PS4版のGROUNDEDを遊んでいて、クロスプレイを有効にしようとした際にMicrosoftアカウントの連携エラーが出ると、一気に楽しみが削がれてしまいますよね。スムーズに友人や仲間と遊びたいところですが、何らかの不具合や設定上のトラブルが発生する場合があります。そこで本記事では、エラーの原因や具体的な対策、さらに公式のアナウンス状況などを踏まえて、できるだけ早く問題を解消するためのヒントをまとめました。
GROUNDED(PS4版)とMicrosoftアカウントの連携エラーとは?
GROUNDEDは、小さなキャラクターたちが巨大化した庭を舞台にサバイバルを繰り広げるユニークなアクションアドベンチャーゲームです。もともとはXboxやPC向けにリリースされていたこともあり、クロスプレイ機能を活用できるのが魅力の一つと言えます。しかし、PS4版が登場してからは、一部のユーザーの間で「Microsoftアカウントと連携できない」「エラーが出てクロスプレイを有効にできない」という問題が報告されています。
このエラーを具体的に見ると、「The account you’re attempting to sign in with isn’t provisioned for this environment. Your application may not be configured correctly.」といったメッセージが表示されるケースが多いようです。直訳すると「この環境で使用する設定がなされていないアカウントです。アプリケーションが正しく構成されていない可能性があります」といった内容ですが、要するにGROUNDEDのPS4版からMicrosoftのサーバーへ正常に認証が行われていない状況と推察できます。
クロスプレイ時に起こるエラーの背景
クロスプレイを行うためには、GROUNDEDのデータをMicrosoftアカウントと紐づける必要があります。たとえば、PC版はMicrosoft StoreまたはXbox Game Passアプリなどを通じて行う場合が多く、Xbox版では当然ながらXboxアカウントと連携しています。しかし、PS4版の場合は本来PlayStation Networkアカウントをメインで使いますから、別途Microsoftアカウントをひもづけないとクロスプレイができない設計になっています。
こうした複雑な連携手順ゆえに、ゲーム側で対応が十分になされていなかったり、Microsoft側の認証サーバーとのやり取りがうまくいかないなどの原因が考えられます。また、公式からは「クロスプレイやマルチプレイ機能に不具合が発生している」ことを認識している旨のアナウンスがあり、修正パッチがリリースされるまでは解決が難しいケースも存在します。
公式アナウンスの概要
GROUNDED公式のSNSやフォーラムなどでは、以下のような情報が共有されている場合があります。
- 異なるプラットフォーム間でのマルチプレイ時に接続不具合が発生している
- Microsoftアカウントのリンクに失敗する事例を把握している
- 今後のアップデートやパッチで修正を予定している
実際にパッチがリリースされるまで待つしかない場面もあり、ユーザー側の操作だけで完全に解決できない可能性もあることを理解しておく必要があります。
連携エラーの原因と対処法
ここからは実際の対処方法について、いくつかのステップに分けて解説します。公式対応を待たねばならないケースもあるものの、ユーザー自身でチェックできるポイントは意外と多く、どこか一つでもうまくいけば問題が改善するかもしれません。
1. 公式の更新情報を待つ
最も基本的かつ重要なのが、公式の修正パッチやアップデート情報を待つことです。GROUNDEDの開発元であるObsidian Entertainmentや販売元の発表を定期的にチェックして、最新情報が公開されたらすぐにゲームをアップデートするようにしましょう。ゲーム起動時のパッチノート画面や公式SNS、フォーラムなどを確認すると、修正が加えられているかが把握できます。
更新情報の確認手順例
手順 | 内容 |
---|---|
1 | PS4を起動し、GROUNDEDのアイコン上でオプションボタンを押す |
2 | 「アップデートを確認する」を選択し、最新のバージョンがある場合はインストール |
3 | GROUNDEDの公式サイトやSNS(Twitter、フォーラムなど)をチェックし、既知の問題や修正パッチ情報を確認 |
4 | アップデート後、再度Microsoftアカウント連携を試す |
こうした基本的な手順を踏んでも改善しないときは、ほかの対処法も並行して実行すると良いでしょう。
2. アカウント情報の再確認
クロスプレイにはMicrosoftアカウントが必須となります。エラーが出る場合、以下のような点をまずはチェックしてみてください。
- メールアドレスやパスワードが正しいか
スペルミスや古いパスワードを使っていないか、慎重に確認してください。 - アカウントの有効性
ログインがブロックされている、またはアカウントが停止されている場合は別の端末やブラウザからログインを試し、警告などが出ないか確認。 - プロフィール設定や年齢制限の確認
Microsoftアカウントのプロフィールで年齢制限やプライバシー設定による制約がかかっていないかどうかも重要です。クロスプレイやオンライン機能に年齢制限があるゲームの場合、アカウント年齢が若いと制限がかかるケースが存在します。
また、Microsoftアカウントが認証済み(メールアドレスの確認や二段階認証の設定)になっているかを確かめてください。アカウント自体が有効であれば、外部ブラウザから公式のMicrosoftページにログインして「セキュリティ情報」や「プライバシー設定」を再度見直すと良いでしょう。
アカウント周りのトラブルシュート例
以下のコマンドはWindowsでDNSキャッシュをクリアする例です。XboxアプリやMicrosoft Storeとの通信がうまくいかない場合に効果があることがあります。
ipconfig /flushdns
このコマンドを管理者権限のコマンドプロンプトで実行するだけで、ローカルのDNSキャッシュがクリアされます。PS4自体には直接関係ありませんが、PC版とのクロスプレイを試す方が同じMicrosoftアカウントを利用している場合には、ネットワークの問題を切り分ける上で有効です。
3. ゲーム本体・PS4本体の更新
上述のアップデート確認はGROUNDEDに関してでしたが、PS4自体のシステムソフトウェアにもアップデートが存在している場合があります。古いバージョンのPS4システムソフトウェアを使用していると、ネットワーク関連やアカウント連携で予期せぬ不具合が起こることも少なくありません。
- PS4システムソフトウェアの更新
設定画面から「システムソフトウェアアップデート」を選択し、アップデートがあればインストールしましょう。 - 再起動・キャッシュクリア
PS4を再起動し、一時的なキャッシュがリセットされることで、正常に動作するケースもあります。
PS4本体のメンテナンス例
- PS4の電源を完全に切る
- 電源ケーブルを抜き、数分待つ
- ケーブルを差し込み、再度起動
- GROUNDEDを起動して連携を再試行
これだけでも一時的にネットワークがリセットされ、環境が改善することがあります。特にルーターやモデムと併せて電源を切り、再度つなぎ直す“電源コンセントリセット”を行うと、家庭内ネットワークがリフレッシュされるため、NATタイプやIPアドレスの再取得がスムーズになります。
4. サポートへの問い合わせ
公式側でも問題を認識している場合、ユーザー個別の症状を詳細に調べるためにサポートから追加の問い合わせを行う場合があります。何度試しても改善しないときは、カスタマーサポートに直接連絡し、下記の情報を提供できるようにしておくと話が早いでしょう。
- 使用しているPS4の型番・システムソフトウェアバージョン
- GROUNDEDのバージョン(パッチ番号)
- Microsoftアカウントの種類(個人用、組織アカウントなど)
- エラーが発生するタイミングや表示メッセージ
- クロスプレイを試す相手の環境(PC版、Xbox版など)
これらの情報を揃えておけば、サポート担当者が状況をより的確に把握できます。場合によっては、サーバー側の認証不具合やアカウント側の制限設定を解除してもらう必要があるかもしれません。
連携エラー対策のポイント
ここからは、細かいポイントや注意事項をさらに深掘りしていきます。単純に「公式アップデートを待つ」以外にも、ユーザーが試せることは意外と幅広く存在します。
クロスプレイにおける注意点
- 同じMicrosoftアカウントを複数人で共有しない
家族や友人とアカウントを共有してしまうと、同時にサインインできなかったり、エラーが発生したりします。 - 国・地域設定の確認
MicrosoftアカウントとPSNアカウントで地域が異なると、認証が弾かれる場合があります。 - LAN環境のNATタイプ
NATタイプが制限付きの場合、クロスプレイマッチングに失敗する恐れがあります。ルーター設定でUPnPを有効にしたり、ポート開放を検討すると良いでしょう。
ポート開放の例
GROUNDEDに限らず、多くのオンラインゲームでは以下のようなポートを使用することが多いです。
- UDP 88
- UDP 3074
- TCP 3074
ルーターの設定画面からポートフォワーディング(Port Forwarding)を設定し、PS4のIPアドレスに対して必要なポートを開放することで、オンライン接続が安定することがあります。各ルーターによって操作画面が異なるため、マニュアルや公式サイトを参照してください。
複数のデバイスでのログイン確認
同じMicrosoftアカウントをPCやスマホでログインしてみると問題なく使える場合でも、PS4上のGROUNDEDでだけエラーが発生するケースがあります。その場合は以下のように手順を踏んでみてください。
- PCやスマホのブラウザでMicrosoftアカウントにログインし、セキュリティ設定をチェック
- GROUNDEDが保持している連携情報をリセット
- PS4内のGROUNDED設定から、一度Microsoftアカウント連携を解除できるオプションがある場合は試す
- もう一度リンクコードを入力
- GROUNDED起動時に新しいリンクコードが発行されるはずなので、正確に入力する
リンクコードの入力ミスや、有効期限が切れたリンクコードを使用している可能性も否定できません。焦らず慎重に手順を確認してみましょう。
不具合が解消されない場合に考えられること
対策を色々試したにもかかわらず、どうしても解消されないケースも残念ながら存在します。これはユーザー自身の環境の問題だけでなく、GROUNDEDのサーバーやMicrosoft側のバックエンドに起因している可能性があるためです。
サーバー側の不具合
一時的なサーバーダウンやメンテナンスのタイミングでエラーが発生することもあります。公式サイトやSNSでサーバーステータスが報告されていないか確認し、もしメンテナンス中であれば待つしかありません。
地域による配信制限や時差
GROUNDEDのアップデートが地域によって時差を持って配信される場合があります。日本アカウントではまだ最新パッチが公開されていないのに、海外版ではすでにアップデートされているケースもあり、これがエラーに影響を与えている可能性も考慮してください。
一時的なワークアラウンド
パーティーチャットやボイスチャット、あるいはセーブデータの同期などが必要ない場合、ローカルマルチまたはローカルネットワークプレイ(同じLAN内でプレイ)を検討してみるのも一つの方法です。クロスプレイ自体は諦めざるを得ませんが、同じ場所に複数台のPS4やほかのプラットフォームがある場合は、LAN内対戦や協力プレイが成立する場合もあります。
まとめ
PS4版のGROUNDEDにおけるMicrosoftアカウント連携エラーは、公式が認識している不具合の可能性が高く、ユーザーだけの操作で必ずしも解決できるとは限りません。しかしながら、システムやゲーム本体のアップデート、アカウント情報の再確認、家庭内ネットワークの点検など、ユーザー自身で試せる項目は多岐にわたります。特に公式のアップデートやパッチで修正が行われるまでは、待機しつつ定期的に状況をチェックし、できる範囲での対処を行ってみてください。
もし長期間経っても問題が解決しないようであれば、サポートチームへの問い合わせを行い、必要な情報を詳細に共有することが大切です。これによって個別対応やアカウント周辺の問題解決がスピーディに進む可能性があります。
GROUNDEDはマルチプレイが非常に楽しいゲームですから、クロスプレイを活用できるようになれば一層広がりを持った体験が待っています。今回ご紹介した対策が、皆さんのゲーム環境を改善する一助となれば幸いです。
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