Microsoftストアで購入済みゲームがライブラリに表示されないときの対処法

一度購入したゲームがライブラリに表示されないと「せっかく買ったのにまた支払わなければならないのでは…」と不安になってしまいますよね。本記事では、Microsoftストアで購入済みのゲームが消えてしまう原因と、その解決方法について徹底的に解説していきます。ぜひ最後まで読んで、スムーズに再インストールできる環境を整えましょう。

Microsoftストアのゲームがライブラリに表示されない主な原因

Microsoftストアを利用していると、購入したはずのゲームがライブラリから消えてしまうことがあります。原因はいくつか考えられますが、代表的なのは以下のようなものです。

1. ライブラリ設定の誤り

ライブラリの表示設定が「インストール済みアプリのみ」に限定されていると、アンインストールしたゲームが一覧から消えてしまう場合があります。うっかりチェックボックスをオンにしたままにしていると、購入済みでも未インストール状態のゲームが隠れてしまうのです。

2. Microsoftアカウントの不一致

Microsoftストアでの購入は、Microsoftアカウントと連携して管理されます。そのため、購入時のアカウントと異なるアカウントでストアにサインインしていると、当然ながら購入履歴やライブラリにゲームが反映されません。意外と気づきにくいポイントなので要注意です。

3. ストアアプリの不具合やキャッシュの問題

Microsoftストアアプリ自体に不具合が生じている場合、あるいはストアのキャッシュが破損している場合には、正常にライブラリが読み込まれず、結果的にゲームが表示されなくなる可能性があります。

4. 購入履歴が反映されていない(サーバー側の問題)

稀に、Microsoftのサーバー側で購入履歴が正常に反映されないケースもあります。この場合はユーザー側の操作だけでは解決が難しく、公式サポートへの問い合わせが必要になるでしょう。

ライブラリに再度ゲームを表示させる具体的な解決策

ここからは、実際に購入済みのゲームがライブラリに表示されないときに役立つ対処法を順番に紹介していきます。初心者の方でもわかりやすいように手順を追って解説しますので、ぜひ試してみてください。

1. ライブラリの表示設定を見直す

表示フィルターを確認する

Microsoftストアのライブラリには、「すべてのアプリを表示」「インストール済みアプリだけを表示」など、いくつかの表示フィルターが存在します。ゲームが一覧から消えている場合は以下のように設定を確認してみましょう。

  1. Microsoftストアを起動
  2. 右上または左側メニューにある「ライブラリ」を選択
  3. 表示フィルターが「インストール済みアプリのみ」になっていないか確認
  4. もしインストール済みだけを表示する設定になっていたら、チェックを外して「すべてのアプリ」を選択

これだけで購入済みの未インストールゲームが再び表示されることがあります。簡単な確認項目ですが、意外と見落としがちなので、一度試してみる価値は十分にあるでしょう。

2. WSResetコマンドでMicrosoftストアをリセット

ストアキャッシュが原因でゲームが認識されないケースも少なくありません。その場合、Windowsには「WSReset.exe」という便利なコマンドが用意されています。これはMicrosoftストアアプリのキャッシュをクリアし、ストアの動作をリセットしてくれるものです。

下記の手順でWSResetを実行してみましょう。

手順番号操作説明
1Windowsキー + R「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開く
2WSReset.exe と入力WSResetコマンドを実行
3しばらく待機コマンドライン画面が自動的に閉じるまで待つ
4PCを再起動再起動後、Microsoftストアを開いて確認

コマンドが完了すると、Microsoftストアの画面が起動したり、自動的にストアアプリが再読み込みされたりします。再起動後にもう一度ライブラリをチェックしてみて、購入済みゲームが復活しているか確認してみてください。

3. アカウント情報を再確認する

Microsoftストアを開いているアカウントと、実際にゲームを購入したアカウントが一致しているかを確認しましょう。複数のMicrosoftアカウントを持っている場合、ついうっかり別のアカウントでサインインしてしまうケースは珍しくありません。

  • Windowsの「設定」→「アカウント」→「電子メールとアカウント」でサインイン中のアカウントを確認
  • Microsoftストアを起動し、右上のプロフィールアイコンをクリックしてサインインしているアカウントを確認
  • Xboxアプリを利用している場合は、Xboxアプリ側も同じアカウントでサインインされているかチェック

もし間違ったアカウントでサインインしていると、当然購入履歴やライブラリにゲームは表示されません。必ず購入履歴と同一のアカウントでログインしてください。

4. Microsoftアカウントの注文履歴を確認する

「本当に購入していたのか確証が持てない…」という場合は、ブラウザからMicrosoftアカウントの注文履歴にアクセスし、実際に該当ゲームの購入が記録されているかをチェックしてみましょう。

  • ブラウザで「account.microsoft.com」にアクセス
  • Microsoftアカウントでサインイン
  • 「支払いと請求」→「注文履歴」を確認
  • 過去の購入リストに目的のゲームが存在するか探す

もしここに購入記録がない場合は、購入が完了していないか、別のアカウントで購入している可能性が高いです。逆に、購入記録があるにもかかわらずストアに表示されない場合は何らかの不具合が考えられるため、後述のサポート問い合わせも検討しましょう。

5. デジタルコード(コード版)の引き換え状態を再確認

パッケージ版やギフトカードなどで提供されるデジタルコードを使ってゲームを引き換えた場合、そのコードをどのアカウントで適用したかが重要となります。別のアカウントで引き換えてしまったり、引き換え自体がうまく完了していない可能性があります。

  • 購入したデジタルコードで正しく引き換えが行われたか
  • 別の端末やストアページで誤って違うアカウントにコードを入力していないか

このような点を再度確認してみてください。もし別アカウントで引き換えてしまっている場合は、そのアカウントでしかダウンロードやインストールができないため注意が必要です。

さらに踏み込んだトラブルシューティング

上記の対策を試してもうまくいかない場合、より深いレベルでWindowsやストアの不具合を疑う必要があるかもしれません。ここでは少し高度な対処法をいくつか紹介します。

1. Microsoftストアアプリを再登録する

Windows PowerShellを使ってMicrosoftストアのアプリを再登録することで、不足しているデータが再構築されることがあります。以下のコマンドを管理者権限でPowerShellから実行してみてください。

Get-AppXPackage -AllUsers Microsoft.WindowsStore \ 
| Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml"}

実行後、PCを再起動して再度ストアを確認してください。再登録には少し時間がかかることもありますが、ストアアプリ自体の不具合が修正される可能性が高まります。

2. Windows Updateを最新の状態にする

Windowsシステム全体の更新プログラムが最新でない場合、Microsoftストアアプリにも不具合が生じやすくなります。セキュリティアップデートなどに加え、ストア関連のアップデートが含まれている場合もあるので、以下をチェックしてみましょう。

  1. 「設定」→「Windows Update」にアクセス
  2. 「更新プログラムのチェック」をクリック
  3. 見つかったアップデートはすべて適用
  4. PCを再起動してストアを再度確認

最新の状態にすることで、購入したゲームのライセンス認証が正常に反映されるケースもあるため、放置せずにこまめにアップデートを適用するのがおすすめです。

3. Time & Language(時刻と言語)の設定を見直す

意外と見落としがちなのが、Windowsの地域と言語、タイムゾーンなどの設定です。Microsoftストアがサーバーと通信するときに、時刻設定や地域情報がずれているとライセンス情報が反映されにくいケースがあります。

  • 「設定」→「時刻と言語」→「日付と時刻」で自動設定がオンになっているか
  • 「地域と言語」で国または地域が正しく設定されているか

これらを確認し、もし誤っているようであれば修正してからPCを再起動してみてください。

4. Windowsのライセンス関連ファイルを検証する(SFCスキャンなど)

システムファイルが破損していると、ストアの動作にも影響を与える可能性があります。そんなときは、Windows標準のシステムファイルチェッカー(SFC)を使ってファイルの整合性を確認してみましょう。次の手順で行います。

  1. コマンドプロンプトを管理者権限で起動
  2. 以下のコマンドを入力し実行
sfc /scannow
  1. 修復が必要なファイルがあれば自動的に修復される
  2. 完了後、PCを再起動し、Microsoftストアを再チェック

SFCスキャンによってシステム上の破損ファイルが修正されると、ストアを含むWindows機能が正常に動作しはじめるケースがあります。

XboxアプリやGame Pass利用時の追加確認

Microsoftストアでダウンロードするゲームでも、Xbox Game Passを契約している場合はXboxアプリ経由でインストールするケースも多いでしょう。もしXboxアプリを利用している場合は、下記も確認してみてください。

1. Xboxアプリのサインイン状態

Microsoftストアとは別に、Xboxアプリでもサインインアカウントを確認する必要があります。万が一、ストアとは異なるアカウントでサインインしていると、ゲームパスの対象ゲームが表示されない・ダウンロードできない等の不具合につながります。

2. ゲームパスの有効期限

サブスクリプションが期限切れとなっていないか確認しましょう。期限が切れていると、該当タイトルが表示されなかったり、インストールがブロックされたりします。アカウント管理ページで支払い情報や契約状況を必ずチェックしてください。

最終手段:Microsoftサポートへの問い合わせ

ここまで紹介した手段を試してもライブラリにゲームが表示されない場合や、そもそもゲームを再ダウンロードできないケースでは、Microsoftサポートへの問い合わせが不可欠となります。

問い合わせ時のポイント

  • 「注文番号」や「購入日時」がわかるスクリーンショットまたはメール記録を用意する
  • 具体的にどのゲームか、いつから問題が発生しているかを明確に伝える
  • どの手段を試してもうまくいかなかったかをリストアップしておく

こうした情報を揃えておくと、サポート担当者も状況を正確に把握しやすく、スムーズに対応してもらえます。

まとめ:まずは基本設定の見直しから始めよう

Microsoftストアで購入済みのゲームがライブラリに表示されないとき、つい焦ってしまいがちですが、多くの場合はアカウントやライブラリ設定の見落とし、あるいはストアアプリの一時的な不具合が原因になっています。

最初はライブラリの表示設定やアカウントを再確認し、それでもだめならWSResetやストアアプリの再登録を試すのがスタンダードな流れです。もしどうしても解決しないときは、正式にMicrosoftサポートへ問い合わせて問題を根本から解消してもらいましょう。

原因や環境によっては解決策が異なることもありますが、本記事で紹介した方法を踏めば、多くのケースで再びゲームをライブラリに呼び戻すことができます。ストアの機能を存分に活用して、快適なゲームライフを楽しんでください。

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