PCでお気に入りのゲームを遊べるかどうかは、ゲーマーにとって非常に大きなポイントです。特に、Far Cry 6のような人気タイトルがPCのXboxアプリ(Game Pass)を通して楽しめるのかは多くの方が気にしているところでしょう。そこで今回は、Far Cry 6とGame Passの関係性や、Ubisoft Connectとの連携方法など、具体的なステップを交えながら詳しく解説していきます。
Far Cry 6をPC版Game Passでプレイできるのか? まずは基本情報を整理
Far Cry 6はUbisoftが開発・販売するアクションアドベンチャーゲームの人気シリーズ最新作です。豊かな自然環境や美麗なグラフィック、そして自由度の高いゲームプレイが魅力で、多くのプラットフォーム向けに発売されています。Xbox Series X|SやXbox Oneをはじめ、PlayStation、PC版(Ubisoft Connect / Epic Gamesストアなど)でも展開されています。
しかし、Xboxアプリを使ってPCでプレイする場合は、「Xbox Game Pass for PC」または「Game Pass Ultimate」への加入状況や、Ubisoft Connectとの連携状況が大きく影響します。ここでは、Far Cry 6がPC版Game Passに対応しているのかどうかを中心に、その背景とチェックポイントを紹介していきます。
コンソール版とPC版Game Passの違い
Microsoftが提供するGame Passにはいくつかのラインナップがあります。代表的なのは以下のようなものです。
- Game Pass for Console (Xbox向け)
- Game Pass for PC (Windows向け)
- Game Pass Ultimate (Xbox + PC + クラウドゲームを包括)
このうち、Far Cry 6が「コンソール版Game Pass」に含まれていたとしても、「PC版Game Pass」や「Game Pass Ultimate」で同じようにプレイできるとは限りません。特にUbisoftタイトルでは、PC版とコンソール版で提供時期や提供形態が異なることも珍しくないため、必ずしも両方のプラットフォームで同時にプレイ可能になるわけではない点に注意が必要です。
Ubisoft+との混同に注意
Ubisoftは独自のサブスクリプションサービス「Ubisoft+」も運営しています。Ubisoft+に加入すると、同社の多くのタイトルを追加費用なしでプレイできるようになりますが、これとGame Passは別サービスです。最近ではUbisoft+がXboxプラットフォームでも利用可能になりましたが、だからといってGame PassでUbisoftタイトルが自動的にプレイできるわけではありません。
また、Xboxアプリ上で「Ubisoft Connectの拡張機能」を使う場合には、Ubisoft+のライセンスや連携状態などを確認しなければならないこともあるので、後述の手順とあわせて要チェックです。
PCでFar Cry 6を遊ぶための準備手順
ここからは、実際に「Far Cry 6をPC版Xboxアプリからインストールできるようにするための手順」を解説していきます。あくまでも「PC版Game Passに正式対応していること」が前提となりますが、正式対応していない場合でもUbisoft Connectや他ストア経由でFar Cry 6を購入したい方にも役立つ知識をまとめています。
ステップ1:Ubisoft Connect PCアプリをインストールする
Far Cry 6のPC版をプレイするには、基本的にUbisoft Connectアプリが必要となります。Xboxアプリを経由していても、Ubisoft Connect連携が必須のケースが多いため、以下の手順でまずはUbisoft Connectを用意しておきましょう。
- 公式ダウンロードページからUbisoft Connectアプリをダウンロード
- ダウンロードしたインストーラーを起動し、画面の指示に従ってインストールを実行
- インストール完了後、アプリを立ち上げてUbisoftアカウントでログイン
Ubisoft Connectは、いわば「Ubisoftゲーム専用のライブラリ兼コミュニティ&DRMツール」のような存在です。Far Cryシリーズをはじめ、Assassin’s CreedシリーズやTom Clancyシリーズなど、Ubisoftの大作をPCでプレイするときに必須となることが多いので、早めにインストールしておくと便利です。
ステップ2:MicrosoftアカウントとUbisoftアカウントを連携する
Xboxアプリ(Game Pass)とUbisoft Connectアプリを連動させるには、MicrosoftアカウントとUbisoftアカウントをリンクする作業が必要です。具体的には、以下のような手順となります。
- Ubisoft Connectアプリ、またはUbisoftの公式サイトでUbisoftアカウントにログイン
- Ubisoftアカウント管理ページに移動
- 「アカウントの連携」や「アカウントリンク」などの項目からMicrosoftアカウントを選択
- 表示される指示に従い、Microsoftアカウントへのサインインや許可を行う
この手順を完了すると、UbisoftアカウントとXbox(Microsoft)アカウントが相互に情報をやり取りできるようになります。特にUbisoft Connect側から見て、Xboxアプリを経由したゲームの認証をスムーズに行えるようになるので、事前にやっておくことを強くおすすめします。
ステップ3:Xboxアプリ上でUbisoft Connect拡張機能を有効化
続いて、PCのXboxアプリにおける拡張機能設定も確認しておきましょう。通常は自動的に有効になっている場合が多いですが、何らかの理由で拡張機能がオフになっていると、ゲームのインストールが正常に行えないことがあります。
- Xboxアプリを起動し、画面右上にあるプロフィールアイコンをクリック
- 「設定」を選択
- 左側のメニューから「拡張機能」を選び、「Ubisoft Connect PC」の状態をチェック
- 「停止中」などになっていたら「開始」や「有効」といったアクションを選択
この拡張機能は、UbisoftタイトルをXboxアプリから呼び出す際のブリッジとして機能します。万が一有効になっていないと、ゲームの購入状態やライセンス情報を反映できずに「インストール失敗」や「コンテンツの読み込みに失敗しました」と表示されるケースがあるのです。
エラーコードの一例
例えばXboxアプリ上で以下のようなメッセージやコードが表示される場合は、拡張機能または連携が適切に行われていないことが多いです。
- 0x80073CFC
- 0x80073D0B
- 0x000001F7 など
こうしたエラーが出ている時は、まず拡張機能の状況確認やアカウント連携を見直すと解決する可能性が高まります。
PC Game Passとの対応状況を確認する
Far Cry 6がPC Game Passに含まれているかどうかは、地域や時期によっても変わってきます。タイミングによっては「コンソール版は配信されているのにPC版はまだ未対応」というケースもあり得ます。特に新作や大型タイトルにおいては、配信プラットフォームの拡充が段階的に行われることがあるので注意しましょう。
公式サイトやアプリ上でラインナップを確認
Game Passのラインナップは、公式サイトやXboxアプリ内の「Game Pass」タブで確認できます。しかし、ときにはストアに表示されていても「購入オプション」のみがアクティブで、Game Passとしては提供されていないケースもあるため、下記のような二重チェックが必要です。
- Xboxアプリの「Game Pass」タブを開く
- 検索バーで「Far Cry 6」と入力
- 「Game Passでプレイ可能」または「インストール」と表示されるかどうかを確認
- もし「購入」ボタンのみで「Game Pass」の項目がない場合は未対応の可能性大
また、Xbox公式サイトやGame Passの公式一覧ページでも「PC対応」「コンソール対応」のタグがゲームタイトルごとに表示されているので、こちらもあわせてチェックすると確実です。
表:PC Game PassとConsole Game Passの対象タイトル比較
以下はあくまでも例示的な表ですが、実際にどのタイトルがどのプラットフォームに対応しているかを確認する際の参考になります。
タイトル | Console Game Pass | PC Game Pass | 備考 |
---|---|---|---|
Far Cry 6 | ○(例) | ×(例) | 地域や時期によって異なる可能性あり |
Assassin’s Creed | ○ | ○ | 一部タイトルは同時配信 |
Halo Infinite | ○ | ○ | Microsoftスタジオ作品のため大抵同時配信 |
Forza Horizon 5 | ○ | ○ | Microsoftスタジオ作品 |
Rainbow Six Siege | ○ | ○ | Ubisoftタイトル、タイミングで異なる |
Starfield | ○ | ○ | Bethesdaタイトル、リリース日から同時配信 |
上記のように、Ubisoftタイトルは作品ごとに配信開始時期や対応プラットフォームが異なる場合が多いため、事前の確認が不可欠です。
インストールがうまくいかない場合のトラブルシュート
「ゲームが表示されない」「インストールボタンがクリックできない」「エラーが出る」などの問題が発生した場合、以下の手順を試してみると解決することがあります。
1. Windowsアップデートを実施
Windowsのバージョンが古いと、XboxアプリやUbisoft Connectが最新機能に対応しておらず、ゲームが正常に動作しないケースがあります。Windowsアップデートを行い、すべての更新プログラムを適用したうえでPCを再起動しましょう。
2. XboxアプリとUbisoft Connectアプリの再インストール
アプリ側の不具合や破損ファイルが原因となることもあります。以下の手順で再インストールを行い、トラブルを回避できることがあります。
- コントロールパネルやWindowsのアプリ管理画面から、XboxアプリとUbisoft Connectアプリをアンインストール
- 最新版のXboxアプリをMicrosoftストアから再インストール
- Ubisoft Connectアプリを公式サイトから再度ダウンロードしてインストール
3. サブスクリプションのプランを再確認
「Game Pass Ultimate」に加入していると思っていたが実は「Console Game Pass」のみ、というように契約内容に齟齬があるとPC版ではプレイできません。自分が契約しているプランを再度確認し、必要に応じてアップグレードすることも視野に入れましょう。
4. Ubisoft+のライセンスを確認
Ubisoft+に加入している場合、そちらのライセンスでFar Cry 6をダウンロード&プレイできるケースもあります。しかし、XboxアプリとUbisoft Connectが連携していないと、サブスクリプションが反映されずゲームが見つからない場合があります。契約中のプランがPC対応かどうかも含めて要チェックです。
Far Cry 6をPCで遊ぶメリットと注意点
実際にFar Cry 6をPCでプレイする場合、グラフィックのカスタマイズやフレームレートの向上など、多くのメリットがあります。一方で、コンソールと比べると環境構築や設定にやや手間がかかる部分もあるので、ここではPCプレイ特有のメリットと注意点を整理します。
PCならではのカスタマイズ性
- 解像度やフレームレートの自由度
PCなら、使用しているGPUの性能に応じて解像度やFPSを調整可能。より高画質でぬるぬる動くゲーム体験を得られます。 - MOD対応の可能性
公式にサポートされていない場合も多いですが、コミュニティによってはMODが作られることも。スキンやUIのカスタマイズでより個性的なプレイが楽しめる場合があります。 - キーボード&マウス、コントローラー両対応
FPS系のゲームではキーボード&マウス操作を好むプレイヤーも多く、精密なエイミングがしやすいのが利点です。逆にコンソールに近い操作感を求めるなら、Xboxコントローラーをそのまま使用できます。
PC版特有の注意点
- 動作環境の確保
Far Cry 6はグラフィックリソースを多く消費するため、推奨スペック以上のPCでプレイするのがおすすめです。ストレージ容量も大きいため、HDDではなくSSDを使うとロード時間の短縮が期待できます。 - ネットワーク設定
マルチプレイやオンライン要素を楽しむには、ポート開放やファイアウォール設定などを見直す必要があるかもしれません。ルーターのUPnP機能が正常に動作しているか、VPNなどを使用している場合は接続先の設定を確認するとよいでしょう。 - トラブル発生時の自己解決力
コンソールの場合は基本的にハードウェアが統一されているため、ゲームが動作しない場合の対処も比較的シンプルです。しかしPCはユーザーごとに環境が異なるため、ドライバのアップデートやOS設定の見直しなど、トラブルシューティングに時間がかかることも珍しくありません。
よくある質問:FAQ形式で疑問を解決
最後に、Far Cry 6をPC版Xboxアプリ経由で遊ぶ際によくある質問をまとめてみました。疑問点があれば、ここでチェックしてみてください。
Q1. 「コンテンツの読み込みに失敗しました」と表示されるのはなぜ?
A. Ubisoft ConnectやMicrosoftアカウントの連携が不完全だったり、Xboxアプリの拡張機能が無効になっている可能性があります。先述の手順を確認し、連携作業をもう一度やり直すのがポイントです。
Q2. 以前はプレイできていたのに、急に表示されなくなった
A. UbisoftタイトルがGame Passのラインナップから外れてしまったケースや、サブスクリプション更新が切れてしまったケースが考えられます。まずは自分の契約プランとGame Passの最新ラインナップを再確認しましょう。
Q3. DLCやシーズンパスの扱いはどうなる?
A. Game Passでタイトル本編が提供されていても、DLCやシーズンパスまで無料で提供されるとは限りません。Far Cry 6の場合も、追加ストーリーやコスメティックアイテムは別途購入が必要な場合が大半です。Ubisoft Connect内でDLCを購入するか、Ubisoft+に加入すると特典として利用できる場合もあるので、必要に応じて確認してください。
Q4. コンソール版のセーブデータとPC版でクロスセーブはできる?
A. Far Cry 6ではUbisoftアカウントを通じたクロスセーブ機能がある程度サポートされています。詳細はゲーム内の設定や公式サイトを参照する必要がありますが、同じUbisoftアカウントでログインしていれば、進行状況を引き継げる場合があります。ただし一部の要素が制限される可能性もあるので注意してください。
まとめ:まずはサブスクリプション契約と連携設定をチェック
Far Cry 6をPCのXboxアプリ(Game Pass)経由で遊べるかどうかは、次のポイントに左右されます。
- 契約プランの内容
- コンソール版のみ対応していてPC版は含まれていない場合、Xboxアプリからは利用できません。Game Pass Ultimateだからといって、すべてのUbisoftタイトルがPC対応というわけでもないため要注意です。
- Ubisoft Connectとの連携状態
- Ubisoft Connectアプリのインストール、Microsoftアカウントとの連携、Xboxアプリ拡張機能の有効化が正しく行われていないと、インストールが失敗したりゲームが検出されない原因になります。
- Ubisoft+の有無
- Ubisoft+に加入している場合でも、ゲームがプレイ可能になるのはあくまで「対応プラットフォーム」であることが条件です。PC版も含まれているプランならXboxアプリと連携してプレイできる可能性があります。
結論として、現時点でFar Cry 6がPC Game Passに正式対応していないのであれば、Xboxアプリ上で「コンテンツの読み込みに失敗しました」というエラーが出続ける場合は、不具合ではなく「そもそもPC向けにはGame Passの枠内で提供されていない」可能性が濃厚です。その場合は、Ubisoft ConnectやEpic Gamesストアなど、別のプラットフォームでの購入を検討する必要があります。一方で、今後UbisoftとMicrosoftが協力してラインナップを拡充する可能性もゼロではありません。そのため、こまめに公式情報をチェックしたり、Ubisoft+の加入を検討してみるのも一つの手段と言えるでしょう。
Game Passは日々新しいタイトルが追加されたり、逆に古いタイトルが外れていく動きが続いているため、欲しいゲームがラインナップ入りしているかどうかは常に最新情報を確認することが肝要です。Ubisoftタイトルの場合は発表が突然なされることもあるため、公式サイトやコミュニティでのアナウンスをこまめにウォッチしておきましょう。
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