑えられる「長期割引パス」と、使った分だけ課金される「時間課金プラン」です。それぞれ特徴やメリットが異なるので、どういった遊び方をするかによって選択するとよいでしょう。
長期割引パスの特徴
1ヶ月から36ヶ月まで契約期間を選べるのがポイントで、長期で契約すればするほど割引率が高くなります。例えば月額394円(税込)のプラン(1GBメモリ)からスタートでき、2GBプランでも月額790円(税込)程度から利用可能です。長期間にわたってMinecraftやARK、Rustなどを遊び続ける予定がある場合には、長期割引パスを選ぶと総支出が抑えられるでしょう。
時間課金プランの魅力
一方で、「短期間だけ集中してゲームサーバーを立ち上げたい」「イベント的に週末のみ使いたい」といった方には時間課金プランもおすすめです。1時間あたり1.9円程度(1GBプランの場合、税別)から利用できるため、稼働させた時間分だけを精算できます。もし1ヶ月丸ごと運用したとしても、通常の月額料金を上限としてそれ以上請求されない仕組みが用意されているため、コストを予測しやすい点もポイントです。
プラン比較表
下記の表は、ConoHa for GAMEにおける代表的なプランをまとめたイメージです。メモリ容量やCPUコア数、月額料金や時間課金などを参考にして、どのプランが自分に合っているか検討してみましょう。
プラン | メモリ | CPU | SSD容量 | 月額料金例 | 時間課金(税別)例 |
---|---|---|---|---|---|
1GB | 1GB | 1コア | 100GB | 394円~ | 1時間あたり1.9円 |
2GB | 2GB | 2コア | 100GB | 790円~ | 1時間あたり3.8円 |
4GB | 4GB | 3コア | 100GB | 1,980円~ | 1時間あたり9.5円 |
8GB | 8GB | 4コア | 100GB | 3,850円~ | 1時間あたり18.5円 |
16GB | 16GB | 6コア | 100GB | 7,150円~ | 1時間あたり35円 |
これらの料金には別途サービス維持調整費(基本料金の10%)がかかる点に注意しましょう。例えば月額790円のプランであれば約79円が加算され、合計869円程度になります。とはいえ、初期費用がゼロで始められるので、気軽に契約しやすいのがうれしい特徴です。
私は1GBプランを時間課金で利用しはじめ、MinecraftやRustで仲間と遊んでみました。普段あまり使わない日もあるので、立ち上げた時間だけ課金されるのは嬉しいところですね。週末だけどっぷり遊ぶ派の方には本当にマッチすると思います。
対応ゲームのラインナップが豊富
ConoHa for GAMEのテンプレートは、MinecraftやARK、Rustといったメジャータイトルだけでなく、Counter-Strike 2 (CS2)やProject Zomboid、Unturned、ARMA 3、Team Fortress 2、7 Days to Die、テラリア、Factorio、Assetto Corsa、Valheim、Palworld、Soulmask、Core Keeper、Satisfactory、DayZ、FiveM (GTA V)、Enshrouded、Don’t Starve Togetherなどにも対応しています。新しいタイトルも随時追加されており、今後ますます選択肢が広がることが予想されます。
このため、「MinecraftだけでなくARKやRustなど色々なゲームを気軽に試したい」という方でも、1つのサーバー契約で済ませられるのが魅力的。ゲームを切り替えたいときはテンプレートを変えるだけで再インストールや面倒な設定を省略できるため、かなりの時短が期待できます。
ゲームのバージョン管理やMod導入も簡単
特にMinecraftを楽しむ方にとって重要なポイントが、バージョン管理やMod導入のしやすさです。ConoHa for GAMEに用意されているMinecraft managerは、ForgeやSpigotのバージョンもワンクリックで選べるのが特徴です。Mod導入を行って、オリジナルの世界観を楽しみたい方にも親切設計になっています。
ARKやRustでもModに対応
ARKであればSteamワークショップからのMod導入、Rustならサーバー設定をカスタマイズしてプラグインを追加するなど、テンプレートに標準的な管理機能やMod導入のガイドが整備されているので、従来よりも格段に敷居が下がっている印象です。これから色々なModを試してみたいユーザーにはうってつけの環境といえるでしょう。
初心者でも操作しやすい管理画面
ゲームサーバーを運用する最大のハードルは「専門知識が必要そう」というイメージではないでしょうか。ConoHa for GAMEは、その点をクリアするために初心者向けのわかりやすい管理パネルを提供しています。Minecraft managerのように、各ゲームのサーバー設定をブラウザのGUIで行えるのは大きなアドバンテージです。
また、アカウントの登録方法や支払い手続きも難しくありません。クレジットカード以外にコンビニ支払いなどにも対応しており、幅広いユーザー層が契約しやすいよう配慮されています。学生さんが週末に気軽にマルチプレイサーバーを立ち上げるケースでも使いやすいでしょう。
私は最初、ゲームサーバー運用って「Linuxのコマンドを覚えないと無理なんじゃ?」と思っていました。でも、ConoHa for GAMEのパネル操作は本当にシンプルで、OS設定やゲームインストールがテンプレートベースで進むんですよね。クライアントソフトすら不要で、ウェブブラウザで完結できるから、ハードルがグッと下がりました。
自動バックアップ機能の活用
サーバー管理で見落としがちなのがバックアップ作業です。ゲーム内のワールドデータやMod設定を失うと、復旧が困難になる場合があります。ConoHa for GAMEではオプションとして自動バックアップ機能を利用できるので、大切なデータを安全に保管できます。短期間だけ運用する際でも、念のためにバックアップを取っておくと安心でしょう。
ワールド移行や引き継ぎもスムーズ
バックアップを定期的に取っておけば、万が一のトラブルでサーバーを再構築するときも簡単にデータを復元できます。ゲームバージョンを上げる際のリスクヘッジとしてもおすすめです。特に大型アップデートが多いゲームでは、ワールドデータが破損するリスクもゼロではないので、こまめなバックアップ習慣が長く安心して遊ぶコツといえるでしょう。
ConoHa for GAMEのデメリットはある?
「ConoHa for GAMEは便利そうだけど、デメリットはないの?」と気になっている方も多いかもしれません。代表的なものとしては以下の点が挙げられます。
無料お試し期間が設けられていない
ConoHa for GAMEは基本的に無料のお試し期間がありません。短期間だけ利用したい場合には時間課金プランを使う手がありますが、「どんな使い勝手か、一度無料で試してみたい」という方にはハードルが高いと感じるかもしれません。
ゲーム特化型なので他の用途には不向き
ConoHa for GAMEはあくまでもゲーム向けのVPSサービスです。Webサイト運営など汎用的なサーバー用途には不向きなので、その点を理解しておく必要があります。ゲームだけを遊ぶ目的であれば無駄がなくて良いのですが、「少しでも多機能に使いたい」という方には物足りないかもしれません。
サービス維持調整費がかかる点
料金に対して10%のサービス維持調整費が加算されるので、カタログ上の価格より少し高くつく点は知っておいたほうがよいでしょう。とはいえ、大きな負担ではないので初期費用が無料という恩恵を考えれば、そこまで大きなマイナスにはならないと感じます。
実際にプレイしてみた感想と事例
ゲーム特化型であるがゆえに導入は簡単で、快適性も高いConoHa for GAMEですが、実際に使ってみると「もっと早く知りたかった!」と感じるほどに便利でした。筆者がMinecraftとRustを並行して遊んだ際は、どちらか一方をプレイしている間はもう一方のサーバーを稼働させないようにしてコストを下げる工夫もできました。必要に応じて時間課金プランを活用し、データをこまめにバックアップしておけば、サーバーダウンのリスクも最小限に抑えられます。
また、友人同士で「今日はARKやりたい!」「次はみんなでRustやろう!」というようにゲームを変えたくなっても、新しく契約し直す必要がなく、サーバーのテンプレートをさっと切り替えるだけなのは本当に便利です。気軽に違う世界観を楽しめるため、マンネリ化を防いで長続きしやすいのではないでしょうか。
複数のModを試すサーバーとしても好相性
MinecraftやARKなどでは、Modを追加することでゲーム体験が大きく変わるのも魅力の一つです。ConoHa for GAMEはモッズ環境の構築をサポートする仕組みが整っているため、「とにかくいろんなModを入れて試してみたい」というユーザーにもおすすめできます。サーバースペックとModの負荷を見ながらプランを変更していける点も、柔軟性が高いと感じました。
コミュニティで利用する際の安心感
大人数のグループやサークル、配信用のサーバーとして使う場合、管理者が複数人いても誰かしらがテンプレートを切り替えたり、バックアップを取ったりといった操作がしやすいのは助かります。管理画面がわかりやすく、パスワード共有などの権限管理もシンプルなので、複数人での運営にも向いているでしょう。
まとめ:ConoHa for GAMEならマルチタイトルをリーズナブルに遊べる
一言でまとめると、「複数のゲームを遊ぶなら、ConoHa for GAMEのテンプレート切り替えを活用しない手はない」という印象です。初期費用ゼロで始められ、長期割引や時間課金のプランが用意されているので、プレイスタイルに合わせて料金を抑えられます。月々のサービス維持調整費や無料お試し期間がない点など、デメリットが皆無というわけではありませんが、総合的なコスパの良さや導入しやすさは抜群です。
また、2024年12月11日にアップデートされたMinecraft managerをはじめとした管理ツールの進化によって、サーバー管理のハードルがますます下がりました。ゲームごとにテンプレートが用意されているので、初心者の方でもシンプルな操作でマルチサーバーを構築できます。複数のゲームを行き来したいという方や、Modで遊びの幅を広げたいという方には大いに魅力的ではないでしょうか。
私自身、ConoHa for GAMEを使い始めて「もっと早く知っていたら色んなゲームを試していたのに!」と思うくらい、切り替えの便利さを実感しています。周りのフレンドにも勧めたところ、「初心者なのに難しい設定がいらなくて助かった!」という声も多く聞きます。とにかくスムーズに、かつリーズナブルに複数のゲームを遊びたい方は、ぜひ試してみてくださいね。
最後に:ConoHa for GAMEでゲームライフの可能性を広げよう
オンラインでマルチプレイをする楽しみ方は、今や当たり前の時代になっています。自宅から気軽に友人と協力プレイしたり、配信を通じて視聴者と一緒に楽しんだり、あるいは自分だけのワールドを自由に作りこんだりと、楽しみ方は多種多様です。その土台となるゲームサーバー選びをシンプルにしてくれるのがConoHa for GAMEの大きな強み。新たに追加されるゲームやアップデートされる管理機能にも期待が高まります。
「Minecraftでワールドを育てながら、気分転換にARKで恐竜サバイバルを楽しむ」「Rustでフレンドと過酷な環境をサバイバルしてみる」「新作のPalworldがリリースされたら、すぐサーバーを立ち上げて試してみたい」――こんなふうに複数のゲームを横断する遊び方が気軽に実現できるのは、まさにゲーム特化型VPSの醍醐味です。一度にすべてのゲームサーバーを常時稼働するわけではないなら、必要に応じてテンプレートを切り替え、使い方に合わせて費用を抑えることも可能です。
ゲームサーバーというととっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、ConoHa for GAMEなら初心者でも始めやすい環境がしっかり整っています。新機能のMinecraft managerのアップデート(2024/12/11)を活用して、ぜひ思い通りのマルチプレイライフを満喫してみてください。
これからConoHa for GAMEを始めたい方へ
最後に、ConoHa for GAMEで複数タイトルを楽しむ際のポイントを振り返ります。
– ゲームごとにテンプレートが用意されているので、サーバーの切り替えが簡単
– 長期割引パスか時間課金かを自分のプレイスタイルに合わせて選べる
– 管理画面が初心者にやさしく、コマンド操作不要
– サービス維持調整費があるが、初期費用無料や柔軟な課金体系で総合的にコスパ良好
– Minecraft managerアップデートによりさらに操作が簡単に
これらのポイントを踏まえながら、ぜひConoHa for GAMEで充実したゲームライフをお楽しみください。いろいろな世界を覗いてみると、思わぬ発見や、長く遊べるコミュニティに出会えるかもしれません。快適なマルチプレイ環境を手に入れて、仲間たちと思いっきり遊び尽くしましょう!
コメント