Microsoft EdgeのE-Treeを完全に非表示にする手順と対処法

Microsoft Edgeを普段使いしていると、新しいタブや画面上部に突然表示されるアイコンが気になることがあります。その中でも、環境保護を啓発する「E-Tree」アイコンは非表示設定がわかりにくく、操作手順がバージョンごとに違うという声も少なくありません。ここではE-Treeアイコンを削除・非表示にするためのさまざまな方法や注意点、Edgeのカスタマイズ術をお伝えしていきます。

Microsoft EdgeのE-Treeアイコンとは?

E-TreeはMicrosoft Edge上で環境保護意識を高める目的で提供されている機能といわれています。具体的には、Web閲覧を通じて地球環境に配慮した活動を支援できるようなメッセージや情報を提供するもので、アイコンをクリックすると専用ページやログイン画面が表示されることがあります。しかし、このアイコン自体を「利用しない」「気になってしまう」というユーザーも多く、非表示にしたいという要望が増えています。

導入背景:なぜE-Treeアイコンをオフにしたいのか

  • 画面上部が煩雑になる:タブが多い場合やツールバーに拡張機能を多数追加している場合、新たなアイコンが増えると見た目が散らかってしまう
  • 動作や設定がわかりづらい:アイコンをクリックするとログイン画面に飛ぶなど、誤ってクリックしがち
  • プライベートブラウジングに不要:環境保護の意識は大切でも、ブラウザに余計な機能はなるべく付けたくない

多くのユーザーにとって、E-Treeは優先的に利用する機能というよりも、ブラウザ画面をすっきり使いたい時に邪魔になる印象が強いようです。

まずは確認:E-Treeアイコンがどこにあるのか

E-Treeアイコンは、画面上部のツールバー周辺もしくは新しいタブを開いたときの画面右上付近に表示されるケースがあります。しかし利用環境やバージョンによっては、下記のように配置場所が変わったり表示されない場合もあります。

ツールバー上のアイコン

Microsoft Edgeのウィンドウ右上にアイコンが並ぶことがあります。E-Treeのアイコンが「葉」や「木」に関連するデザインであれば、そこをクリックすると専用ページが開くか、ギア(歯車)マークが出てくる可能性があります。

天気アイコン(温度表示)に含まれている場合

天気やニュースなどが統合表示される「情報カード」内にE-Treeが含まれているケースも見受けられます。とくに新しいタブを開くと、自分の地域の天気やニュースフィードが表示され、その横にE-Treeのようなアイコンが表示されることがあります。

アイコン表示の一例

表示場所アイコンまたは項目名操作結果
ブラウザ右上E-Treeマーク(緑色の葉など)クリックするとギアアイコンや詳細メニューが出る
新しいタブの右上天気アイコン(温度表示)クリック後、ニュースフィード設定などの画面が出る
設定メニュー内「E-Tree」や「環境に関する情報」などの表記バージョンや地域によっては項目が存在しない場合も

削除・非表示のための代表的な方法

E-Treeのアイコンを完全に削除するための公式手段は、現時点では公開されていないと言われています。しかし、アイコンを隠す・目立たなくする方法はいくつか報告されています。ここでは代表的な手順を解説します。

方法1:E-Treeアイコンを直接クリックして「非表示」を選ぶ

E-Treeアイコンをクリックすると、ギア(歯車)アイコンやメニューが表示される場合があります。そこから「非表示」「隠す」などのオプションを選べば、以後はE-Treeアイコンが出ないケースがあります。

  • メリット:簡単に操作できる
  • デメリット:バージョンや地域設定によりギアアイコンそのものが出てこない可能性がある

操作してもログイン画面に飛んでしまう、あるいはギアアイコンが見つからないという報告が多数あるため、誰でも確実に利用できる方法ではないようです。

方法2:天気アイコンからの設定

Microsoft Edgeの新しいタブを開いたとき、画面右上に表示される天気(温度)アイコンをクリックすると、ニュースフィードやコンテンツの表示を管理できるメニューにアクセスできます。そこにE-Tree関連のトグルスイッチやチェックボックスが含まれている場合があります。

  • メリット:新しいタブにおけるニュースや天気などをまとめて設定できる
  • デメリット:E-Treeの名前が直接表示されない環境もあり、どれを切ればいいのかわからない場合がある

バージョンによっては「E-Tree」の記載がなく、他の環境関連の名前や「スポンサー情報」といった名前で統合されているケースもあるため、いろいろ試してみる必要があります。

方法3:新しいタブのカスタマイズからオフにする

新しいタブページを開くと、右上あたりに歯車マークまたは「ページ設定」「パーソナライズ」等のボタンが表示されることがあります。ここではニュースフィードの表示やアイコンの種類など、タブページのレイアウトを制御できます。

  • 「情報カードを非表示」:新しいタブに表示されるニュースや天気情報、その他のカード類をまとめて非表示にするオプション
  • 「簡素化されたページレイアウト」に変更:必要最低限の要素のみ表示するレイアウトを選ぶと、E-Treeが含まれるカードを表示しないようになるケースがある

ここではE-Treeだけをピンポイントでオフにできるとは限りませんが、ニュースや広告なども併せて非表示にできるので、画面をよりすっきりさせたいユーザーにとっては有効です。

設定メニュー全般からの確認と応用

ブラウザの設定画面(「…」→「設定」)を開くと、左側に「外観」「プライバシー、検索、サービス」「新しいタブページ」などのメニューが並びます。その中で表示されるアイコンやコンテンツを制御できる項目がある場合は、そこからE-Treeの表示有無を切り替えられる可能性があります。

例:外観セクションの活用

  1. 画面右上の「…」をクリック
  2. 「設定」を選択
  3. 左メニューから「外観」を開く
  4. ツールバーに表示するアイコンを管理する項目があれば、E-Treeに関連するオプションを探してみる

ただし、E-Treeという名前で項目が用意されていることは稀です。また、実際に表示されるかどうかは、Edgeのバージョンや拡張機能、地域設定などに左右されます。

例:新しいタブページの設定

  1. 「新しいタブページ」や「スタートページ」の設定をクリック
  2. コンテンツの表示形式やニュースフィード、広告、ウィジェットを切り替えるメニューを探す
  3. E-Treeらしきトグルがあればオフにする、あるいはニュースや気象情報を丸ごと切る

E-Treeがどのカテゴリに含まれているかは一貫していないようで、更新のたびに表示や呼び方が変わる可能性があります。

その他の対処法や注意点

ここまでの方法を試してもE-Treeアイコンを消せない場合、以下のような対処法や注意点を考慮してみてください。

対策1:ブラウザを最新バージョンにアップデート

Edgeのバージョンが古いと設定メニューが異なり、アイコンのオン・オフがうまく反映されないことがあります。常に最新バージョンへ更新することで、設定項目が増えたり、バグが修正される可能性があります。

  • Windowsのアップデートとは別に、Edge自体も自動更新されることが多いですが、一時的にストップしているケースがあるため手動で確認することをおすすめします。

対策2:地域と言語の設定を変更してみる

E-Treeは一部の地域や言語設定でのみ表示されるという報告があります。設定を日本以外に切り替えるとE-Treeが表示されない、もしくは別のアイコンに置き換わるケースもあるようです。ただし、通常のウェブ閲覧がしづらくなる恐れもあるため慎重に検討してください。

対策3:「ニュースフィードをすべてオフ」にする

どうしてもE-Treeだけが消せない場合、新しいタブに表示されるニュースや広告、スポンサーカードなどをすべてオフにするのも一つの手段です。たとえば「インフォメーションカードを表示しない」「エンターテインメント系情報をオフにする」など。

  • これによってE-Treeのアイコンを含む情報カード全体が非表示になり、結果的にE-Treeアイコンも見えなくなる可能性があります。
  • デメリットとしては、天気やニュースなど他の情報も一切見られなくなることです。

対策4:他のブラウザへ切り替える

E-Tree機能自体はMicrosoft Edge独自の要素とみられ、現時点では完全に削除する公式手段が存在しないと言われています。もしどうしてもアイコンが気になる場合には、Google ChromeやFirefoxなど別のブラウザを利用するのも選択肢の一つです。

  • 同じChromiumベースのブラウザでも、Microsoft独自の要素が含まれないため、余計なアイコンが少ないケースが多い
  • 拡張機能の互換性も高いため、乗り換えハードルは比較的低い

バージョンによる違いと今後のアップデート見通し

E-Treeアイコンの表示や設定項目の有無は、Microsoft Edgeのバージョンによって大きく変わる可能性があります。Microsoftは頻繁にEdgeをアップデートしており、ユーザーインターフェイスの変更や機能追加・削除が行われることが珍しくありません。

  • プレビューバージョン(CanaryやDev)では新機能が先行実装:E-Treeに類似した機能が試験的に変更されているかもしれません
  • 正式リリース版でも段階的ロールアウト:同じバージョン番号でも地域やユーザーによって、設定項目が段階的に公開される場合がある

今後の公式情報に注目

Edgeは新機能や改善を随時アナウンスしていますが、E-Treeに関してはあまり大々的に公表されていないため、突然設定項目が追加されたり削除されたりする可能性もあります。今後のアップデートでより明快な非表示オプションが提供されるか、あるいは代替機能に置き換わるかもしれません。

よくある質問(FAQ)

Q1. ギアアイコンが表示されない場合の対処法は?

A. まずはアイコンをクリックしてみたり、新しいタブページのカスタマイズメニューを開きましょう。ギアアイコンが見当たらない場合でも、天気アイコンやその他の設定ボタンに統合されている場合があります。どうしても見つからなければニュースフィード全体をオフにする方法も検討してください。

Q2. E-Treeをオフにしても再起動すると戻ってしまう

A. 一部のユーザー環境では再起動後に設定がリセットされることがあります。Microsoftアカウントでログインしていない場合に設定が同期されていない、あるいはEdgeにバグがある可能性があります。アカウント同期を有効にして再設定してみるか、最新バージョンにアップデートしたうえで試してみてください。

Q3. 他の拡張機能や広告ブロックでE-Treeを消せる?

A. 広告ブロック系の拡張機能などを入れても、E-Treeアイコン自体はブラウザのネイティブ機能のため消えないことが多いです。ただし、新しいタブに表示される広告枠をブロックする際に偶然E-Treeを含むコンテンツも消えるケースはあるかもしれません。あくまで自己責任で試してみる必要があります。

表:E-Tree非表示のための手順比較

方法操作の手軽さ確実性備考
アイコンから直接非表示ギアアイコンが出ない環境もあり
天気アイコンの設定「E-Tree」の表記がない場合もある
新しいタブのカスタマイズ全体レイアウトを変えるとE-Treeも消えるかも
ニュースフィードをすべてオフ一括で非表示になるが、他の情報も消える
別ブラウザに切り替えEdge特有の機能がないので確実

まとめ:最適な方法を見つけるには試行とアップデート確認が鍵

Microsoft EdgeのE-Treeアイコンを消したい場合、まずは「アイコンを直接クリックして非表示」「天気アイコンやニュース設定からオフ」を試し、それでもダメなら「新しいタブページのカスタマイズ」でレイアウトを変更するアプローチがおすすめです。バージョンごとの違いもあるため、以下を念頭に置いておきましょう。

  • Edgeを常に最新に保つ:設定メニューが変更される場合がある
  • 地域・言語設定の違いを把握する:海外版では表示名が異なる可能性あり
  • 他のカードやニュース情報をまとめてオフにすることも検討:E-Treeだけ消せなくとも、アイコン群を一括で隠せる
  • どうしても非表示にできないなら別ブラウザという選択肢も:Edge特有の機能に煩わしさを感じたら、同じChromium系やFirefoxへの乗り換えも検討

ユーザーによっては設定が反映されず再起動すると元に戻ってしまうなど、煩雑なケースも確認されています。これはEdgeのバグやアカウント同期の問題である可能性もあるため、時間を置いて再度試すか、バージョンアップを待つのが無難でしょう。現状、Microsoft公式がE-Treeに関する詳細な設定ガイドを公表しているわけではないため、将来的に改善されるかどうか注視する必要があります。

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