この記事では、Linux環境で現在の日付と時刻をファイル名に含める方法について詳しく解説します。具体的なコード例、その詳細解説、そして応用例まで網羅しています。
目次
基本的なコマンド
Linuxでは`date`コマンドを使用して現在の日付と時刻を取得することができます。そして、これをファイル名として使用することが可能です。
# 現在の日付と時刻を取得
date
ファイル名に日付と時刻を追加する基本形
dateコマンドを使って生成された日付と時刻をファイル名に含める最も単純な形式は以下の通りです。
touch "file_$(date +%Y%m%d%H%M%S).txt"
応用例
この基本的な方法を応用して、より高度な操作を行いましょう。
応用例1: バックアップファイルを作成
日付と時刻を使ってバックアップファイルを作成する方法です。
cp original_file.txt "backup_$(date +%Y%m%d%H%M%S).txt"
応用例2: ログファイルのローテーション
特定のログファイルを定期的に新しいファイルに移す際に、日付と時刻を付け加える方法です。
mv /var/log/application.log "/var/log/application_$(date +%Y%m%d%H%M%S).log"
応用例3: タイムスタンプを持つディレクトリの作成
日付と時刻を含んだディレクトリを作成する例です。
mkdir "archive_$(date +%Y%m%d%H%M%S)"
応用例4: cronジョブでの利用
定期的なバックアップやログローテーションを自動化する際にcronジョブと組み合わせて使用する方法です。
# crontabファイルを開く
crontab -e
# 毎日深夜0時にバックアップを取る例
0 0 * * * cp /path/to/original_file.txt "/path/to/backup_$(date +\%Y\%m\%d\%H\%M\%S).txt"
まとめ
Linuxのdateコマンドを使い、現在の日付と時刻をファイル名に追加する方法について解説しました。基本形から応用例まで、多岐にわたるケースでこのテクニックが使えます。ぜひ日々の作業で活用してみてください。
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