Pythonでデータセットの探索的データ分析(EDA)を行う方法

この記事では、Pythonを使用してデータセットの探索的データ分析(Exploratory Data Analysis、EDA)を行う基本的な手法について詳しく解説します。具体的なコード例、その詳細な解説、および応用例を含めています。

目次

探索的データ分析(EDA)とは

探索的データ分析(EDA)は、主にデータの傾向やパターンを把握し、そのデータに対する洞察を深めるための手法です。一般には、統計的な手法やデータビジュアライゼーションが活用されます。

EDAの目的

– データの分布を理解する
– 異常値や外れ値を特定する
– データ間の関連性を把握する

PythonでのEDAの基本ステップ

PythonでEDAを行う基本的なステップを以下に示します。

  • データの読み込み
  • 基本的なデータの特性を把握
  • データのクレンジング
  • データビジュアライゼーション

データの読み込み

# pandasライブラリを用いてCSVファイルを読み込む
import pandas as pd

data = pd.read_csv("data.csv")

基本的なデータの特性を把握

# データの先頭5行を表示
print(data.head())

# データの基本統計量を表示
print(data.describe())

データのクレンジング

# 欠損値を削除
data.dropna(inplace=True)
# 異常値を削除(例:'age'列で100以上は異常値とする)
data = data[data['age'] < 100]

データビジュアライゼーション

# matplotlibを用いてデータを可視化
import matplotlib.pyplot as plt

plt.hist(data['age'])
plt.show()

応用例

カテゴリデータの処理

# カテゴリデータ(例:'gender')を数値に変換
data['gender'] = data['gender'].map({'Male': 0, 'Female': 1})

複数のデータセットを結合

# 別のデータセット(data2.csv)を読み込む
data2 = pd.read_csv("data2.csv")

# 二つのデータセットを結合
merged_data = pd.concat([data, data2])

まとめ

Pythonを用いた探索的データ分析(EDA)は、データの読み込みからビジュアライゼーションまで幅広く活用できます。本記事で紹介した基本的な手法や応用例を参考に、データ分析の精度と効率を向上させてください。

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