Plannerでプランをコピーする方法|Basic・Premiumの違いと引き継がれる項目

Plannerで既存のプランを再利用するには、対象のプランを開き、上部のメニューから「プランの複製(Duplicate plan)」または「プランをコピー(Copy plan)」を選びます。新しいプランが作られ、タスクの進捗は未開始に戻ります。完了履歴まで同じ状態で複製される操作ではありません。

プランのコピー、テンプレートからの新規作成、BasicからPremiumへの変換は、それぞれ別の操作です。 まず同じ構成で次の案件を始めたいのか、ガントチャートなどの高度な機能を追加したいのかを決めると、選ぶ操作が分かりやすくなります。

目次

Plannerでプランをコピーする手順

  1. 対象の職場・学校アカウントでPlannerを開き、コピーしたいプランのボードを表示します。Teamsのタブ内でメニューが見つからない場合は、そのプランをPlannerアプリ全体またはWeb版で開いて比較します。
  2. プラン上部の「…」を開き、Duplicate planを選びます。表示によってはプラン名付近のドロップダウンにCopy planがあります。
  3. 新しいプランの名前とコピー先を指定します。現在のコピー案内では、自分用の個人プラン、またはMicrosoft 365グループで共有するプランを選べます。
  4. Basicで表示されるコピー項目は、期日・説明など必要なものだけ選択します。添付ファイルを引き継ぎたい場合は、コピー先のグループにも注意します。
  5. コピーの開始と完了を示す通知を待ち、新しいプランを開いてタスク数、期日、担当者、ファイルのアクセスを確認します。

Web版の入口はPlanner for the webです。以前の入口であるtasks.office.comを保存している場合も、移動後の画面で目的のプランを選び直してください。操作とメニュー名はMicrosoftのプランのコピー手順とPlannerのFAQで確認できます。

コピーされる項目と引き継がれない項目

項目BasicへのコピーPremiumへのコピー
バケット、タスク名、並び順引き継ぐ引き継ぐ
タスクの進捗未開始へ戻る未開始へ戻る
優先度、日付、説明、チェックリスト、ラベルコピー時に選択できる項目引き継ぐ
添付ファイル同じグループへのコピー時のみ選択可能同じグループへのコピー時のみ
タスクのチャット引き継がれない引き継がれない

この表は公式のコピー対象の整理です。担当者がすべて自動で同じになるとは判断せず、コピー後に確認してください。別のグループへ共有した場合はメンバー構成も変わります。また、日付をコピーできても、新案件の開始日に合わせて期日が適切にずれているとは限りません。週次・月次の業務では、新しい締切に設定し直します。

たとえば「申請受付」「内容確認」「承認」の三つのバケットを再利用する場合、先に新しい案件名でコピーし、その後に担当者と締切を見直します。旧案件のコメントを確認する必要があるなら、元のプランへの参照も残しておくと経緯をたどれます。

コピーの項目が出ない・コピーできないとき

  • 対象のプランが自分のアカウントで開けるか、サインインしている組織が正しいかを確認します。別のテナントで見ている場合は、正しい組織に切り替えて再表示します。
  • Teamsの小さなタブ画面だけで判断せず、PlannerアプリやWeb版で同じプランの上部メニューを確認します。ただしWeb版なら全機能が必ず利用できるという意味ではありません。
  • Microsoftはグループを作成できないユーザーはコピーできない場合があると案内しています。共有先の選択と組織のグループ作成設定を管理者に確認します。
  • Roster-based plansは、公式のコピー案内では現在コピー非対応です。種類や作成元の制限を確認し、表示されない理由をすべてグループ権限の不足に結び付けないようにします。

管理者へ相談するときは、プランの名前、Basic/Premiumの別、作成元、開いている画面、表示されたエラーを伝えます。組織全体のグループ作成制限を解除する前に、利用できる既存グループや必要な権限で対応できるかを確認してください。

Basic・Premiumとテンプレートの違い

BasicとPremiumはプランの種類です。「プロジェクト管理」などのテンプレートは、用途に合う構成で新しいプランを始めるための選択肢です。テンプレートの名前だけで、既存プランの種類や使える機能がすべて決まるわけではありません。公式の新規プラン作成手順では、Basic/Premiumの空白プランと、用意されたテンプレートを選択肢として説明しています。

必要な機能BasicPremium
ボード、グリッド、グラフでの確認対応対応
プランのコピー、Excelへのエクスポート対応対応
タイムライン(ガントチャート)対象外対応
タスクの依存関係、クリティカルパス対象外対応
Peopleビュー、目標の管理対象外対応

利用できる詳細機能は契約するライセンスにも依存します。対象のMicrosoft 365契約に含まれるPlannerと、有料のPremium機能を区別してください。「Plannerは無料」「ガントチャートは使えない」と一括りにはできません。機能差はBasicとPremiumの公式比較で確認します。

BasicからPremiumへ変換したい場合

「Basicは絶対にPremiumへ変更できない」という案内は現在の公式資料に合いません。プラン変換の公式資料には、Premiumライセンスを持つユーザーが、条件を満たすBasicプランを変換する機能が説明されています。一方で展開段階の注意もあり、どのプランでも同じように表示されるとは限りません。

公式資料ではMicrosoft 365グループで共有するBasicが対象です。GCC環境、Loopのタスクリストからできたプランなどには制限があります。未共有プランについても提供状況を確認してください。まず「…」内のPremiumビュー追加など、変換の案内があるかを確認し、表示された確認画面を読んでから実行します。

通常の複製とは異なり、変換には元のBasicのアーカイブや互換性チェックが伴います。公式には90日以内のダウングレードと、互換性の問題がある場合の別Premiumコピーへの取り込みが説明されています。共有先とデータを確認してからチームで切り替え時期を決めてください。Basicを使うPower Automateや外部アプリは、Premium向けの変更も必要です。

Excelへのエクスポートは、確認用の一覧を保存できる機能です。それだけで任意のPremiumプランへ全項目を再インポートできるとは限りません。コピー・変換の確認画面で対応範囲を確かめ、旧プランをすぐに削除しないで移行結果を比較します。

古いProjectとの比較を読むときの注意

Project for the webとTeamsの旧Project/Roadmapアプリは2025年8月に廃止され、Plannerへ移行したとMicrosoftのFAQで案内されています。既存のPremiumプランをPlannerで開くことと、Basicの内容をPremiumへ変換することは別です。

また、Project Onlineは別のサービスで、公式ライフサイクルの廃止日は2026年9月30日です。以前の記事にあるProject Online/Project for the webを、そのまま新しい移行先として選ぶ案内には注意してください。この廃止日をProjectデスクトップ製品全体の廃止と読み替えることもできません。

コピー後に確認してからチームへ共有する

  • プラン名:旧案件との区別がつく名前にする。
  • 進捗と期日:未開始に戻った状態を確認し、新しい日程に合わせる。
  • 担当者と共有先:新案件のメンバーがアクセスできるか、未割当のタスクがないかを確認する。
  • ファイルと経緯:添付を開けるか、旧コメントが必要なら元プランへの参照があるかを確認する。
  • 連携:通知、自動化、外部アプリが新しいプランやプラン種類を扱えるかを確認する。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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