Dirt 5でPC版スプリットスクリーンを楽しむ設定方法とGame Passの契約ポイント

新しいレースゲームのDirt 5は、家族や友人と一緒にスリリングなレースを楽しめるスプリットスクリーン機能が魅力です。しかし、PC版のGame Pass環境だと複数のユーザーアカウントを設定する手順がやや複雑で、困っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、その具体的な方法から注意点、さらにオフライン・オンラインプレイ時のポイントまで徹底的に解説していきます。

スプリットスクリーンを楽しむために必要なポイント

Dirt 5のスプリットスクリーン機能を活用するには、まず「複数ユーザーが同一PCで認識される」状態を作らなくてはいけません。Xboxコンソールでは自然と用意されているゲストアカウント機能も、PC版では一手間かかることがあります。そこでポイントは主に以下の3つです。

  1. ゲストアカウントまたは家族用Microsoftアカウントの作成
  2. コントローラーの複数台接続とユーザー割り当て
  3. Dirt 5内でスプリットスクリーンを起動するための手順

これらを押さえることで、Game Pass契約者が1人でもローカル協力プレイ(オフライン)を楽しむことが可能になります。

ゲストアカウントや追加アカウントの作成方法

PC版で複数ユーザーを認識させるには、「Windowsのユーザーアカウント」と「Xbox(Microsoft)アカウント」の両方を検討する必要があります。最もシンプルなのは、家族用に別のMicrosoftアカウントを用意し、Windowsに複数のユーザーアカウントを設定したうえで、Xboxアプリもそれぞれのアカウントでサインインする方法です。

Windows側で別ユーザーアカウントを作成する手順

  1. Windowsの設定を開く
    スタートメニューから「設定」→「アカウント」を選択します。
  2. 「家族とその他ユーザー」を選択
    「その他のユーザーをこのPCに追加する」をクリックして新しいユーザーを作成します。
  3. Microsoftアカウントまたはローカルアカウントの選択
    ご家族が普段使用しているMicrosoftアカウントがある場合はそれを使うと便利です。ない場合、ローカルアカウントとして作成し後からMicrosoftアカウントを関連付けることも可能です。

もしコマンドプロンプトを使って素早くユーザーを追加したい場合は、以下のようなコマンドが参考になります。

net user "GuestPlayer" "任意のパスワード" /add
net localgroup administrators "GuestPlayer" /add

上記では「GuestPlayer」という名前のアカウントが作成されます。ただし、管理者権限を付与するかは環境によりますので、必要に応じてグループ追加を検討してください。

Xboxのゲストアカウント活用に関する注意

Xboxコンソール向けには「ゲストアカウント」の機能が公式に提供されていますが、PC版で同等に動作するとは限りません。公式ドキュメント(英語)では一部の設定手順が示されていますが、実際にはWindowsのユーザーアカウント管理とXboxアプリの連携が必要となるケースが多いです。うまくいかない場合は家族用アカウントを複数作成するのが確実な方法です。

ゲストアカウントでうまくいかない例

  • Windows 11やWindows 10の最新バージョンでは、デフォルトのゲストアカウント機能が無効化されている場合がある
  • そもそもXboxアプリ側がゲストアカウントを認識しないケースが多い

そのため、家族用に普通のMicrosoftアカウントを作成し、Windowsユーザーとしてログイン→Xboxアプリにサインインするという手順のほうがスムーズにスプリットスクリーンが動作する可能性が高いです。

コントローラーの設定方法と割り当て

スプリットスクリーンを有効にするためには、当然ながらコントローラーが2台以上必要になります。さらに、各コントローラーが別々のアカウントと紐づいていることが重要です。ここが意外と見落としがちなポイントなので、丁寧に確認しましょう。

複数のコントローラーを接続する際のチェックリスト

項目チェック内容
コントローラーの種類Xbox純正、または互換性のあるワイヤレス/有線コントローラー
接続方法Bluetooth、USB、専用ドングルなど
Windows側で認識されているか「デバイス マネージャー」や「Bluetoothとその他のデバイスの設定」で確認
Xboxアプリ・ゲーム内でプロフィール割り当て各コントローラーに別アカウントが紐づいているかを確認

特に、Bluetooth接続ではペアリングがうまく行っているか確認が必要です。USBケーブルでの有線接続に比べてトラブルシュートが多い場合もあります。最初は有線で2台とも繋いでテストするのがおすすめです。

Xboxアクセサリ アプリを活用する

Xboxコントローラーをカスタマイズしたり、ファームウェアを更新したりするには、Microsoft Storeからダウンロードできる「Xboxアクセサリ アプリ」が便利です。もしコントローラーが認識されなかったりボタン割り当てがうまくいかない場合は、以下の手順を試してみましょう。

  1. Microsoft Storeから「Xboxアクセサリ アプリ」をインストール
  2. コントローラーを接続してアプリを起動
  3. ファームウェアの更新、ボタン割り当てなどを確認
  4. 正常に認識されれば、Dirt 5などゲーム内でのコントローラー操作も安定しやすい

Dirt 5でのスプリットスクリーン起動方法

Dirt 5を起動して、2台目のコントローラー(かつ別のユーザープロフィール)を参加させる手順を簡単にまとめると、以下のようになります。

  1. Dirt 5を起動
    Game Passを契約しているメインアカウントでサインインし、Dirt 5を起動します。
  2. メインメニュー画面で2台目のコントローラーから操作
    Xboxコントローラーの場合、「Viewボタン(□が2つ重なったボタン)」か「Menuボタン(≡ボタン)」を押してプロフィール選択画面を表示します。
  3. 2人目のユーザーを選択
    すでにWindows上で追加済みのMicrosoftアカウントやゲストアカウントが表示されるはずです。1人目と異なるアカウントを選択します。
  4. 確認メッセージが表示されれば成功
    ゲーム上で「2人目が参加しました」といったメッセージが表示されたら、無事にコントローラーが割り当てられています。
  5. モードを選んでスプリットスクリーンを開始
    Arcade → Freeplayなど、スプリットスクリーンに対応しているモードを選択してレースを開始しましょう。

もし2人目を登録できない、あるいはプロフィール選択画面でエラーが出るときは、ゲームを一度終了し、2台目アカウントでもXboxアプリにサインインしたうえで再度ゲームを起動してみてください。

Game Pass契約は何人分必要?

Dirt 5をオフラインでスプリットスクリーン対戦するのであれば、多くのケースでGame Pass契約は1人分で問題ありません。つまり、メインアカウント(契約者)がダウンロードしたDirt 5を、別のアカウントが利用する形でもローカルであれば可能なことが多いです。ただし、以下のような場合は注意が必要です。

  • オンラインマルチプレイ:各ユーザーでXbox Live GoldやGame Pass Ultimateなどが必要になる場合がある
  • クラウドセーブ機能を別々に使いたい:それぞれのアカウントで進行状況を管理したい場合、Game Pass契約が必要になるケースもある(タイトルによる)
  • Game Passの同時利用規約:同じMicrosoftアカウントを異なるPCで同時使用するのは規約違反の場合がある

基本的に「ローカル協力プレイ(オフライン)」の場合は、1アカウントの契約だけで楽しめることが多いので、まずは1契約分で試してみましょう。

オフラインでの家族プレイに向いている理由

Dirt 5は華やかなグラフィック演出や派手な演出が特徴です。お子さまや友人とプレイするときも、覚えやすい操作でレースにすぐ馴染めます。オフライン環境で家族プレイをする利点は以下の通りです。

  • 気軽に参加できる:アカウント登録の手順さえ整えておけば、インターネット接続の有無に左右されません。
  • 通信ラグの心配がない:ローカルで完結するので、オンライン特有の遅延トラブルも少ないです。
  • 年齢制限を管理しやすい:お子さまのアカウントにペアレンタルコントロールを設定すれば、必要に応じてプレイ時間やアクセス権限を管理できます。

よくあるトラブルシュート

スプリットスクリーンがうまく起動しない場合や、2台目のコントローラーが認識されない場合など、ありがちなトラブルと解決策を紹介します。

トラブル1:2台目のアカウントが選択画面に表示されない

  • 解決策
  1. Windowsに新規ユーザーを追加したあと、Xboxアプリにもサインインしたか確認
  2. メインアカウントでDirt 5を起動する前に、2台目アカウントでもXboxアプリを起動してみる
  3. Xboxコンソール用の手順と混同しないように注意

トラブル2:コントローラーが1台目と同じアカウントに割り当てられてしまう

  • 解決策
  1. コントローラーを接続し直して、Windowsが正しくデバイスを認識しているか確認
  2. Xboxアクセサリアプリなどでファームウェアを更新
  3. 2台目アカウントのサインイン状態を常にオンにしておく

トラブル3:オフラインでのプレイにも関わらず、ライセンスエラーが出る

  • 解決策
  1. メインアカウントのGame Pass契約状況が切れていないか確認
  2. Windowsのアカウントで「このデバイスをオフラインで使えるようにする」が有効かチェック
  3. ゲームを起動するPCを「オフラインプレイが可能なデバイス」に設定しておく(Microsoftアカウント管理ページ)

オンラインプレイをしたい場合はどうなる?

スプリットスクリーンでオンライン対戦を行いたい場合、2つのシチュエーションが考えられます。

  1. 同時に2アカウントでオンラインマルチプレイに参加する
  • 多くのタイトルでは、Xbox Live Gold(もしくはGame Pass Ultimate)をアカウントごとに用意する必要があります。
  • Dirt 5の場合も、オンライン対戦や共有機能を個別に使いたいのであれば、それぞれのアカウントが有効なサブスクリプションを所持している必要がある場合があります。
  1. 1人目がオンラインに接続し、2人目はローカルで参加する
  • ゲームによっては対応しているものとそうでないものがあります。Dirt 5ではローカルでのスプリットスクリーン+オンラインが同時に可能かどうか、公式フォーラムやコミュニティで情報が得られることがありますので、事前に確認しておきましょう。

スプリットスクリーンで2人プレイをするときのおすすめ設定

Dirt 5は派手なエフェクトとリアルな物理演算が特徴ですが、PCによっては2画面での処理負荷が高くなることがあります。快適なプレイのために、グラフィック設定を見直してみるのも一つの手です。

具体的な設定例

  • 解像度:フルHD(1920×1080)よりも少し下げる
  • 画質プリセット:中〜高設定を目安に、フレームレートを60fps以上保てるように調整
  • 垂直同期(V-Sync):画面のテアリングが気になるならオンにするが、フレームレートに余裕がない場合はオフも検討
  • モーションブラー:苦手な方はオフにすると見やすくなる

これらの設定は、ゲーム内の「オプション」や「ビデオ設定」メニューで切り替えが可能です。

まとめ

複数人でDirt 5を楽しむためのスプリットスクリーン機能は、PC版でもしっかり活用できます。ただし、Xboxコンソールとは違い、ゲストアカウントやユーザープロフィール周りの設定が多少複雑になりがちです。スムーズにプレイするためのポイントを再掲すると以下の通りです。

  1. WindowsユーザーアカウントやMicrosoftアカウントを複数用意する
  2. 各コントローラーが別々のアカウントに割り当てられているかを確認
  3. Dirt 5起動後、2人目コントローラーで別アカウントを選択して参加
  4. オフラインのローカルプレイであればGame Pass契約は1人分でOKが多い
  5. オンライン機能を使う場合は、追加の契約が必要になる場合がある

これらを押さえておけば、ご家族や友人とワイワイ盛り上がるオフラインレースが実現できます。迫力あるダートトラックを駆け抜け、派手なアリーナレースやオフロードバトルを大画面に映し出して楽しんでみてください。

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