ガソリン車に代わってEV車が世界中に広まる事はほぼ確定しています。中国と英国はガソリン車の販売期限を設けていますし、中国では政府がEV車を取り扱う企業を支援しています。また、既にアメリカのテスラはハイレベルなEV車を市場展開して評価され、株価が異常な上昇を続けています。そして、掃除機メーカーのダイソンもEV車への参入を表明している事からも分かるように、今後も既存の自動車企業以外のメーカーからEV車が市場に投入されてくる事は明白だと考えられEV関連企業への投資は確実にしておきべきでしょう。
EV車のメリット
個人的にもEV車を応援していてそのメリットを上げてみます。(参考にならないかも)
既得権が無くなる
構造が単純でベンチャー等でも参入可能なので、既得権益が無くなる。作るのに難易度が高い為、ガソリン車へはベンチャーは参入できなかった。
CO2排出量が少ない
CO2の排出量が少ないので、子供世代に対する罪悪感がなくポジティブだ
クリーン
排気ガスが出なくてクリーンなので単純にいい気分。全てEV車であれば都市部でも地方の山の中と同じ空気になるのかとワクワク
国内でエネルギー調達可能
原油に頼らなくていいので、効率的だし。無駄な政治的な話に関与しなくて良くなり日本も若干自由になる。
じゃあ株買っておこうよ
EV車になるとガソリンが必要なくなる半面リチウムイオン電池がどの企業でも共通で必要となってきます。
本当に単純なんですが、リチウムイオンの関連銘柄を購入しておけば数年後にウハウハになっていると考えてリチウムイオンを製造する会社への投資を始めました。
リチウムイオン電池の銘柄選定に苦戦
さて銘柄を買おうにもなかなか調べても分からない事だらけです。Wikiなんかで見てもリチウムイオンの構造はなかなか複雑ですし、リチウムイオンを製造している企業の業績もよく分かりません、そして政治的な話がありそうですが到底調べる事は難しそうでした。
そこで辿りついた結論としてリチウムイオン関連のETFを買おうかと思ったんですが、国内で購入できるETFがありませんでした。
米国のETF参考に個別銘柄選定
Global X という米国のファンドが出しているLithium & Battery Tech というETFがあります。リチウム関連の銘柄に連動したETFです。まあこれを買えればいいんですが、日本では買えない。ということでこのETFの組込み銘柄から個別に選定する作戦をとりました。さて組込み銘柄を見てみましょう。
順位 | 名称 | 数量 | 値 | ファンドの割合 |
---|---|---|---|---|
1 | ALB アルベマール | 1.49 百万 | 200.79 百万 | 19.35 |
2 | FMC | 1.87 百万 | 172.11 百万 | 16.59 |
3 | SQM ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリ | 1.31 百万 | 73.97 百万 | 7.13 |
4 | サムスンSDI | 276.02 千 | 53.98 百万 | 5.2 |
5 | LG化学 [エルジー・ケミカル] | 149.87 千 | 53.49 百万 | 5.15 |
6 | パナソニック | 3.44 百万 | 50.96 百万 | 4.91 |
7 | エナーシス | 727.35 千 | 47.98 百万 | 4.62 |
8 | ジーエス・ユアサ コーポレーション | 9.38 百万 | 47.21 百万 | 4.55 |
9 | 比亜迪 [BYD] | 4.96 百万 | 43.23 百万 | 4.17 |
10 | テスラ | 138.69 千 | 43.17 百万 | 4.16 |
ほとんど知らない企業でした。テスラやパナソニック、サムスン等といったやはりといった企業も組み込まれていますが、比率が低いですね。全く真似しても意味がないので上位3銘柄をピックアップする事にしました。結果的にはリチウムイオンの製造会社です。3強で寡占状態にある優良企業である事が分かりました。
選定した3銘柄
ETF組込み比率:19%
アルベマール(Albemarle Corporation)は特殊化学品メーカー。特殊化学品およびファ インケミカルの製造に従事。同社の添加物や触媒は、プラスチック、ポリマー、エラストマー、洗剤、農薬、医薬品、写真用薬品、採掘用コンパウンド、殺生剤などに使用される。主に米国で製品を製造。
引用:Bloomberg
ETF組込み比率:16%
FMC(FMC Corp)は化学品総合リサーチ会社。農業、商工業、一般消費者向けのテクノロ ジー・ソリューションを手掛ける。医薬品送達の改善、食品・飲料の改良、電池、穀物収穫量の保護、高度の繊維製造などの分野における多様な研究開発のテクノロジーを提供する。
引用:Bloomberg
・Sociedad Quimica y Minera de Chile SA(SQM)
ETF組込み比率:7%
ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリ (Sociedad Quimica y Minera de Chile SA) は化学メーカー。農業を対象に硝酸カリウ ム、硝酸ソーダ、 硫酸カリウムなどの特殊肥料を生産・販売する。工業用ケミカルの ヨウ素やリチウムも手掛ける。世界100カ国以上で商品を販売する。
引用:Bloomberg
管理人の購入状況
参考にしたETFの比率ではSQMが低いんですが、とりあえず平等に3銘柄を購入する方針です。
SQMは配当率が2%と他の銘柄と比較して良かったのと、テクニカルチャートからALBと比較してまだまだ上昇の余地がありそうだったので先行して購入しています。
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