pandasを使ってCSVファイルの欠損値やエラーデータを処理する完全ガイド

この記事では、Pythonのpandasライブラリを使ってCSVファイルの欠損値やエラーデータを処理する方法について詳しく説明します。具体的なコード例とその解説、応用例を含めています。

目次

はじめに

データのクレンジングは、データ分析のプロセスで非常に重要なステップです。欠損値やエラーデータが含まれると、分析結果に大きな影響を及ぼす可能性があります。pandasはこのようなデータ処理に非常に便利なツールです。

基本的なデータ処理

CSVファイルの読み込み

まずは、pandasを使ってCSVファイルを読み込みます。

import pandas as pd

# CSVファイルを読み込む
df = pd.read_csv('sample.csv')

欠損値の確認

欠損値がどの列にいくつ存在するかを確認します。

# 欠損値の確認
print(df.isnull().sum())

欠損値の処理

欠損値を平均値で埋めます。

# 欠損値を平均値で埋める
df.fillna(df.mean(), inplace=True)

応用例

欠損値を中央値で埋める

平均値ではなく、中央値で欠損値を埋めます。

# 欠損値を中央値で埋める
df.fillna(df.median(), inplace=True)

特定の値で欠損値を埋める

欠損値を特定の値、例えば0で埋めます。

# 欠損値を0で埋める
df.fillna(0, inplace=True)

前後の値で欠損値を埋める

欠損値を前後の値で埋めます。

# 欠損値を前後の値で埋める
df.fillna(method='ffill', inplace=True)

まとめ

この記事では、pandasを使ってCSVファイルの欠損値やエラーデータの基本的な処理方法から応用例までを網羅的に説明しました。欠損値やエラーデータはデータ分析において重要な課題ですが、pandasを使えば効率よく処理することが可能です。

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