この記事では、Pythonでの文字列のパディングと整形について詳しく解説します。具体的なコード例とその解説、応用例を含めています。
目次
基本的なパディングと整形
Pythonの文字列では、テキストを特定の形式に整えるための多くの方法が提供されています。このセクションでは、基本的なパディングと整形の方法について説明します。
str.ljust(), str.rjust()
文字列を左寄せや右寄せする基本的な方法は`str.ljust()`と`str.rjust()`を使用することです。
# str.ljust() で左寄せ
text = "apple"
result = text.ljust(10, "-")
print(result) # 出力: apple-----
# str.rjust() で右寄せ
result = text.rjust(10, "-")
print(result) # 出力: -----apple
高度な整形方法
基本的な方法を超えて、Pythonでは`str.format()`やf-stringで更に高度な整形を行うことができます。
str.format()
`str.format()`メソッドを使うと、プレースホルダに値を埋め込むことができます。
# str.format() の基本的な使用方法
name = "Alice"
age = 30
result = "My name is {} and I am {} years old".format(name, age)
print(result)
f-string
Python 3.6以上では、f-stringが使えます。これは非常に読みやすく、パフォーマンスも良いです。
# f-string の使用例
name = "Alice"
age = 30
result = f"My name is {name} and I am {age} years old"
print(result)
応用例
ここでは、文字列のパディングと整形の応用例を3つ紹介します。
レシートの生成
商品名と価格を綺麗に整えてレシートを生成します。
# 商品名と価格
items = [("Apple", 120), ("Banana", 90), ("Cherry", 300)]
# レシートの生成
for name, price in items:
print(f"{name.ljust(10)} {str(price).rjust(5)} yen")
ログファイルの生成
ログファイルに情報を整形して出力します。
# ログレベルとメッセージ
logs = [("INFO", "System started"), ("ERROR", "IO Error")]
# ログファイルの生成
for level, message in logs:
print(f"{level.ljust(10)} : {message}")
CSVデータの整形
CSVデータの各フィールドを整形して出力します。
# CSVデータ
csv_data = [("Name", "Age", "Email"), ("Alice", 30, "alice@email.com"), ("Bob", 22, "bob@email.com")]
# CSVデータの整形
for row in csv_data:
print(",".join([str(field).ljust(15) for field in row]))
まとめ
Pythonでの文字列のパディングと整形には多くの方法があります。基本的な`ljust()`や`rjust()`から、高度な`str.format()`やf-stringまで、用途に応じて最適な方法を選びましょう。応用例を通じて、これらの技術が日常の多くの場面で役立つことがわかります。
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