先日L3スイッチを交換したところDHCPが利用できなくなる事態になってしまいました。結論からお話すると、L3スイッチのDHCPリレーの設定を入れていなかったことが原因でした。IPを直接入力すると正常動作するからルーティングの設定は問題ないはずだから「インフラはOKだ」と検討違いな調査をずっとしていました。
目次
ネットワーク構成
下図が大まかなネットワーク構成です、セグメントA とセグメントBとDHCPサーバーはサブネットマスクが異なっています。すなわち別セグメントです。この構成のままL3スイッチを交換したところDHCPが利用できなくなったわけです。
何故DHCPが繋がらなくなったのか
DHCP設定がされている端末はブロードキャスト通信でDHCPサーバーを探しにいきます。端末が自分のIPを一斉に要求するわけです。ただ、ブロードキャストはルーター越えができないのでDHCPサーバーに到達できなかったわけです。かみ砕いて表現すると同一セグメントにDHCPサーバーがあれば問題ないわけです。
DHCPリレーの設定で解消
セグメント毎にDHCPを設けるのでは話にならないので、DHCPリレーを使います。ルーターで設定できるようです。設定内容としてはDHCPサーバーの場所を具体的にIPで指定するわけです。そうすると端末から要求がある「IPください」といったブロードキャストの通信を指定たたDHCPサーバーに転送してくれるわけです。このDHCPリレーの設定が新しいL3スイッチに抜けていた為DHCPが利用できなくなる事態に陥ってしまったわけです。
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