Pythonのlambda式とその使い方

Pythonのlambda式とその使い方について解説します。この記事では、lambda式の基本的な概念から、より複雑な使用例までを網羅しています。具体的なコード例とその解説、応用例を含めています。

目次

lambda式とは

lambda式は、Pythonにおける無名関数、すなわち名前を持たない関数を生成するための構文です。普通の関数を作成するのに`def`キーワードを使いますが、lambda式では`lambda`キーワードを使用します。

基本的な構文

基本的な構文は以下のようになります。

lambda 引数: 式

lambda式の基本的な使い方

単純な例

以下は、引数を受け取り、それを2倍にして返すlambda式の例です。

f = lambda x: x * 2
print(f(2))  # 4を出力

複数の引数を取る例

複数の引数を取り、その合計を返すlambda式の例です。

f = lambda x, y: x + y
print(f(2, 3))  # 5を出力

応用例

リストのソート

リストの各要素に対して独自のソートルールを適用する場面でよく使用されます。

my_list = [1, 5, 3, 9, 2]
sorted_list = sorted(my_list, key=lambda x: x % 2)
print(sorted_list)  # [2, 1, 3, 5, 9]を出力

フィルタリング

リストから特定の条件に合致する要素だけを取り出すことができます。

my_list = [1, 2, 3, 4, 5]
filtered_list = list(filter(lambda x: x % 2 == 0, my_list))
print(filtered_list)  # [2, 4]を出力

マッピング

リストの各要素を特定の処理で変換する場合に使用します。

my_list = [1, 2, 3, 4, 5]
mapped_list = list(map(lambda x: x * 2, my_list))
print(mapped_list)  # [2, 4, 6, 8, 10]を出力

まとめ

lambda式はPythonにおいて非常に便利な機能の一つです。基本的な使い方から、リスト操作での高度な使い方まで、多くの場面で活用することができます。

コメント

コメントする

目次