オンラインを活用して自由に商品を販売したり、出張型のサービスを展開したいと考えている方が増えています。そこで注目されているのが、URLを送るだけでオンライン決済が完結できる「決済リンク」。SNSやメールで案内でき、お客様にも店舗にも手間が少ない方法として人気を集めています。本記事では、Squareの決済リンクを活用して、どこでもスムーズに商売ができる方法をわかりやすく紹介していきます。
「場所を選ばない」商売の魅力とは
商売といえば固定の店舗を構えてそこへお客様を呼ぶイメージがありましたが、近年ではオンラインの進化やSNSの普及、さらに出張型のサービスの人気が高まったことで「場所を選ばず自由にビジネスを展開する」スタイルが広がっています。これは販売者にとっても、お客様にとっても大きなメリットがあるためです。
固定費削減が可能
店舗を構えるとなると家賃や光熱費、人件費などがかかります。場所を選ばずに商売できれば、一定の固定費を大幅に抑えることが可能です。オンラインのみでの販売や、予約があれば出向くスタイルであれば、物理的な店舗が不要になるケースもあり、資金をほかの部分に回すことができます。
例:自宅サロンやオンライン講座
自宅の一室をサロンにしたり、オンライン講座を配信したりするスタイルは、店舗を借りる費用がかからず、広告やサービス品質向上に予算を割くことができます。筆者が以前体験したヨガのオンライン講座でも、講師は決済リンクを活用し、受講料の支払いをスムーズに誘導していました。参加者が増えても場所の制限がないため売上アップに直結していると感じました。
サービス範囲が広がる
実店舗だけにこだわると、どうしても集客できる範囲が限られがちです。しかし「場所を選ばない」ビジネスなら、SNS経由で全国や海外のお客様にも商品やサービスを届けられます。また出張型のサービスなら、お客様が希望する場所へ訪問してサービスを提供できるので、顧客満足度も高まり、口コミによる広がりも期待できます。
例:出張マッサージや移動販売
出張マッサージや移動販売車を運営している事業者の方は「カード決済ができない」と諦めている場合が多いようです。ところが、Squareの決済リンクやモバイル端末を使えば、その場でのキャッシュレス決済が可能になり、高額サービスでもお客様の支払いハードルがぐっと下がります。オンライン請求書にも対応すれば、後日請求書をメールやSNSで送付して決済してもらうことも可能です。
Squareの決済リンク機能が選ばれる理由
「オンライン決済 簡単」「出張サービス 決済方法」「決済リンク 使い方」などのキーワードで検索すると、さまざまな決済サービスがヒットします。その中でSquareが選ばれる理由を見ていきましょう。
アカウント登録がスピーディー
Squareはオンラインでアカウントを作成するだけで、最短当日からキャッシュレス決済が導入できる手軽さが強みです。必要な書類も少なく、審査が比較的スムーズに進むため、忙しい事業主の方にとっては大きな利点といえます。
URLを送るだけで決済完了
Squareの決済リンクは、個別の商品やサービスに紐づいた支払い用URLを発行する機能です。これをSNSやメール、LINEなどでお客様に送るだけで、オンラインでのクレジットカード決済が完了します。お客様は専用のアプリをダウンロードする必要がなく、受け取ったURLをクリックして決済画面へ進むだけなので非常に簡単です。
使い方のイメージ
1. Squareアカウントの管理画面で「決済リンク」を作成
2. 商品やサービスの詳細と金額を設定してURLを発行
3. SNSのDMやメールにURLを貼り付けてお客様へ送信
4. お客様がそのURLを開き、クレジットカード情報を入力して決済
5. 決済完了のお知らせをすぐに確認できる
この流れであれば、場所を選ばずにいつでもどこでも課金が可能なので、店舗を持たずに自由にビジネスをするのにもピッタリです。筆者はハンドメイド商品のオンライン販売でSquareの決済リンクを使っており、InstagramでDMが来たタイミングですぐにお支払い案内を送っていますが、ほとんどのお客様が迷うことなくスムーズに入金してくださいます。
私が初めてSquareの決済リンクを使ったのは手作りアクセサリーの販売でした。SNSで質問が来たら、その流れでURLを送ってすぐに決済完了。店舗を構えるコストを考えなくて済むので、大きな安心感がありましたね。
業界最安水準2.5%の手数料
Squareでは2024年11月1日以降、VISAおよびMastercardの決済手数料が3.25%から2.5%に引き下げられ、これが恒久的に適用されます。年間キャッシュレス決済総額が3,000万円以下の新規のお客様が対象ですが、業界の中でも非常に低い水準となっています。しかも隠れたコストや月額料金などは一切なく、分かりやすく透明な料金体系が維持されている点も注目されています。
POSレジ機能・オンラインストア機能も利用可能
Squareは決済リンクだけでなく、無料のPOSレジアプリやオンラインストア機能も提供しています。
– POSレジアプリ:売上・在庫・顧客情報などを一括で管理
– オンラインストア:専門的な知識がなくてもネットショップが簡単に構築できる
これにより、対面販売とオンライン販売を同時進行しながら在庫を共有管理できるため、ビジネス全体がスムーズに運営できます。
決済リンクの仕組みと具体的な導入ステップ
Squareの決済リンクを導入するにはどんな準備が必要か、手順が知りたい方も多いでしょう。ここからは具体的なステップを紹介します。
Squareアカウント登録
Square公式サイトからアカウントを登録します。必要な情報を入力すると、審査が行われますが、個人事業主でも簡単に始められます。最短当日から利用可能になるため、急ぎの導入にも対応しやすいです。
ビジネス情報の設定
アカウント登録後、ビジネス名や所在地、取り扱う商品のジャンルなどを設定します。対面決済に使う「Squareリーダー」や「Squareスタンド」などのハードウェアを注文する場合は、ここで手配するのも良いでしょう。オンライン決済のみであれば、特別な端末を用意しなくても問題ありません。
アカウント画面でできること
– 決済履歴の確認
– POSレジ用の商品登録
– 決済リンクの発行
– オンラインストアのカスタマイズ
– 売上レポートの参照
決済リンクの作成
Squareダッシュボード(管理画面)の「オンライン」または「決済リンク」のセクションから、決済リンクを新規作成します。商品の名前、金額、在庫数などを入力すると、決済URLが発行されます。これをコピーしてメールやSNSで送付するだけなので、操作も簡単です。
運用開始とスムーズな決済フロー
お客様から「この商品を購入したい」「サービスを利用したい」といった連絡を受けたら、決済リンクを送り支払いを案内します。お客様がクレジットカード情報を入力して決済すると、即時にビジネスオーナー側のダッシュボードで支払いステータスが「完了」と表示されます。
筆者も初めて利用した際は「このURLを送るだけで本当に決済できるの?」と半信半疑でしたが、問題なく決済が完了していて感動しました。お客様への請求連絡もシンプルで、繰り返し利用いただけるケースが増えましたね。
出張サービスやオンライン事業への応用事例
決済リンクを活用すると、自分がいる場所を問わず、対面でも非対面でも支払いを完結できます。ここでは具体的なビジネス事例を紹介します。
出張ヨガ・パーソナルトレーニング
自宅や公園など、クライアントの指定する場所へ行ってヨガやパーソナルトレーニングを行うインストラクターの方々は、従来現金払いがメインというケースが多かったようです。そこへSquareの決済リンクを導入すれば、事前にオンライン決済を済ませてもらえるため、当日現金やお釣りを用意する手間が省けます。
お客様満足度が高い理由
現金を用意する必要がない
利用履歴がデジタル管理される
オンライン請求書やレシート発行ですぐに確認できる
SNSでレッスンスケジュールを告知→「参加希望します」とメッセージが来たら決済リンクを送付→前日までに支払い完了→当日はレッスンに集中といった流れを実現できます。
オンライン講座・セミナー
ZoomやYouTube Liveなどの配信を活用してオンライン講座を行う事例も増えています。ウェビナー形式でのセミナーや、限定のコミュニティへの参加費を募る際にも、決済リンクは非常に便利です。
決済フローの流れ
講座案内ページやSNSでセミナー告知
↓
受講希望者にSquareの決済リンクを送付
↓
クレジットカード決済で入金確認
↓
講座開催用のURLやパスワードをお知らせ
↓
当日はオンライン上で受講
このように、シームレスに受講者の支払いを完了させられるため、主催者と受講者双方にとってストレスのない運営ができます。
ハンドメイド作品のSNS販売
InstagramやTwitter、Facebookなどでハンドメイド作品を投稿し、興味を持ってもらえたタイミングで決済リンクを送るフローも広がっています。購入する側は一度リンクを踏むだけで済むので、購買意欲が下がりにくいのが特徴です。
SNS販売のメリット
– 自分のブランドや作品を多くの人に見てもらいやすい
– リアルタイムでお客様とのやりとりができる
– 在庫や売上をSquareダッシュボードで一元管理できる
筆者もSNS販売を実践していますが、以前は銀行振込をお願いしていました。しかし振込手数料や振込依頼の連絡など、やり取りが煩雑になりがちでした。決済リンクを導入してからは購入希望者への対応が簡単になり、その日のうちに支払いまで完了できるケースが多くなりました。
SquareのPOSレジ機能やオンラインストア機能との連携
決済リンクはオンライン決済がメインの印象がありますが、Squareなら対面のPOSレジやオンラインストアとの連携が可能です。ビジネススタイルに合わせて柔軟に組み合わせれば、より効率的な運営が期待できます。
POSレジとの同期で在庫管理を一元化
Squareの無料POSアプリでは、商品を登録してカテゴリ別に在庫を管理できます。これと連動する形でオンラインストアや決済リンクの販売状況も反映されるので、在庫ズレのリスクを最小限に抑えられます。店舗で販売した分もオンラインで売れた分も、同じダッシュボードで数字をチェックできるのは非常に便利です。
オンラインストアでさらなる集客
もし本格的にオンラインショップを運営したい場合は、Squareのオンラインストア機能を使うと良いでしょう。専門的なプログラミングスキルがなくても、テンプレートを選んで商品を登録していくだけでネットショップが完成します。こちらで商品ページを見てもらい、SNSでは決済リンクを添付して直接販売といった使い分けも可能です。
実際にオンラインストアで集客し、決済リンクを使って顧客ごとに割引を設定して販売した事例もありました。POSレジとオンラインストアを連携させると、実店舗とネットの売上管理がスムーズになり、スタッフ全員が数字を把握しやすくなるのがいいですね。
「セラーファースト」で進化を続けるSquareのサービス
Squareは「セラーファースト(加盟店様第一)」という理念を掲げており、常に事業者のニーズに寄り添ったサービス開発を行っています。日本初上陸当初はユニークな決済端末「Squareリーダー」の提供が主でしたが、その後POSレジ機能、オンラインストア機能、オンライン請求書機能などをどんどん追加してきました。今や多くの業種や規模の事業主が、Squareを活用して事業効率化や売上アップを実現しています。
フィンテック分野への加速
日本でもキャッシュレス化が急速に進む中、Squareは新たな機能やサポートを充実させることで進化し続けています。電子マネー決済やQRコード決済にも対応し、JCBやAmexの手数料も下がってきている昨今、Squareは今回のVISA・Mastercardの手数料引き下げ(2.5%)を恒久的に実施することで、さらに利用しやすい環境を整えました。
店舗を持たずに始める人が増える時代に
SNSの普及や消費者の生活習慣の変化により、必ずしも「店舗」を構える必要がなくなってきました。オンライン販売や出張サービスの活況に合わせて、Squareは「場所を選ばない商売スタイル」をしっかりサポートします。
おすすめの提案の仕方
– 無料で導入できることを積極的にアピール
– 業界最速水準の「最短翌日入金」を強調
– POSレジ・オンラインストア・オンライン請求書など多彩な機能をまとめて紹介
店舗を持たずにビジネスをしたい方や、SNSで商品を販売したい方はもちろん、すでに店舗を運営している方も、「キャッシュレス対応をもっと強化したい」「オンラインでの売上を伸ばしたい」と考えるなら、決済リンクを軸にSquareを活用するのがおすすめです。
これからの時代、ビジネスは「いつでも」「どこでも」「自由に」展開できることが重要なポイント。
まとめ:Squareの決済リンクでビジネスをもっと自由に
自由度の高い販売方法を求める事業主の方にとって、決済リンクはまさに革命的なサービスといえます。SNSやメールを活用したり、出張サービスでの現場対応をしたりと、「場所を選ばない」ビジネスがどんどん拡大している今、Squareの決済リンクを上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。最短当日スタートが可能な気軽さ、業界最安水準2.5%の手数料、そしてPOSレジやオンラインストア機能などとの組み合わせで、ビジネスチャンスをさらに広げることができます。
筆者も個人事業主として、Squareの機能を駆使してオンライン販売やワークショップの事前決済を行っています。手間が少ないうえに顧客満足度が高まるため、一度使うと手放せなくなりますよ。
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