この記事では、Pythonで`write`メソッドを用いてテキストファイルに書き込む方法について詳しく説明します。具体的なコード例とその解説、さらには応用例まで詳細にわたってご紹介します。
目次
基本的なwriteメソッドの使用方法
Pythonでファイルに書き込む最も基本的な方法は`write`メソッドを使用することです。このメソッドは`open`関数でファイルを開いた後に使用します。
# ファイルを書き込みモードで開く
with open("example.txt", "w") as f:
# テキストを書き込む
f.write("Hello, World!")
writeメソッドの引数
`write`メソッドは文字列を引数として取り、その内容をファイルに書き込みます。この時点で既存の内容は消え、新たに書き込んだ内容で上書きされます。
エンコーディングの指定
Pythonではテキストファイルを読み書きする際にエンコーディングを指定することができます。
# UTF-8でエンコーディングして書き込む
with open("example_utf8.txt", "w", encoding="utf-8") as f:
f.write("こんにちは、世界!")
応用例
CSVファイルへの書き込み
`write`メソッドを使ってCSVファイルに書き込む例です。
# CSVファイルに書き込む
with open("example.csv", "w") as f:
f.write("name,age,job\n")
f.write("Alice,28,Engineer\n")
f.write("Bob,22,Student")
複数行の書き込み
複数行を一度に書き込む方法です。
# 複数行を書き込む
lines = ["Hello, World!", "こんにちは、世界!", "Hola, Mundo!"]
with open("example_multiline.txt", "w") as f:
for line in lines:
f.write(line + "\n")
条件に応じた書き込み
ある条件に合致した場合だけ書き込む例です。
# 条件に応じて書き込む
data = [1, 2, 3, 4, 5]
with open("example_conditional.txt", "w") as f:
for d in data:
if d % 2 == 0: # 偶数だけを書き込む
f.write(str(d) + "\n")
まとめ
Pythonの`write`メソッドは非常に簡単に使える強力なツールです。テキストファイルに書き込む基本的な方法から、エンコーディングの指定、さらには応用例まで、多くのケースで役立つでしょう。
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