Dead by Daylightを楽しむうえで、Xbox版を持っているのにPC版では遊べないという混乱に陥る方は少なくありません。両プラットフォーム間で購入情報が共有されない理由や、今後快適にプレイするためのポイントを押さえて、より充実したゲームライフを送りましょう。
Dead by Daylightとは?
非対称対戦型ホラーゲームとして世界的に人気を博しているDead by Daylightは、1人のキラー(殺人鬼)と4人のサバイバー(生存者)が対峙する緊張感あふれるゲームシステムが魅力です。キラーとしてのスリリングな追撃、サバイバーとしての恐怖とスリル、どちらを選んでも独特の高揚感を味わえるため、リリース以来根強いファンを獲得しています。さらに、人気ホラー作品や映画などとのコラボレーションが豊富で、キャラクターやスキン、マップなどが続々と追加されることで、飽きることなく遊び続けられる点も大きな魅力です。
非対称型ホラーの醍醐味
Dead by Daylightの最大の特徴は、非対称型ホラーというゲームジャンルそのものにあります。1対4という人数構成によって、それぞれの立場から全く異なるゲーム展開を楽しむことが可能です。
- キラー側: サバイバーを探し出し、フックに吊るすことで脱出を阻止する。マップやステータス、特殊能力を駆使してサバイバーを追い詰めるスリルが魅力。
- サバイバー側: 破壊された発電機を直しつつ、キラーに捕まらないように立ち回る必要がある。仲間との連携や隠密行動が鍵となり、独特の緊張感を味わえる。
マルチプラットフォーム展開の魅力
Dead by Daylightは、XboxだけでなくPlayStation、Nintendo Switch、PC(SteamやEpic Games Store、Microsoft Storeなど)と、幅広いプラットフォームで遊べるのも大きな強みです。これにより、自分がメインで利用しているハードウェア環境に合わせてプレイできるだけでなく、さまざまな友人たちと一緒に楽しむ機会も増えます。また、クロスプレイ機能も実装されているため、プラットフォームが違ってもフレンド同士でマッチングしやすい点も魅力です。
Xbox版とPC版の違い
Dead by DaylightをXboxでプレイしていると、PC版も無料でプレイできるのではないかと思いがちです。しかし、多くの場合、Xbox版とPC版は別タイトルとして扱われます。とくに、Xbox Play Anywhereに対応しているかどうかがキーとなるため、Xbox版を持っているからといってPC版が自動で入手できるわけではありません。
ライセンス分割の理由
Xbox版とPC版でライセンスが分かれている背景としては、以下のような要因があります。
- Xbox Play Anywhereの非対応: Dead by Daylightは、Microsoftの提供する「Xbox Play Anywhere」に対応していません。対応作品なら、Xbox版を購入すれば追加費用なしでWindows 10/11(PC)版をプレイできますが、Dead by Daylightは対象外のため別途購入が必要です。
- 異なるプラットフォーム運営: Xbox向けとPC向けのゲームは、異なるストア(Microsoft Store、Steam、Epic Games Storeなど)を通して配信されています。そのため、ライセンス管理もそれぞれ異なる仕組みを取っており、Xbox版とPC版は完全に別アカウントとして扱われます。
- クロスプレイと購入形態は別: Dead by Daylight自体はクロスプレイに対応していますが、これはあくまでマッチングやゲーム内でのやり取りを可能にする機能です。購入情報を共有する仕組みではないため、Xbox版を持っていてもPC版のゲームプレイ権が付与されるわけではありません。
Xbox Play Anywhere非対応の影響
Dead by DaylightがXbox Play Anywhere非対応であるという事実は、ライセンス問題の根幹をなすポイントです。下記に、Xbox Play Anywhere対応タイトルと非対応タイトルの違いを、簡単に表にまとめました。
項目 | Xbox Play Anywhere対応 | 非対応 |
---|---|---|
購入形態 | Xbox版を買えばPC版も無料 | プラットフォームごとに別途購入が必要 |
セーブデータや実績の共有 | XboxとWindows 10/11間で共有可能 | 基本的には共有不可 |
ダウンロード | XboxまたはWindows 10/11のいずれからでも可能 | 各プラットフォーム別にダウンロードが必要 |
対応タイトル確認 | Microsoft公式サイトで簡単に確認 | 公式サイトに掲載されないため確認不可 |
代表的な例 (一例) | Forza Horizon 4, Gears 5 など | Dead by Daylight, Skyrim など |
Dead by Daylightは右列の「非対応」のケースに当てはまります。そのため、すでにXbox版を持っていても、PC版を遊びたい場合は別途購入が発生するのが一般的です。
クロスプレイとクロスプログレッション
Dead by Daylightはクロスプレイ自体は充実しており、XboxプレイヤーとPCプレイヤーが一緒にマッチングして遊ぶことが可能です。ただし、クロスプログレッション(異なるプラットフォーム間でアカウントデータを同期する機能)は限定的に導入されています。Steam版とEpic Games版など、一部プラットフォーム間ではアカウントの移行ができるものの、Xbox版とPC版の間では進行状況やキャラクターのレベル、所有しているスキンなどの共有ができないケースもあります。
この点でも、Xbox版の進行データをPC版にそのまま引き継ぐのは困難です。たとえクロスプレイでフレンドと一緒に遊べたとしても、ライセンスとゲーム内データはそれぞれ別管理になっていることを理解しておく必要があります。
Xbox Play Anywhereの仕組み
Xbox Play Anywhereとは、Microsoftが提供するクロスプラットフォーム環境を活用するサービスです。購入したゲームをXboxとWindows 10/11の両方で追加費用なしにダウンロードして遊べるほか、セーブデータや実績も共有できるのが大きなメリットです。対象タイトルは随時拡大していますが、まだすべてのゲームが対応しているわけではなく、Dead by Daylightのように大人気であっても対象外になる場合があります。
対応タイトル一覧
Xbox Play Anywhereの対応タイトルは、以下の公式サイトで簡単に確認できます。
Xbox Play Anywhere公式サイト
本サイトでは、ForzaシリーズやGearsシリーズ、Haloシリーズなど、Microsoftのファーストパーティー作品が中心にラインナップされています。今後も対応タイトルが増える可能性はありますが、Dead by Daylightが対応タイトルになる見込みは公表されていません。
公式サイトでの確認方法
Xbox Play Anywhere公式サイトを訪問すると、対応タイトルが一覧表示されます。タイトル名をクリックすると、ゲームの詳細ページに遷移し、XboxとWindows PCの両方でプレイできる旨が明確に記載されています。逆に言うと、ここに掲載されていないゲームは基本的に非対応だと考えて差し支えありません。
もし、「対応しているかどうか微妙」「公式サイトに見当たらない」という場合は、XboxもしくはMicrosoft Storeのページの製品情報をチェックすると、“Xbox Play Anywhere”のタグがついているかどうかで確認できます。
PC版をプレイする方法
Dead by DaylightをPCで楽しみたい場合、いくつかの選択肢があります。代表的なプラットフォームとしてはMicrosoft Store、Steam、Epic Games Storeなどがありますが、それぞれで微妙に特典や価格が異なる場合があるため、好みやセールのタイミングによって最適な選択が変わります。
Microsoft Storeでの購入
Xbox版と同じMicrosoftアカウントを利用できるため、一見するとXbox版を持っていれば追加料金なしでプレイできるかのように錯覚しがちです。しかし、前述のとおりXbox Play Anywhereに非対応のため、Microsoft Store経由で購入し直す必要があります。メリットとしては、Windowsシステムとの親和性が高く、インストールやアップデートの管理が比較的スムーズな点が挙げられます。
購入後はMicrosoft StoreのライブラリにDead by Daylightが追加され、Xboxアプリを通じてもインストールや起動が可能になります。ただし、Xbox版のセーブデータや課金要素がそのまま適用されるわけではないので注意が必要です。
SteamやEpic Games Storeなどのプラットフォーム
PCゲーマーにとっては、SteamやEpic Games Storeなどのゲーム配信プラットフォームで購入するのが一般的な選択肢かもしれません。これらのストアではセールが頻繁に実施されており、タイミングが合えばお得な価格でDead by Daylightを手に入れることができます。
また、コミュニティ機能やワークショップなどが充実しているため、フレンドとの交流や実績解除など、より深くゲームを楽しみたい人にとってはメリットが大きいです。特にSteam版はユーザーレビューやコミュニティガイドが豊富で、初心者がプレイのコツをつかむための情報を得やすい点が魅力です。
具体的なトラブルシューティング
「Xbox版を持っているのに、PC版で購入しろと表示される」という事態に直面した場合、以下のステップを確認してみましょう。
- Xbox Play Anywhere対応かの確認
前述のXbox公式サイトやMicrosoft StoreのページでDead by DaylightがXbox Play Anywhere対応かどうかを再チェックします。非対応であれば、改めて購入が必要となります。 - Microsoft Storeでのログイン状況を確認
PC版で同じMicrosoftアカウントにログインしているかをチェックします。違うアカウントを使っていると、所有権が認識されない場合があります。ただし、Dead by DaylightについてはXbox Play Anywhere非対応のため、正しいアカウントであっても再購入が求められるケースが大半です。 - クロスプレイ設定を再確認
Dead by Daylightのクロスプレイオプションはゲーム内設定から有効/無効を切り替えできます。クロスプレイをONにすることで、Xboxのフレンドともマッチングが可能になりますが、あくまでプレイ環境を共有できるだけで、ゲームの所有ライセンスまでは共有されません。 - サポートへの問い合わせ
万が一、購入状況に誤りがあると感じる場合は、Microsoft StoreやDead by Daylightの公式サポートへ問い合わせることを検討しましょう。ただし、多くのケースでは「Xbox Play Anywhere非対応が原因」であると案内されるはずです。
購入前にチェックしたいポイント
実際にPC版を購入するかどうか迷っている方は、以下の点をよく検討してみると良いでしょう。
ゲーム内課金や追加DLCの扱い
Dead by Daylightではさまざまな追加コンテンツやスキン、DLCチャプターが販売されています。Xbox版ですでに購入したDLCがPC版でも使用できるのか疑問を抱く方も多いですが、基本的にはプラットフォームごとに別々の購入扱いとなります。ただし、アカウント連携をサポートしている特定のコラボスキンなどは、クロスプログレッションの対象となっているケースもあるため、運営の最新情報をチェックしましょう。
ゲームパフォーマンスの違い
PC版でプレイする際の大きなメリットは、グラフィック設定やフレームレートを自由に調整できる点です。高性能なゲーミングPCを使っている場合は、Xbox版よりも美しい映像や安定したフレームレートが期待できます。一方で、必要なハードウェアスペックも上がるため、パソコンの性能が足りているかどうかを事前に確認しておくことが重要です。
操作感とコントローラの選択
Xbox版になじみがあるプレイヤーであれば、PC版でもXboxコントローラを使用するとスムーズに操作できます。キーボードとマウスの操作にも慣れるとエイムや細かい動作がしやすいという意見も多いため、自分のプレイスタイルに合った操作方法を試してみましょう。Dead by Daylightでは細かい音の方向を聞き取る必要も多く、ヘッドセットやサウンド環境にもこだわると没入感が高まります。
便利なコマンド例
ここでは、Microsoft StoreアプリやXboxアプリをインストールしているユーザー向けに、簡単なPowerShellコマンド例を紹介します。これはDead by Daylightのパッケージ情報を検索して、インストール状況やバージョンなどを調べたいときに使えるかもしれません。
# インストール済みのアプリケーションを一覧化し、Dead by Daylight関連をフィルター
Get-AppxPackage | Where-Object { $_.Name -like "*DeadbyDaylight*" }
実行後、Dead by Daylightのパッケージ名やVersion情報が表示されれば、Microsoft Store経由でインストールされていることが確認できます。もし何も表示されない場合は、そもそもMicrosoft Store上でDead by Daylightがインストールされていない可能性が高いと言えます。
まとめ
Dead by Daylightは人気の非対称型ホラーゲームであり、クロスプレイを通じてXboxとPCのプレイヤーが一緒にマッチングして遊べるというメリットがあります。しかし、Xbox Play Anywhereに非対応であるがゆえに、Xbox版を所有していてもPC版をプレイする際には再購入が必要です。
クロスプレイ機能と購入ライセンスは別物として切り分けて考える必要があるため、購入を検討する前に自分の環境やプレイスタイルに合った形で遊べるかどうかをしっかり確認しましょう。Microsoft StoreやSteam、Epic Games Storeなど、購入先によって価格やセール時期が異なるため、お得に手に入れるチャンスを狙ってみるのもおすすめです。
Dead by Daylightの魅力はそのゲーム性はもちろん、今後も多くのアップデートやコラボイベントが控えている点にもあります。もしPC版を手に入れるのであれば、自分の好みに合わせた最適なプラットフォームを選び、より臨場感のあるホラー体験を楽しんでみてください。
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