この記事では、Pythonの「リスト内包表記」について解説します。基本的な使い方から応用まで、具体的なコード例とその解説を行います。また、実用的な応用例も3つ以上紹介し、より効率的なコーディング方法を身につけていただくための指南とします。
目次
リスト内包表記とは
リスト内包表記(List Comprehension)とは、Pythonでリストを生成するための短縮した記法です。標準的なforループよりもシンプルかつ高速に動作するため、よく使用されます。
基本形
リスト内包表記の基本形は以下の通りです。
[式 for 変数 in イテラブル]
ここで、`式`は新しいリストの各要素になる式、`変数`は各要素に一時的に格納される変数、`イテラブル`は繰り返し可能なデータ型(リスト、タプル、文字列など)です。
基本的な例
以下は、0から9までの数字を2乗して新しいリストを生成する例です。
squared = [x**2 for x in range(10)]
print(squared)
応用例
条件を追加する
リスト内包表記では条件を追加して、特定の要素だけを新しいリストに含めることができます。
even_squared = [x**2 for x in range(10) if x % 2 == 0]
print(even_squared)
複数のforループを使う
リスト内包表記で複数のforループを組み合わせることも可能です。
pairs = [(x, y) for x in [1, 2, 3] for y in [4, 5, 6]]
print(pairs)
リスト以外の内包表記
リスト以外にも、タプルや辞書、セットの内包表記も存在します。
# タプル内包表記
tuple_squared = tuple(x**2 for x in range(10))
# 辞書内包表記
dict_squared = {x: x**2 for x in range(10)}
まとめ
リスト内包表記は、Pythonでよく使用される強力な機能です。基本形から応用まで、さまざまな使い方があります。この記事がリスト内包表記の理解と活用の一助になれば幸いです。
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