売上が伸び悩んだり、リピーターがなかなか定着しなかったりすると、店舗運営を続けるうえで不安を感じることがありますよね。そんな方にこそぜひ注目していただきたいのが、クラウド型POSレジ「POS+(ポスタス)」のデータ分析ツール「POS+ assist」です。店舗ごとの売上や在庫状況を可視化し、複数店舗の運営効率化まで実現していく様子をご紹介します。
POS+ assistとは何か~データ分析で経営を強化
POS+ assistは、クラウド型POSレジシステム「POS+(ポスタス)」シリーズのオプションとして利用できるデータ分析ツールです。各店舗の売上や在庫、顧客情報などを集約し、ダッシュボードで一括管理できるのが最大の特徴といえます。
POSレジで取得できる豊富なデータ
従来のレジでは単純な売上金額しかわからないケースもありました。しかしPOS+では、売上とひとくちに言っても時間帯別、商品別、スタッフ別、顧客属性別など、細かくセグメントして取得することができます。
さらに顧客情報の登録を活用すれば、どの客層がどの商品をよく購入するのかが見えてくるため、効果的な施策につなげやすくなります。
効果的なデータ活用のイメージ
たとえば飲食店では、時間帯別の売上データから「ランチタイムに男性がよく注文するメニュー」を特定し、その料理をさらに強化するキャンペーンを打つなど、具体的な施策を展開しやすくなります。小売店でも、棚卸や入荷データを組み合わせることで、販売スピードが速い商品の発注量を調整したり、ロス削減につなげたりと、経営改善に大きく貢献します。
複数店舗の一括管理でさらに効率UP
複数店舗を展開している場合、それぞれの店舗を横断的に比較することで、「店舗Aでは売れているのに店舗Bでは動きが鈍い商品」を特定しやすくなります。共通の仕入れルートや棚割りで調整する、あるいは店舗ごとに顧客層が異なるならば戦略を変えるなど、経営判断のスピードが格段に向上します。
かつて私がお手伝いしたレストランチェーンでは、ランチ営業のみの店舗と夕方以降にピークがくる店舗では単価や人気メニューが異なり、業態は同じでも大きな売上の差が発生していました。POS+ assistで分析すると、夕方以降の店舗ではアルコール系のサイドメニューが人気だったことが判明し、新規メニュー開発を積極的に展開して客単価をさらに伸ばせたんです。
実際にどのように導入する?店舗別の具体策
POS+(ポスタス)は、多様な業種・業態に対応した専用モデルを用意しています。ここでは飲食店、小売店、美容・サロン、クリニック・整体院など、それぞれの現場がどうやってデータを活用し、経営改善につなげるのかを見ていきましょう。
飲食店専用「POS+ food」
「POS+ food」は、ハンディやセルフオーダーなどをはじめとした追加オプションとの連携で、一気通貫のオペレーション管理を実現します。キッチンプリンターによる即時注文伝達や、テイクアウトの売上把握、スタッフごとの注文状況など、あらゆる角度からデータを分析できます。
セルフレジ/券売機「POS+ selfregi」との連携
セルフレジや券売機の機能を併せ持つ「POS+ selfregi」も導入することで、レジ対応のスタッフ数を減らし人件費を抑える施策が可能になります。さらに混雑する時間帯を分析し、テーブル注文と券売機の使い分けを最適化すれば、顧客の待ち時間を短縮し満足度を高める効果を狙えます。
小売店専用「POS+ retail」
小売業にとって重要なのは、豊富な在庫管理機能と複数店舗管理の効率化機能です。棚卸時にバーコードスキャナを利用することで在庫数をすばやく把握でき、インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応しているので事務作業もスムーズです。
POS+ assistを活用した在庫回転率の分析
小売で失敗しがちなのは「回転の遅い商品が店舗の棚を埋めてしまう」ことです。POS+ assistで期間売上数と在庫数を照合すると、回転率の低い商品を可視化できます。そこで適切に値下げや棚配置を変えるなど、機会損失を防ぎやすくなります。
美容・サロン専用「POS+ beauty」
美容・サロン業態の特長は、顧客管理の重要性が高いこと。個人ごとのカルテをどれだけ丁寧に管理できるかがリピーター獲得に直結します。POS+ beautyでは、予約管理と顧客情報の連動で、来店時間やメニュー履歴をひと目で把握しながら次回の提案につなげる仕組みを構築できます。
DM配信やプッシュ通知の活用
一度来店した顧客に対して、適切なタイミングでクーポンや新メニューの案内を届けることがリピーター促進のカギとなります。POS+ assistと連携すれば、予約回数や前回施術時期のデータをもとに、より緻密なキャンペーンを実行可能です。
以前、リラクゼーションサロンでPOS+ assistを導入した店舗では、1か月以上間隔が空いた顧客に「メンテナンスのご案内」を送る仕組みを作り、リピート率が2割ほど向上していました。お客様自身も「そういえばそろそろ行きたいな」と思うタイミングを忘れがちなので、DMや通知で思い出してもらえることが効果的だったそうです。
クリニック・整体院専用「POS+ healthcare」
クリニックや整体院では、通常の会計業務だけでなく、診療予約やレセコン連携が大きなポイントとなります。紙カルテを使っている場合と比べると、電子カルテでの管理や会計レジでの二重入力が不要になるため、事務作業が大幅に減少します。
リピーター獲得~定期通院・定期施術の促進
顧客データや通院履歴が一元管理されることで、施術や診療内容の傾向をもとに次回予約を促すことが可能です。施術メニューの強化や健康セミナーの案内など、販促活動にも応用できます。
POS+ assistで実現する売上分析から顧客満足度向上
店舗の規模や種類を問わず、データ分析を行うことで得られるメリットは大きく分けると以下のようにまとめられます。
在庫・売上・顧客情報の一元管理
複数店舗間の比較が容易
リピーター獲得施策を効果的に実行
スタッフ別の業績・会計管理でモチベーションアップ
こうしたデータがあれば、売上が高い時間帯や人気商品の動向が数値として明確になるので、たとえば追加スタッフの配置タイミングやキャンペーンの打ち出し時期を最適化しやすくなります。さらに顧客情報を絡めれば「なぜ売れたのか」「どうすれば再来店率を上げられるのか」を論理的に判断できるため、試行錯誤のロスを減らせます。
リピーターを獲得する具体的アクション
たとえば会員登録をした顧客に対し、「最終来店から2か月経過した段階でクーポンを送る」といったルール設定をしておくと、顧客の来店サイクルを上手に管理できます。DM送付やSMS配信機能を組み合わせることで、個人に合わせたタイミングでアプローチし、忘れられない存在になるよう工夫しましょう。
既存顧客分析と新規客獲得
リピーター施策だけでなく、新規顧客獲得においてもデータ活用は効果的です。たとえばPOS+ assistで売上傾向を分析すると「週末の午後帯に顧客が比較的少ない」などの時間帯が判明することがあります。その時間帯に合わせてSNS広告や口コミサイトでキャンペーンを案内すると、無理なく稼働率を上げられる場合もあります。
導入までの流れと充実のサポート体制
POS+(ポスタス)の導入は、問い合わせからスタートして商談・提案、契約締結、設置・設定、運用開始と進みます。店舗それぞれの規模や業態に合わせて柔軟にプランが提案されるので、初めてPOSシステムを導入する店舗でも安心です。
専任スタッフによる初期設定サポート
商品やメニューの登録、在庫管理の設定など、導入時の細かい作業をサポートしてくれるのがうれしいポイントです。さらに、スタッフ向けトレーニングも実施されるため、操作方法に不慣れな方がいてもスムーズに学べます。
365日電話サポート&現地訪問対応
運用開始後も、年中無休の電話サポートが用意されています。トラブルや操作面での疑問が発生したら迅速に相談できるので、営業時間中のリスク軽減につながります。全国に対応する現地訪問サポートもあるため、システムの設置や機器トラブルなども安心して任せられます。
料金プランと導入事例~コスト対効果の検証
基本プランは月額14,000円(税別)からで、オプション機能の追加や店舗数によって変動します。実際に導入する場合、まずは見積もりを依頼し、必要な機能やサポート内容を確認してから選択できます。
コストとメリットの比較が重要
POSレジの導入では「導入費用が高いのでは?」という不安を持つ方も少なくありません。実際には人件費の削減や在庫管理の効率化によるロス削減、リピーター施策による売上向上などを考慮すると、中長期的にコスト以上のメリットを生み出すケースが多くあります。
ある美容サロンでは、POS+ beautyを導入し、DM配信を徹底してリピーター比率を向上させた結果、月の売上が1.2倍に伸び、導入費用を半年ほどで回収できました。データ分析と丁寧な顧客対応による相乗効果ですね。
導入事例:小売チェーンでの複数店舗統合管理
小売チェーンを複数展開する企業がPOS+ retailとPOS+ assistを導入したケースでは、各店舗の売上データを一括管理することで、共通在庫の仕入れ計画を練りやすくなりました。さらに回転が遅い店舗への在庫をスムーズに移動し、抱え込みリスクを大きく減らせたといいます。
データ分析ツールの活用ポイント
複数店舗を持つ場合は、各店舗の販売実績や客層を比較し、適切な在庫振り分けを行うことで無駄が減ります。同時に、本部側で店舗マネージャーの業績を見える化することで、適切な評価やボーナス配分にもつなげやすくなるのがメリットです。
さまざまな決済手段に対応する利便性
消費者の利用する決済手段は多様化しています。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、希望に合わせた支払い方法を用意しておくのは今や必須といえるでしょう。ポスタスでは「stera terminal」と連携することで、各種キャッシュレス決済に対応可能です。
決済の多様化で顧客満足度を高める
現金支払いのみだった店舗がQRコード決済やクレジットカード対応になると、それだけで新たな顧客層を呼び込む可能性があります。特に若い世代やインバウンド需要に対応するなら、多彩な決済手段は大きな魅力となります。
会計業務のスピードアップ
キャッシュレスの普及に伴い、売上データの処理が早くなるだけでなく、レジでの顧客待ち時間が短縮されます。スピーディーな会計は店舗の回転率を上げる助けにもなるでしょう。
筆者の知人が経営するカフェでは、現金対応とカード・QR決済のレーンを分けていた時期がありましたが、POS+を導入し一本化することでレジ待ちトラブルが激減したそうです。混んでいるときほどスムーズに回転させるのが重要なので、こうした細かい時間短縮は売上とリピーター獲得に直結します。
表で見るPOS+導入メリット~各機能を整理
ここで、POS+(ポスタス)が提供する各種機能とメリットを表で整理してみましょう。
機能 | 主なメリット | 対象業種 |
---|---|---|
売上管理 | リアルタイムで売上を確認し、時間帯別・スタッフ別の分析が可能 | 飲食・小売・美容・クリニック |
在庫管理 | 棚卸や入出荷確認を簡易化し、発注の最適化に貢献 | 小売・飲食(食材管理) |
顧客管理 | 購入履歴や来店履歴を一元化し、リピーター獲得策を打ち出しやすい | 美容・飲食・クリニック |
セルフレジ/券売機 | 省人化と会計スピード向上で人件費削減や顧客満足度アップ | 飲食店(特にファストフード・定食屋など) |
データ分析ツール (POS+ assist) | 複数店舗のデータを集約・分析して運営戦略を最適化 | すべての業種に対応 |
これからの店舗運営を見据える~今が導入の好機
少子高齢化や労働力不足が進む中、店舗経営には効率化や差別化がますます求められています。そんな状況で、POSレジを単なる「会計の道具」としてではなく「経営分析のパートナー」として活用することは極めて重要です。
これから始める方へ~まずは問い合わせから
POS+(ポスタス)は、導入実績も多く、業種別に最適化されたモデルを提供しているのが大きな強みです。しかも導入時のハードルを下げるサービスが整備されていますから、初心者でも安心して一歩を踏み出せます。
新たなファンを作り、利益向上を目指そう
顧客管理やデータ分析を活かして継続的に接客力を高めていくと、自然と店舗へのロイヤルティが高まります。情報発信のタイミングを逃さず、新しいメニューやキャンペーンを紹介しながらリピーターやファンを増やしていくことで、経営の安定につながっていくのです。
店舗運営が複雑化する今こそ、POS+ assistが頼もしい味方になります。
まとめ~データ分析×POSレジで店舗に新たな可能性を
これまでの経験や勘に頼った店舗運営にデータ分析を取り入れることで、かゆいところに手が届く施策を打ちやすくなります。さらに、使いやすいクラウド型POSレジとして評価の高いPOS+の各業態特化型モデルと組み合わせることで、誰でも無理なく分析と改善を繰り返せる環境を構築できるのが大きな魅力です。
売上分析からリピーター獲得、そして多店舗展開の運営効率化まで、POS+(ポスタス) assistが提供するデータは、店舗の未来を切り拓く強力な武器となるでしょう。今後の市場競争が激しくなるほど、こうした分析ツールの導入と運用がますます重要になっていくと考えられます。ぜひ、このタイミングで自店の可能性を拡大するきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
導入の検討段階では、まずは資料請求や問い合わせを行い、自分の店舗に合ったプランやオプションを確認してみましょう。新しい発見やヒントが次々に見つかるはずです。
私自身も、はじめは「データ分析なんて難しそう」と思っていましたが、意外と画面が見やすく、数値を追うのが苦手なスタッフでも使いこなせました。慣れてくると「今日の客単価が先週よりちょっと高い」なんて指標に気づけるようになり、些細な変化も楽しめるようになってきます。
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