Pythonには多くのビルトイン関数が存在し、これらの関数をうまく活用することでより短いコードで多くの処理を行うことができます。この記事では、Pythonのビルトイン関数の代表的なものとその活用方法について解説します。具体的なコード例とその解説、応用例を含めています。
目次
ビルトイン関数とは
Pythonには標準で多数のビルトイン関数が提供されています。これらは特別なインポートなしに直接使用できる関数であり、データ操作から計算、オブジェクト生成まで多岐にわたります。
代表的なビルトイン関数
len()関数
この関数はシーケンス（リストや文字列など）の長さを返す関数です。
# len()関数の使用例
my_list = [1, 2, 3, 4, 5]
print(len(my_list)) # 出力: 5sum()関数
この関数は数値のリストを引数として、その総和を返します。
# sum()関数の使用例
my_list = [1, 2, 3, 4, 5]
print(sum(my_list)) # 出力: 15ビルトイン関数の応用例
辞書のソート
sorted()関数とlambda関数を組み合わせて、辞書を特定のキーでソートする方法です。
# 辞書のソート
my_dict = {'apple': 5, 'banana': 2, 'orange': 9}
sorted_dict = {k: v for k, v in sorted(my_dict.items(), key=lambda item: item[1])}
print(sorted_dict) # 出力: {'banana': 2, 'apple': 5, 'orange': 9}文字列の逆転
slice記法と組み合わせて、文字列を逆転させる方法です。
# 文字列の逆転
my_str = "Python"
reversed_str = my_str[::-1]
print(reversed_str) # 出力: nohtyP複数のリストを1つにまとめる
ビルトイン関数のzip()を用いて、複数のリストを1つにまとめる方法です。
# zip()関数でリストをまとめる
list1 = [1, 2, 3]
list2 = ['a', 'b', 'c']
zipped_list = list(zip(list1, list2))
print(zipped_list) # 出力: [(1, 'a'), (2, 'b'), (3, 'c')]まとめ
Pythonのビルトイン関数は非常に強力であり、これらをうまく使いこなすことでコードが短く、読みやすく、また効率的になります。この記事で紹介したもの以外にも多くのビルトイン関数がありますので、ぜひPython公式ドキュメント等で更に詳しく学んでみてください。
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