Windows10で配信されたKB5034441のセキュリティアップデートが、なぜかインストールに失敗してしまい、「エラー 0x80070643」と表示されて何度再試行しても進まない…。そんなご経験はありませんか。私の周囲でも、自宅のパソコンを立ち上げるたびに同じエラーが表示され、イライラしたというお話を聞くことが増えました。しかし、実はこの問題にはリカバリパーティションのサイズをはじめ、いくつか原因や対処策が存在します。今回の記事では、私自身がパーティションの変更に挑んだときの体験談や、調べて分かった回避策などをまとめてご紹介します。
KB5034441アップデートがインストールできない背景
原因として最も多いのはWinRE用のリカバリパーティション不足
パソコンを長く使っていると、バージョンアップやディスクの移行などを繰り返すうちに、Windows Recovery Environment(WinRE)専用のリカバリパーティションが必要容量を確保できなくなっていることがあります。私が初めてこの問題に直面したときは、SSDへのクローンを行った後にパーティション構成が微妙に変わってしまい、気付かないうちにリカバリパーティションが数百MB単位で不足していました。
KB5034441では、更新内容の中にWinRE関連のアップデートが含まれているため、リカバリパーティションが足りないとエラーが発生する可能性が高いといわれています。
Windows Update自体の不具合も疑われることがある
中にはパーティション容量に余裕があるにもかかわらず、何度やってもアップデートが適用されないケースもあります。Windows Updateのキャッシュに問題がある、システムファイルに破損がある、あるいはアップデート自体が何らかの不具合を含んでいるといった指摘もあります。私の知り合いは、WinREパーティションを1GBに拡張したにもかかわらず、なぜか同じエラーコードが出続けていました。結果として、Windows Updateコンポーネントのリセットを行ったところ更新に成功したそうです。
エラー0x80070643の具体的な症状と私の体験談
自宅PCのアップデート失敗から始まった格闘
私自身のパソコン(Windows10 21H2)でも、このKB5034441がまさに鬼門でした。通知が来たので普通にインストールをかけたところ、インストール中盤で突然エラー0x80070643が表示され、再試行を選んでもまた同じエラーで止まる。結局夜になっても終わらないので放置しましたが、翌日再び「更新の準備ができました」と出るものの、やはり失敗…。私の場合は、ディスク管理を見てみるとリカバリパーティションが450MB程度しかなく、それまでに入った別の更新プログラムによってさらに圧迫されていたようでした。
会社の同僚のパソコンケース
会社の同僚はWindows10 22H2の環境で同様のエラーが頻発。リカバリパーティション容量は500MB以上あったものの、Windows Updateトラブルシューティングツールでも解決できなかったそうです。最終的にSFCやDISMを試してみたり、インプレースアップグレードを行ったりと一通り対策を施した結果、ようやく成功。パーティション不足だけが原因ではない可能性もあるのだと実感しました。

私は最初「エラーコード 0x80070643なんて何が原因なんだろう」と見当がつかなくて、ネットを駆け回って調べました。結果的にリカバリパーティションを拡張するのが最も手堅い方法だったと感じますが、それでも解決しないケースがあるのは少し厄介ですね。
パーティションサイズを拡張して対処する方法
リカバリパーティションを変更する全体像
一番確実といわれているのが、Microsoftの案内にもあるように、リカバリパーティションのサイズを500MB以上(推奨は750MB~1GB以上)に拡大してからKB5034441を適用するやり方です。私も実際にディスク管理ツールを使って拡張し、アップデートを成功させることができました。
やり方の例としては、以下の流れです。
1. 空き領域を作成
Cドライブなどのメインパーティションを適度に縮小して、リカバリパーティション用の余白を準備します。縮小前には必ず重要データのバックアップをとっておきましょう。
2. 古いリカバリパーティションを削除
ディスク管理ツールやコマンドプロンプトで、既存のリカバリパーティションを削除します。誤ってOSパーティションを削除しないように注意が必要です。
3. 新しいリカバリパーティションを作成
確保した空き領域を使って、大きめのサイズでパーティションを新設します。推奨サイズを確保しておくと後々のアップデートで苦労が減ります。
4. reagentc /enable でWinREを再設定
コマンドプロンプトを管理者権限で開き、reagentc /enableを実行します。このコマンドでWindows Recovery Environmentが有効になり、新しいリカバリパーティションが正しく認識されるようになります。
注意点とデメリット
ただし、この方法はディスクパーティションの操作を伴うため、操作を誤るとシステムが起動しなくなるリスクがある点に注意が必要です。サードパーティツールを使う場合は使い方を熟読すること、また操作前のバックアップは欠かさずに行いましょう。特に初心者の方は、必要以上にいじってしまうと大切なデータが消えてしまう恐れがあるため慎重を期して作業することが大切です。
パーティション操作以外の回避策
アップデートを一時的に非表示にする
どうしても今すぐKB5034441を導入する必要がない場合は、Microsoftの「wushowhide.diagcab」を利用し、該当のアップデートを非表示にしておく方法があります。これにより、Windows Updateで自動的にダウンロードされるのを避けられます。特に業務上のソフトがインストールに失敗して困るような状況なら、一時的にアップデートを回避する選択肢もありでしょう。
Windowsの一般的なトラブルシューティング
エラー0x80070643は、システムファイルの破損やWindows Updateコンポーネントの不調でも起こることがあります。そのため、以下のような一般的な解決策を試すのも選択肢の一つです。
Windows Updateトラブルシューティングツールを使う
Windows10には標準のトラブルシューティングツールが用意されており、これを起動することで更新に関連する設定やキャッシュの修正が自動で試みられます。
SFCやDISMコマンドでシステムファイルを修復
SFC(System File Checker)コマンドはシステムファイルの破損を修復し、DISM(Deployment Image Servicing and Management)コマンドはWindowsイメージを修正する働きがあります。エラーがシステムファイルの異常によるものであれば、これらのコマンド実行で改善が期待できます。
インプレースアップグレードを試す
同じバージョンのWindowsを上書きで再インストールすることで、ファイル構造が再構築され、アップデートが正常化することがあります。同僚はこの方法でKB5034441の適用に成功しました。ただし時間と手間がかかるため、軽くはない手段です。
アンチウイルスソフトを無効化してみる
一部のサードパーティ製アンチウイルスソフトがWindows Updateの処理をブロックする例もあるようです。アップデート実行時だけアンチウイルスをオフにし、完了後に再び有効化することで成功したという報告もあります。



私の知り合いは、海外製のウイルス対策ソフトが原因でアップデートに失敗していたようで、一時停止したところであっさり成功しました。ただ、それだけで済む人はラッキーかもしれませんね。
Microsoftの修正パッチや後続アップデートを待つ選択肢
公式対応待ちのメリット
中にはエラーが起きても慌てず、Microsoft側の修正パッチや次の月例アップデートが出るまで待つという方もいらっしゃいます。特にパーティション操作がどうしても怖い、今すぐアップデートしなくても致命的な問題にならない場合は、危険を冒さず公式の改善策を待つ方が安全です。過去にも同様の事例で、後日配信の修正アップデートであっさり直ることがありました。
非表示設定でストレスから解放される
同時に、前述の「wushowhide.diagcab」を使ってKB5034441を非表示にしておくことで、再起動のたびにエラーが出るわずらわしさから解放されます。あまり推奨される方法ではありませんが、時間が取れない忙しい方にはひとまずの回避策となるでしょう。
対処法の表まとめ
HTMLのテーブルを用いて、代表的な対処策を整理してみました。
対処法 | 操作難易度 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
リカバリパーティションの拡張 | 高い | 根本解決になりやすい | 誤操作による起動不可やデータ損失リスク |
アップデートの一時非表示 | 低い | エラーの再試行ループを止められる | 更新を先送りするためセキュリティが最新でなくなる |
Windows Updateトラブルシューティング SFC/DISM インプレースアップグレード | 中程度 | 一部のエラー修復に有効 | パーティション不足が原因の場合は効果が薄い |
Microsoftの修正パッチを待つ | 低い | 手間がかからない | 待機期間中はエラーが続く、セキュリティリスク |
まとめと私のおすすめ対処法
最終的に私が選んだ方法
私は結局、パーティションをいじるリスクを取りつつも根本的な解決を望んだため、リカバリパーティションを拡張しました。途中で操作を間違えてシステムが起動しなくなるのではと不安もありましたが、ツールの使い方やコマンドの確認を慎重に行い、無事にアップデートを終わらせることに成功しました。
一方で、そこまで緊急を要しない方は、エラーが頻出するKB5034441を一時的に非表示にするか、Microsoft側の修正版を待つという選択肢もありだと思います。
状況に応じた柔軟な判断が大切
エラー0x80070643は、しばしばWindows Updateの煩雑さを象徴するようなトラブルです。根本的な原因はパーティション不足かもしれませんし、実は単なるシステムファイル破損かもしれません。また、アンチウイルスソフトやドライバの影響も考えられます。どの原因が自分の環境に当てはまるかを見極めつつ、以下のように優先度をつけるのがおすすめです。
1. 一般的なトラブルシューティング(トラブルシューティングツール、SFC、DISMなど)
2. アンチウイルスやセキュリティ設定の確認
3. リカバリパーティションのサイズを確認し、不足していれば拡張
4. それでもダメならインプレースアップグレード
5. どうしても対応が難しければ、非表示にして公式パッチを待つ



私の知人は、バックアップもままならない状態で操作して失敗しかけたというヒヤッとした話をしていました。慣れていない方は時間に余裕があるときに丁寧に取り組むのがベストだと思います。
最後に
パーティションを拡張すれば大抵の場合はKB5034441アップデートのエラー0x80070643を乗り越えることができますが、ディスク操作は細心の注意が必要です。万が一を考え、データのバックアップと操作手順の下調べをしっかりと行ってから取り掛かりましょう。もし緊急性が低いなら、非表示設定で様子を見るのも一つの選択肢です。いずれの方法を選ぶにせよ、最終的にはMicrosoftが更新プログラム側で根本的な改善をしてくれることを期待したいところです。



パソコンのトラブルは慣れないと苦戦することも多いですが、じっくり取り組めば自力で解決できることもあります。私も試行錯誤の末、修復に成功したときの達成感はなかなか気持ちいいものでした。少しでも参考になれば嬉しいです。
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