この記事では、Pythonのpathlibモジュールを使用してディレクトリ操作を効率化する方法を解説します。具体的なコード例とその解説、応用例を含めて説明します。
目次
pathlibモジュールの基本
Python標準ライブラリの一つである`pathlib`モジュールは、ファイルやディレクトリ（フォルダ）のパスをオブジェクト指向的に操作するための手段を提供しています。
pathlibとは
`pathlib`は、Python 3.4以降で利用可能なモジュールです。文字列処理を使った古い方法と比べ、より直感的で可読性の高いコードが書けるとされています。
# pathlibのインポート
from pathlib import Pathディレクトリの作成
`Path`オブジェクトを使用して、新しいディレクトリを作成する方法を見てみましょう。
# ディレクトリの作成
new_dir = Path('new_directory')
new_dir.mkdir(exist_ok=True)応用例
さまざまな応用例を通じて、`pathlib`の真価を見ていきましょう。
例1: ファイルとディレクトリの一覧取得
# カレントディレクトリ内のファイルとディレクトリ一覧を取得
current_dir = Path('.')
for path in current_dir.iterdir():
print(path)例2: 特定の拡張子を持つファイルを探す
# .txtファイルだけをリストアップ
for path in current_dir.glob('*.txt'):
print(path)例3: ファイルの移動と名前変更
# ファイルの移動と名前変更
old_path = Path('old_name.txt')
new_path = Path('new_directory/new_name.txt')
old_path.rename(new_path)まとめ
この記事で紹介した`pathlib`モジュールは、ディレクトリやファイルの操作を効率化する強力なツールです。オブジェクト指向的なアプローチにより、可読性と再利用性が高まります。是非、これを機にpathlibモジュールを活用して、より効率的なコードを書いてみてください。
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