eSIMとは?Wi-FiやSIMカードとの違いやどっちがいいのかを調査!

海外旅行者の間でSIMカードなしにすぐに開通できるeSIMが注目を集めています。

今回の記事では、eSIMの仕組みやメリット・デメリットについて詳しくまとめました。本記事を読めば、eSIMの利便性やおすすめのeSIMサービスについて理解を深められます。

eSIMとは

eSIMはスマートフォンに内蔵された本体一体型の電子チップで、SIMカードを必要としないモバイル通信手段の1つです。従来のSIMカードはスマートフォンへの挿入が必要でしたが、eSIMはデータのダウンロードだけでインターネットに接続ができます。

eSIMについて詳しく知りたい人は、Saily による「eSIMとは?」の解説ページを参考にしてください。

eSIM・Pocket Wi-Fi・SIMカードの違い

eSIM・Pocket Wi-Fi・SIMカードの主な特徴について、以下の表にまとめました。

種類eSIMPocket Wi-Fi通常のSIMカード
特徴SIMカードなしでキャリアを切り替えられる複数の端末を同時にネット接続できる1枚のSIMカードを、複数のデバイス間で差し替えできる
利用開始までの時間購入後数分で利用可能空港や現地での契約手続きが必要オンラインでの手続きの場合、配送に数日〜1週間現地での購入や契約手続きが必要
バッテリー充電不要充電が必要充電不要
同時接続可能なデバイス数1台のみ5台〜10台の機器を同時接続可能1台のみ

eSIMを利用するメリット

eSIMを利用するメリットは、以下のとおりです。

  • オンライン手続きで即日開通
  • 海外旅行時の通信・インターネット利用に便利
  • 柔軟なプラン選択が可能

eSIMにどのようなメリットがあるのかを押さえ、賢く利用しましょう。

オンライン手続きで即日開通

eSIMはオンラインで手続きができます。即日開通、すぐに通信環境が整うのは最大のメリットです。

従来のSIMカードは配送に数日かかりましたが、eSIMはWi-Fiでキャリアの申し込みページにアクセスし、QRコードをスキャンするだけで通信機能の設定が完了します。

海外旅行時の通信・インターネット利用に便利

海外旅行のときに、eSIMなら渡航前のオンライン手続きだけで現地での通信環境が整うのもメリットのひとつです。

SIMカードやWi-Fiルーターは配送や店頭での受け取りが必要でしたが、eSIMはオンライン手続きだけで完結します。また、1台に5~20のプロファイルを保存できるため、国や地域に応じて最適なプランへの切り替えが簡単にできます。

柔軟なプラン選択が可能

柔軟なプラン選択ができることはeSIMの大きな特徴であり、利用者のニーズにあわせた通信環境の構築を実現します。

SIMカードは長期契約や固定のデータパッケージに縛られがちで、短期間の利用には向いていませんでした。しかし、eSIMでは短期間の利用や一時的なデータ容量の追加など、状況に応じた柔軟なプラン変更が可能です。

そのため、複数の通信事業者のプランを比較し、自分に最適な選択肢を見つけて無駄な出費を抑えられます。

eSIMを利用するときのデメリット・注意点

eSIMを利用するときのデメリット・注意点は、以下のとおりです。

  • 対応機種が制限される
  • 手続きや設定に手間がかかる

どのようなデメリットや注意点があるかを事前に把握し、自分の利用環境にeSIMが向いているかどうかを判断しましょう。

対応機種が制限される

eSIMは2021年以前の古い端末では利用できない場合が多く、最新機種でも一部の端末のみ対応している状況です。eSIMに対応している代表的なスマートフォンを、以下の表にまとめました。

メーカーシリーズ対応機種
AppleiPhoneiPhone XR以降の全機種 iPhone SE(第2/3世代)
GooglePixelPixel 4以降の全機種
SamsungGalaxyGalaxy S23/S24シリーズ Galaxy Z Fold4/Fold5 Galaxy Z Flip4/Flip5 Galaxy A54/A55シリーズ
SonyXperiaXperia 1 V/IV Xperia 5 V/IV Xperia 10 V/IV Xperia Ace III
SHARPAQUOSAQUOS R7/R8/R9 AQUOS sense6s以降 AQUOS wish2以降 AQUOS zero6
OPPORenoReno7 A Reno9 A Reno10 Pro 5G
XiaomiXiaomi/RedmiXiaomi 12T Pro/13シリーズ Redmi Note 11 Pro 5G Redmi 12 5G
Motorolamotorolamotorola edge 40以降、moto g52j 5G以降、motorola razr 40シリーズ

なお、キャリアによって一部対応していないケースがありますので、必ず公式サイトで確認してください。

手続き・設定に手間がかかる

eSIMは物理的なSIMカードを必要としない便利な技術ですが、手続きや設定に関して以下のような注意点があります。

注意点詳細
利用開始の手続きオンラインでの手続きと設定が必要で多少のIT知識が求められる
インターネット環境の必要性インターネット接続環境下でないと手続きができない
設定の複雑さQRコード読み取りやアプリ設定が必要

eSIMは世界中で使えるSailyがおすすめ

料金プラン(税込み)1.99ドル~
対応エリア・国・日本・アメリカ・カナダ・メキシコ・韓国・台湾・香港・シンガポール・タイ・マレーシア・ベトナム・インドネシア・フィリピン・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・スペイン・ポルトガル・オランダ・ベルギー・スイス・オーストリア・デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランドなど190か国以上
公式サイトhttps://saily.com/ja/

Sailyは世界中で利用可能なeSIMサービスで、アプリを通じた簡単な操作でモバイル通信環境を構築できます。アメリカ・タイ・マレーシア・UAE・中国・日本・フランス・インドなど、多くの国と地域でeSIMサービスを提供しています。

利用開始の手順は、目的地を選択してデータプランを購入し、アプリをダウンロードしてeSIMを設定するだけです。渡航時は出発前にアプリをダウンロードし、必要なプランを選択しておけば、海外でも快適な通信環境を実現できます。

eSIMを利用して快適な通信環境を手に入れよう!

スマートフォン内蔵のeSIMは、SIMカードを使用せずデータダウンロードだけでモバイル通信に接続できます。海外渡航時のモバイル通信も、異なるネットワークキャリアへの切り替えを容易に実現可能です。

「オンライン手続きで即日開通」「柔軟なプランの選択が可能」など、eSIMにはさまざまなメリットがあります。一方、2021年以前の古いスマートフォンでは利用できず、最新機種でも一部のみ対応している状況です。

保有しているスマートフォンがeSIMに対応しているか確認し、海外渡航時に快適な通信環境を手に入れましょう。

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