多店舗展開に強い!Airレジで複数店舗の売上を一括管理する活用例

日々のオペレーションに追われながら、複数店舗の売上や在庫をどのように管理すればいいのか頭を悩ませていませんか。Airレジなら無料で始められるうえ、クラウドを使ったリアルタイム管理で店舗ごとの動きをすぐにつかむことができます。

目次

Airレジが多店舗展開におすすめな理由

一元管理による業務効率アップ

複数の店舗を運営していると、店舗ごとに売上レポートや在庫データの管理手法がバラバラになりがちです。しかしAirレジなら、クラウド上にデータを集約し、どこにいても全店舗の状況を把握できます。売上はリアルタイムで更新されるため、全体の売上状況や各店舗の動向を即座にモニタリングできます。

全店舗のデータがクラウドにまとまっていて、スマホからでも確認が簡単にできるので、わざわざ出張して店舗を回る手間が減ります。

多様な業種に対応した柔軟さ

Airレジは飲食店だけでなく、小売店、美容サロン、医療機関など、業態を問わず導入が可能です。商品管理や在庫アラート機能、顧客管理などが標準で備わっており、必要に応じて設定を細かくカスタマイズできるのが特徴です。複数店舗にわたってさまざまな業態を展開しているオーナーにとっても、一貫した管理がしやすいのが魅力です。

私が経営している場合は、飲食店と小売店を両方展開しています。各店でメニュー構成や商品は当然異なるのですが、Airレジの設定画面で商品カテゴリを増やしたり、税率を変えたりするだけで一括管理ができるようになりました。

リアルタイムの売上分析

Airレジで集めたデータは時間帯別・日次・週次・月次など、さまざまな視点で分析することが可能です。どの店舗でいつ売上がピークになるのか、客単価が高いのはどの店舗かなど、具体的な数字を可視化することで、スタッフ配置やキャンペーン施策の最適化に役立ちます。

売上分析を活かす具体例

1. ランチタイムの来店数が多い店舗: スタッフの数を増やし、ピークタイムの接客力を強化
2. 平日の売上が落ち込みがちな店舗: 平日割引などのキャンペーンを実施
3. 土日の売上が好調な店舗: 土日に焦点を当てた限定メニューの提案

複数店舗を同時に分析できるのは、思った以上に運営改善のヒントをもたらしてくれます。

導入手順と初期設定のポイント

機器の準備

AirレジはiPadやiPhoneなど、iOSデバイスがあれば始められます。ただし、周辺機器としてレシートプリンターやキャッシュドロアを使う場合は、それらを購入・設定する必要があります。初期費用を最小限に抑えたいなら、まずはiPadとWi-Fi環境からスタートし、売上が安定したら周辺機器を追加していくのも方法です。

周辺機器の初期コストはそれなりにかかるので、最初からフル装備にすると出費が嵩んでしまうことがあります。

推奨環境

iOS 12以降であれば基本的に動作します。新しい端末ほどサクサク操作でき、アプリのアップデートにも対応しやすくなるため、余裕があれば比較的新しいデバイスを用意するとストレスフリーです。

店舗情報と商品登録

まずはAirレジアプリをApp Storeからダウンロードし、リクルートIDでログインします。複数店舗を運営している場合、それぞれの店舗情報(店舗名、住所、電話番号など)を入力し、商品やサービスの価格をカテゴリごとに設定していきます。登録後は在庫数やレシートの印刷設定など、細かいオプションを好みに合わせてカスタマイズしましょう。

運用するうえでのおすすめ設定

1. カテゴリ別に商品を細かく分類し、売上分析がしやすいようにする
2. 軽減税率対象商品(飲食物など)には専用の税率設定を行う
3. サロンやクリニックの場合は顧客管理や次回予約を活用して、リピート率を向上

私の知人は美容室とネイルサロンをセット経営していますが、Airレジを導入してからお客様の来店履歴がひと目で確認できるようになったと喜んでいました。特に忙しい日は顧客管理が大変だったらしく、デジタル化の恩恵を強く感じているそうです。

複数店舗管理ならではの工夫

店舗間の在庫共有

在庫が偏ってしまった場合は、Airレジの在庫管理画面で各店舗の在庫数をリアルタイムに確認し、必要に応じて店間で融通することもできます。例えば小売店である店舗Aに在庫が不足している商品があれば、在庫に余裕がある店舗Bから送る対応が可能です。

店舗間在庫管理の具体的な取り組み

1. 商品カテゴリごとに在庫アラートを設定しておき、閾値を下回ったら自動通知を受け取る
2. 在庫が多すぎる店舗から不足店舗への移動を行い、無駄な仕入れを削減
3. 仕入れ担当者が全店舗分をまとめて発注するときは、Airレジに統合されたデータを参照して最適化する

在庫状況を一元管理していないと、売れ残りと欠品が同時発生していた、ということになりがちです。Airレジならこの問題を減らせます。

スタッフ別管理・権限設定

大きな組織になるほど、店舗ごとにスタッフを管理する必要があります。Airレジではスタッフアカウントごとにレジ操作権限を設定可能です。例えば、新人スタッフは会計操作はできても売上データの閲覧はできないように制限するなど、情報管理の面で安心できます。

権限設定の事例

1. 店長: 全レジ機能と売上分析・在庫管理へのアクセスが可能
2. 一般スタッフ: 会計操作・顧客登録は可能だが売上分析は閲覧不可
3. 経理担当: 会計ソフト連携や仕訳管理など、経理データのみ閲覧・操作が可能

社員ごとに機能を割り当てられるので、複数店舗を運営する上でのセキュリティリスクを下げやすくなります。

連携サービスを使ってさらなる効率化

キャッシュレス決済との連携

AirレジはAirペイと連携することで、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などのマルチ決済に対応できます。売上データは自動的にAirレジに反映されるので、入力ミスや二重入力のリスクが激減します。利用可能な決済手段が増えればお客様の利便性も向上し、機会損失を防ぐことにもつながります。

導入メリット

1. キャッシュレス決済手数料をまとめて管理しやすい
2. 会計処理のスピードアップで顧客満足度向上
3. クレジットカードやQRコード決済をスムーズに導入できる

会計ソフト連携によるバックオフィスの効率化

売上データは「弥生会計」「freee」「マネーフォワードクラウド」などのクラウド会計ソフトへ自動転送できるため、経理処理や確定申告の手間を大幅に削減できます。これによって、事業規模が大きくなったときでも経理担当者の負荷を最小限に抑えつつ、ミスを減らすことが期待できます。

僕の場合はフランチャイズ店舗も含めて複数展開しているので、売上データをまとめて会計ソフトに転送できるのは本当に助かっています。決算期のバタバタが少しは楽になるのを実感しています。

複数店舗管理をもっとわかりやすく!実際の運用イメージ

売上確認の流れ

事例: 3店舗展開している小売店の場合

下記のように、1日の終わりに各店舗の売上をまとめてチェックします。月末には全店舗のデータをグラフ化し、どこが最も伸びているかを一目で把握できます。

店舗名本日の売上月間累計売上客単価
本店150,000円3,000,000円2,500円
支店A120,000円2,800,000円2,300円
支店B140,000円2,600,000円2,400円

リアルタイムで数値を追えるため、早めに人員体制や仕入れ量を調整できるメリットがあります。

スタッフ管理の具体策

店舗が増えるほど、スタッフの教育や配置にも手間がかかります。Airレジでは打刻管理機能はありませんが、アプリの操作方法を動画やオンラインマニュアルで学べるため、初日からすんなり使えるスタッフが多いです。また、会計ソフト連携やキャッシュレス決済を導入することで、労力を削減しながらスタッフの負担を減らすことにもつながります。

スタッフ研修のポイント

1. アプリのインターフェースに慣れてもらう
2. 日常業務が簡単になると伝えてモチベーションを高める
3. 新機能追加時にはオンラインチュートリアルを全員に周知

注意点と導入検討時に確認したいこと

インターネット環境の確保

Airレジはオンラインでデータをやり取りします。複数店舗を一括管理したい場合、各店舗で安定したWi-Fiやモバイル回線を用意する必要があります。万が一回線が不安定だと売上データが正しく同期されず、管理が煩雑になってしまうケースもあるので要注意です。

特に飲食店などの客足が多い業態は、回線負荷が増えるとつながりにくくなることもあります。

ハードウェアの費用

iPadやプリンター、キャッシュドロアなどの周辺機器はある程度の初期コストがかかります。Airレジ自体は無料なので導入ハードルは低いものの、将来的に複数店舗に導入するとなると、総額を見積もってから動いたほうが安心です。

費用計算の目安

1. iPadまたはiPhoneの端末費用
2. レシートプリンター(2〜3万円程度)
3. キャッシュドロア(2万円前後)
4. ネット回線費用(店舗によって変動)

私は最初に1台だけ導入して試運用し、問題なさそうだったのでほかの店舗にも順次Airレジを入れました。一気に導入するとかなりの台数が必要になるので、まずはテストをするのがおすすめです。

導入後のサポート体制

オンラインサポートと対面サポート

Airレジは公式サイトのFAQや問い合わせフォームによるオンラインサポートが充実しているほか、ビックカメラなどの量販店に「Airレジ サービスカウンター」が設置されているケースもあります。疑問やトラブルがあった際に対面で相談できるため、ITが苦手な方でも安心して利用を続けられます。

サポートを活用するコツ

1. 初期設定時に不明点があれば積極的に問い合わせを行う
2. 店舗スタッフが操作に戸惑っている場合、オンラインマニュアルを活用する
3. ソフトウェアアップデートの情報をこまめにチェックして、常に最新バージョンを保つ

実店舗で相談できるのは心強く、導入時のハードルが下がります。特に多店舗運営だとサポート体制は重要です。

まとめ: Airレジで多店舗展開をスムーズに

Airレジの魅力は無料のPOSレジアプリでありながら、在庫や顧客、売上データまで一括管理できる点にあります。複数店舗の運営で起こりがちな煩雑さを解消するだけでなく、リアルタイムでの売上把握や在庫共有など、業務効率を格段に高める機能を備えています。周辺機器やインターネット環境の準備は必要ですが、それを上回るメリットが見込めるでしょう。店舗数が増えるほど管理のしやすさが実感しやすいのも、Airレジの大きな特徴です。

私自身、最初は新しいシステム導入をためらっていましたが、使い始めると現場のスタッフも操作しやすく、データを一元管理できるメリットを強く実感しました。今では複数店舗の数字をリアルタイムで見ながら、次の戦略を練る時間を確保できるようになっています。

多店舗展開を目指すなら、無料で始められるAirレジは非常におすすめです。

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