最近、「Dragon Ball Sparking Zero」をXbox Series Sで遊ぼうとしたらストア上で「このデバイスではプレイできません」と表示され、購入すらできないという報告が増えています。実はXbox本体そのものやゲームの対応状況、地域設定など複数の要因が絡む可能性があるため、問題の原因と対策をしっかり把握しておくことが大切です。本記事では、Xbox Series Sで「Dragon Ball Sparking Zero」がプレイできない原因と、それに対処するための具体的なステップをわかりやすくご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
Xbox本体のモデルを再確認しよう
最近のXbox本体は「Xbox One S」と「Xbox Series S」が混在しており、外観も似ているため間違えて認識しているケースが少なくありません。購入時のパッケージや外箱を捨ててしまった場合、どちらなのかをパッと見で判断しづらいこともあるでしょう。まずは本当にXbox Series Sを持っているかどうかを再確認することが第一歩になります。
見分け方のポイントをチェック
Xbox One SとXbox Series Sを見分けるポイントはいくつか存在します。最もわかりやすいのは上部にある通気口の形状です。Series Sの場合、大きな黒い円形の通気口が特徴的ですが、One Sは一面がパンチングメッシュ状になっており、円形の目立つ穴はありません。
本体の型番を確認する方法
外観だけで判断が難しいときは、本体設定画面または本体裏面・側面にあるラベルでモデル番号を確かめてみましょう。一般的な例としては、Xbox Series Sであれば「RRS-00010」といった型番が記載されています。これによって公式情報と照らし合わせることで、どのモデルなのかが正確にわかります。
以下の表は、Xbox One SとXbox Series Sの主な比較ポイントです。ざっと見て違いを把握できるので、参考にしてください。
項目 | Xbox One S | Xbox Series S |
---|---|---|
発売時期 | 2016年発売 | 2020年発売 |
通気口デザイン | 上部は全面が細かい穴のメッシュ | 大きな黒い円形の通気口がある |
ディスクドライブ | あり(4K UHD Blu-ray対応) | なし(デジタル専用) |
本体性能 | Xbox OneシリーズのCPU/GPU | Xbox Seriesシリーズの最新アーキテクチャ |
型番(一例) | 1681, 2347など | RRS-00010, RRS-00013など |
このようにディスクドライブの有無や本体天面の通気口の形で、かなり違いがはっきりします。また、型番をしっかり確認することで最終的な確証が得られます。
後方互換性(バックワードコンパチビリティ)を確認
Xbox Series X|Sは数多くのXbox One/360/初代Xboxタイトルを後方互換で動かせるようになっていますが、すべてのゲームが動くわけではありません。特に「Dragon Ball Sparking Zero」のように、もともとXbox One向けなのかXbox 360向けなのか、あるいは別の地域向けなのかなどによって対応状況が異なる場合があります。
公式サイトや対応リストでチェック
Microsoft公式の後方互換性リストに対象のタイトルが記載されているかどうかは、大きな指標になります。以下のステップで確認が可能です。
- Microsoft公式サイトの後方互換性ページにアクセスする
- 検索欄で「Dragon Ball Sparking Zero」と入力する
- 対応ハードや提供状況が表示されるか確認する
もしリストになかったり対応ハードに「Xbox Series S/X」が明示されていなければ、現在はSeries Sではプレイできないということになります。今後のアップデートで対応する可能性はあるものの、現時点で非対応であれば、購入自体が不可能という挙動は当然かもしれません。
後方互換で遊べるはずなのに表示が出る場合
後方互換対応リストに載っているにもかかわらず「このデバイスではプレイできません」と表示される場合は、システムやストアの不具合である可能性が考えられます。以下の対処を試してみてください。
- 本体の電源を完全にオフ(ケーブルを抜いて数十秒放置)して、再起動してみる
- ネットワーク接続設定の見直し(別のWi-Fiや有線LANを試す)
- Microsoftアカウントからサインアウト→再サインイン
これらを行うことでキャッシュやアカウント情報の問題が解消され、正常にストアから購入・ダウンロードできるケースがあります。
地域設定やアカウント設定の確認
Xboxストアでは、国や地域の設定が一致していないと購入不可や「お使いのデバイスでは再生できません」といったメッセージが表示される場合があります。たとえば、日本以外のストアでしか配信されていないタイトルだったり、アカウントが海外登録のままだったりすると、正常に購入できないケースがあるのです。
地域設定の見直しステップ
以下の手順でXbox本体の地域設定を確認・変更できます。
- Xboxボタンを押してガイドを開く
- 「プロフィールとシステム」→「設定」を選択
- 「システム」→「言語と場所」または「言語と地域」を選ぶ
- 地域や言語が現住所や母国語になっているかをチェック
- 必要に応じて設定を変更し、本体を再起動
また、Microsoftアカウント自体の国情報が異なる場合もあるので、Webブラウザからアカウント情報を確認しておくと安心です。
地域設定をプログラム的に確認する例
少しマニアックですが、WindowsやPC経由でXboxの地域設定をスクリプト管理したい場合、Microsoft Graph APIやXbox関連のAPIを用いてアカウント情報の地域を確認できます。たとえば、PowerShellスクリプトで簡易的に情報を取得する方法の一例を示します。
# Microsoftアカウントの認証が事前に必要
$accessToken = "<YourTokenHere>"
# 仮のエンドポイント例 (実際は開発者向けドキュメントのURLを参照)
$endpoint = "https://graph.microsoft.com/v1.0/me"
# ユーザー情報の取得
$response = Invoke-RestMethod -Uri $endpoint -Headers @{ Authorization = "Bearer $accessToken" } -Method Get
# 結果表示
Write-Host "Account Information:"
Write-Host "Display Name:" $response.displayName
Write-Host "User Principal Name:" $response.userPrincipalName
Write-Host "Preferred Language:" $response.preferredLanguage
上記の例はあくまでユーザー基本情報を取得するだけですが、「preferredLanguage」や国コードを見れば、アカウントがどの地域に紐づいているかをある程度判断できます。実際にXboxの購入制限がかかるかどうかは別のエンドポイントや設定項目を確認する必要がありますが、こうした手法で自分がどの地域扱いになっているか調べることも可能です。
ディスクドライブの有無とデジタル版
Xbox Series Sはディスクドライブを搭載していないため、パッケージ版のソフトは利用できません。もし「Dragon Ball Sparking Zero」がディスク版のみリリースされていた場合、Series Sでは物理的に読み込む手段がないので遊ぶことができません。
デジタル版があるかどうかを調べる
ストアで検索してもデジタル版が見つからない場合、その時点でプレイは難しいということになります。開発元や販売元がデジタル配信を行っていない場合にはどうしようもありません。逆にデジタル版がある場合は、先ほどの後方互換性や地域設定などをクリアできればプレイ可能になるケースがあります。
ライセンスの不一致に注意
たとえば北米地域限定でデジタル配信しているタイトルを、日本アカウントのまま購入しようとすると失敗することがあります。海外版タイトルをどうしても遊びたい場合は、リージョンを合わせたり、北米アカウントを別途用意したりするなど、少々テクニカルな手段が必要です。ただし、利用規約上問題がないかよく確認する必要があります。
バージョン違いと名称の混同
「Dragon Ball Sparking Zero」というタイトルが海外版なのか日本版なのか、あるいは別の名称で配信されている可能性も考えられます。シリーズ作品によっては海外名と日本名が大きく異なる場合もあるため、ストア検索時に正確なタイトル名を入力しているかを確認しましょう。
海外版名称が異なる例
- 日本版:「Dragon Ball Z: ○○」
- 海外版:「Dragon Ball: ○○ (違う副題)」
このように副題が異なるケースや、そもそも日本で発売されていないバージョンが存在する場合があります。公式のタイトル名を調べた上で、ストア検索でその表記に合わせると問題解決に近づくかもしれません。
解決に向けての具体的なステップまとめ
Xbox Series Sで「Dragon Ball Sparking Zero」がプレイできない場合、まずは下記のような手順で原因を切り分けてみましょう。
- 本体モデルを確認
- Xbox Series SとXbox One Sを間違えていないか、型番や外観をチェック
- 後方互換性リストの確認
- Microsoft公式サイトで「Dragon Ball Sparking Zero」が後方互換対象か調べる
- ストアの地域設定・アカウント設定の見直し
- 本体の「言語と地域」を現住所に合わせる
- Microsoftアカウントの国情報が正しいかブラウザからチェック
- ディスク版かデジタル版か
- ディスクドライブ非搭載のSeries Sではディスク版は使えない
- デジタル版が存在するか公式情報を確認
- 海外版や名称の違いに注意
- タイトル名が日本と海外で異なる可能性
- 海外配信のみの場合、地域設定やアカウントを合わせるなどの手段が必要
最終手段:公式サポートへの問い合わせ
上記をすべて試してもなお解決しない場合は、Microsoftの公式サポートに問い合わせることが最善策です。ストアの表示不具合やアカウントのトラブルなど、ユーザー側で解決できない問題が隠れている可能性もあります。
問い合わせ前に以下の情報を用意すると、やり取りがスムーズになります。
- お使いのXbox本体の正確な型番やシリアル番号
- Xbox OSバージョン(設定→システム→本体情報で確認可能)
- 購入を試みた日時やエラーメッセージの内容
- スクリーンショットや動画があればさらに良い
まとめ
Xbox Series Sで「Dragon Ball Sparking Zero」がプレイできない場合、まずは本体がSeries Sかどうかを誤認していないかを確認してください。その上で、後方互換性や地域設定、デジタル配信の有無といったポイントを抑えることが重要です。もし購入画面でエラーが出たり、ストアにタイトル自体が表示されないといった状況に陥ったら、地域設定やアカウント情報の齟齬が起きているかもしれません。最終的には、公式サポートに相談し、本体やゲームのライセンスが正常かどうかを調査してもらうのも手でしょう。複数の原因が絡む場合があるので、ひとつずつ丁寧に確認していくことが、解決への近道です。
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