Modern Warfare 3を楽しみにしているのに、Xbox Game Pass Ultimateに加入しているにもかかわらずゲームがロックされたまま……。そんなトラブルを抱えた方は意外と多いかもしれません。今回は、考えられる原因と対処法を幅広く解説します。ぜひ問題解決の参考にしてみてください。
Xbox Game PassでModern Warfare 3がアンロックされない原因と対処法
Xbox Game Pass Ultimateに加入しているにもかかわらず、Modern Warfare 3(以下MW3)がロックされたままになる現象は、海外のフォーラムなどでも度々報告されています。ここでは、代表的な原因と具体的な解決策についてまとめます。シンプルな問題のように見えて、実はMicrosoftアカウントやデバイス数の管理、ライセンス認証の仕組みに深く関わるケースも多いので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
現象の概要
MW3をプレイしようとすると、ライセンスがない、あるいは購入しないとプレイできないというメッセージが表示される場合があります。以前は普通に遊べていたのに、突然アクセスできなくなるケースも少なくありません。Windows 11やWindows 10での報告が主ですが、PC版のXboxアプリやMicrosoft Storeを介してゲームを入手する仕組みは共通部分が多いため、どちらの環境でも起こりえます。
代表的な症状
- 起動時に「購入が必要」や「Game Passに未加入」と表示される
- ライセンス認証エラーが出て、マルチプレイやキャンペーンが一部ロックされる
- Xboxアプリで見るとサブスクリプションは有効なのに、なぜかゲームがインストール完了していてもアクセス不可
主な原因
MW3がアンロックされない原因は一つではありません。以下のような要因が複合的に絡み合っていることが多いです。
1. Microsoftアカウントのデバイス数上限
Microsoftアカウントには、アプリやゲームをダウンロード・インストールできるデバイスの数に上限があります。この上限を超えると、新しくゲームを認証する際にエラーが起きたり、既にインストールしているゲームのライセンスが正しく更新されなくなる可能性が高いです。
特に、複数PCを使っていたり、友人や家族との共有PCなどがあったりする場合、いつの間にかデバイス数が増えすぎている場合があります。
2. Xbox Game Passの有効性
当たり前のようで見落としがちなポイントですが、サブスクリプションの期限が切れていたり、支払い方法に問題が起きていると、一時的にアンロックできなくなることがあります。たとえばクレジットカードの有効期限切れや、引き落としがうまくいかなかった状況などが該当します。
また、無料体験期間(トライアル版)を利用していた場合、想定外に期限が終了していることもありますので注意が必要です。
3. XboxアプリやMW3のアップデート不備
Windows本体の更新やXboxアプリのバージョンが古いままだと、ライセンス認証サーバーとの整合性が保たれず、アンロックに失敗するケースが報告されています。特に、ゲーム本体と追加コンテンツのバージョンが合っていないと、一部モードだけプレイできるが他のモードはロックされる、という現象につながることがあります。
4. キャッシュや一時ファイルの破損
Microsoft StoreやXboxアプリのキャッシュが破損していると、正しい状態でライセンス情報を取得できない場合があります。これは比較的簡単に解消できることが多いですが、再インストールやサインアウト→サインインが有効です。
解決策の詳細
ここからは、実際に問題を解決するためのステップを詳しく解説します。複数の対処を試すことで、よりスムーズにMW3をアンロックできる可能性が高まります。
1. サブスクリプションとアカウント情報の確認
MW3がロックされたままのとき、まずはXbox Game Pass Ultimateが本当に有効かどうかをチェックしましょう。手順は以下のとおりです。
- account.microsoft.com にWebブラウザでアクセスする
- 「サービスとサブスクリプション」のページを開く
- 「Xbox Game Pass Ultimate」が有効期限内になっているか確認する
- 更新日や支払い状況にエラーがないかチェックする
もし期限切れや支払いに失敗した形跡がある場合は、支払い方法の更新、または再加入が必要です。Xbox Game Passに未加入状態だと、当然ながらMW3をプレイできません。
Microsoftアカウントのデバイス数を管理する
次に、「デバイスの管理」ページで登録されているデバイスの数を確認します。デバイス数が上限に達している場合は、不要なデバイスを削除してから再度MW3をインストールしてみましょう。
実際の操作手順は以下のようになります。
- Microsoftアカウントにサインイン
- 「デバイス」のセクションを選択
- 長らく使用していないPCや重複登録されたデバイスがないか確認
- 不要なデバイスを選択して「削除」ボタンをクリック
これによって空き枠ができたら、改めてPC上でMicrosoft StoreやXboxアプリを使ってMW3を再インストールするとライセンス認証がスムーズになる可能性が高いです。
2. ゲーム・Xboxアプリの再インストール
サブスクリプションが有効で、デバイス数にも問題がない場合でも、インストールに何らかの不具合が起きている可能性があります。ここでは、MW3とXboxアプリの再インストール手順を紹介します。
MW3のアンインストール方法
- 「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」からMW3を探す
- 「アンインストール」を実行
- 画面の指示に従い、ゲームをPCから完全に削除
Xboxアプリのアンインストール方法
- Windowsの「スタート」メニューから「アプリ一覧」を開く
- Xboxアプリを右クリックして「アンインストール」を選択
- アンインストールが終わったら、念のため再起動
Microsoft Storeからの再インストール
- Microsoftアカウントでサインインした状態でMicrosoft Storeを開く
- 検索欄に「Modern Warfare 3 スタンダードエディション」等を入力
- 「入手」→「インストール」をクリックし、必要なデータをダウンロード
- ダウンロード時に「デバイスが多すぎる」とエラーが出た場合は、「デバイスの管理」から不要なデバイスを削除して再試行
- インストール完了後、MW3を起動して「フルインストール」オプションを選択(マルチプレイやキャンペーンなど、全コンテンツを入れる)
- ゲームが起動できたら、最後にXboxアプリを再インストールする
この一連の流れを行うことで、ライセンス認証情報がリフレッシュされ、MW3がアンロックされる事例が多数報告されています。
3. WindowsやXboxアプリのアップデート確認
Windowsが最新の状態でない場合や、Xboxアプリが古いバージョンのままの場合も、ゲームがロックされたままになる可能性があります。以下のポイントをチェックしてみてください。
- Windows Update
- 「設定」→「Windows Update」で最新の更新プログラムがあるか確認し、アップデートを適用する
- Microsoft Storeのライブラリ更新
- Microsoft Storeを開き、「ライブラリ」→「更新プログラムを取得」でXboxアプリやその他関連アプリ(Xbox Game Barなど)の更新を行う
- グラフィックスドライバの更新
- NVIDIAやAMD、Intelの公式サイトから最新ドライバをダウンロードして適用する
これらを行うことで、ゲームやXboxアプリが最適な状態で動作し、ライセンス認証が途切れるリスクを下げることができます。
アップデート状況の簡易チェック表
項目 | チェック方法 | 更新手順 |
---|---|---|
Windows本体の更新 | 「設定」→「Windows Update」 | 最新版がある場合はインストール後に再起動 |
Xboxアプリのバージョン | Microsoft Store→「ライブラリ」 | 「更新プログラムを取得」をクリック |
ゲーム(MW3)のバージョン | ゲーム起動後のメニューやMicrosoft Storeの「詳細情報」欄 | アップデートがある場合は自動更新または手動更新 |
グラフィックスドライバ | デバイス マネージャーまたは各GPUメーカーの公式サイトで確認 | 新しいドライバをダウンロードしてインストール |
ネットワーク接続(回線速度) | Speedtest等のサービスで速度を測定 | 速度が極端に遅い場合はルーター再起動またはプロバイダに確認 |
4. 再起動やキャッシュのクリア
シンプルに見えますが、PCの再起動やアプリのキャッシュクリアは意外と効果的です。Microsoft StoreやXboxアプリで一時的に発生している不具合は、キャッシュの削除で改善することが多いです。
- Microsoft Storeのリセット
- 「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」→「Microsoft Store」→「詳細オプション」→「リセット」をクリック
- Xboxアプリのリセット
- 上記と同様にXboxアプリを選択し、「詳細オプション」→「リセット」
- サインアウトしてサインインし直す
- Microsoft Store、Xboxアプリともに一度サインアウトし、再度Microsoftアカウントでサインインしてライセンスを再同期
MW3をフルインストールする際の注意点
MW3はキャンペーン、マルチプレイ、スペシャルオプスなど、複数のコンテンツパックが存在します。インストール時にこれらが正しくセットアップされていないと、一部モードだけしか遊べない、あるいは全体がロックされる場合もあります。必ず「フルインストール」や「すべてインストール」といったオプションを選択し、コンテンツパックを網羅的にダウンロードしましょう。
インストール時に失敗しやすいケース
- ストレージ容量が不足している
- Wi-Fiの接続が不安定で、一部パッケージのダウンロードに失敗
- Windowsのユーザー権限設定が競合している(管理者権限の不足など)
もしインストールに失敗した場合は、エラーコードを確認して解決方法を探すのがおすすめです。以下はよくあるエラーコードの例です。
エラーコード | 原因の例 | 対処法 |
---|---|---|
0x803F8001 | ライセンスの取得に失敗 | Microsoftアカウントを再サインイン |
0x80070490 | 不明なファイルの欠落またはストアの不具合 | Windows Updateとストアのリセット |
0x87AF0813 | ストアキャッシュの破損 | アプリのリセット + 再起動 |
0x80070005 | アクセス拒否(アクセス権がない場合など) | 管理者権限で再実行 + ストレージ確認 |
デバイス数管理が最も重要なポイント
最終的に、Xbox Game PassでMW3がアンロックされない問題の多くは、Microsoftアカウントのデバイス上限が原因になっていることが多いです。デバイス数の見直しを行い、不要な端末登録を整理するだけで解決するケースが多数見受けられます。複数のPCで同じアカウントを使用している方は特に注意しましょう。
デバイス整理のベストプラクティス
- 新しいPCを追加したら、古いPCの登録を削除しておく
- 家族と共有しているアカウントがあれば、独自アカウントに分けることを検討する
- Xboxコンソールやモバイルデバイスでサインインした履歴が残っていないかを定期的にチェック
それでも解決しない場合の最終手段
上記の手順をすべて試しても解決しない場合、次のようなアプローチを検討しましょう。
1. Microsoftサポートに問い合わせる
Microsoftアカウント関連やライセンスの問題は、サポートが直接確認することで解決する例が多数あります。サブスクリプションのステータスや請求情報に何か特別なエラーが記録されている可能性もあるため、一度問い合わせてみるのがおすすめです。
2. 別のユーザーアカウントで試す
問題が発生しているアカウントが何らかの理由で不具合を起こしている可能性があるため、一時的に新しいMicrosoftアカウントを作成して試してみることで、問題の切り分けができます。ただし、新規アカウントだとGame Passのライセンスが無い場合もあるので注意が必要です。
3. Windowsのクリーンインストール
最終的な手段にはなりますが、OSの不具合やストア関連のシステムファイル破損が深刻な場合、Windows自体を初期化あるいはクリーンインストールすることで問題が解消することもあります。大きな手間がかかるので、ほかの方法で解決できないときの最後の手段として検討しましょう。
まとめと今後のポイント
MW3がXbox Game Pass経由でアンロックされないトラブルは、デバイス数上限やサブスクリプションの有効性チェック、アプリやWindowsのアップデート状態など、複数の要因が絡み合って起こります。特に、Microsoftアカウントの「デバイス管理」が重要なカギとなるケースが多いため、こまめに不要デバイスを削除するなど、アカウントの整理を行っておきましょう。
一度解決しても、今後また新しいデバイスを追加したり、Game Passのプランを変更したりした際に再発する可能性もゼロではありません。定期的にアカウント設定を見直すことで、安心してMW3だけでなく他のGame Passタイトルも楽しむことができるはずです。
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