SQLiteを使うメリットとPythonでの基本的な操作方法

この記事では、SQLiteの基本的な特徴とその利点、Pythonでの操作方法について解説します。具体的なコード例とその詳細な解説、応用例も含めています。

目次

SQLiteとは

SQLiteは、サーバー不要で使用できる組み込み型のSQLデータベースエンジンです。このデータベースは一つのディスクファイルに保存され、簡単な設定で即座に使用できるため、手軽さが売りです。

SQLiteの基本的な特徴

SQLiteの特徴は以下の通りです。

  • サーバーが不要
  • 高度なSQLサポート
  • 小規模なライブラリ
  • クロスプラットフォーム

SQLiteの利点

SQLiteは特に以下のような場面で役立ちます。

開発・テストフェーズ

サーバーの設定が不要なため、開発中やテストフェーズでは手軽にデータベース環境を構築できます。

小規模なアプリケーション

サーバー不要でライブラリも小さいため、小規模なアプリケーションに適しています。

PythonでSQLiteを使う方法

PythonでSQLiteを使用するための基本的な手法について解説します。

データベースの作成と接続

Pythonの`sqlite3`モジュールを用いて、SQLiteデータベースを作成・接続する例です。

import sqlite3

# データベースに接続(なければ作成)
conn = sqlite3.connect('example.db')

テーブルの作成

次にテーブルを作成します。

# カーソルオブジェクトを作成
c = conn.cursor()

# テーブルを作成
c.execute('''CREATE TABLE users (id INTEGER PRIMARY KEY, name TEXT)''')

# 変更をコミット
conn.commit()

テーブルの作成の補足

このコードでは、`users`という名前のテーブルを作成し、`id`と`name`という2つのカラムを定義しています。

応用例

レコードの追加と取得

データ(レコード)を追加して取得する例です。

# レコードを追加
c.execute("INSERT INTO users (name) VALUES ('Alice')")
c.execute("INSERT INTO users (name) VALUES ('Bob')")
conn.commit()

# レコードを取得
c.execute("SELECT * FROM users")
print(c.fetchall())

レコードの追加と取得の補足

このコードでは、`Alice`と`Bob`という名前のレコードを追加しています。その後、`SELECT * FROM users`で全てのレコードを取得しています。

レコードの更新と削除

既存のデータを更新または削除する例です。

# レコードを更新
c.execute("UPDATE users SET name = 'Charlie' WHERE name = 'Alice'")
conn.commit()

# レコードを削除
c.execute("DELETE FROM users WHERE name = 'Bob'")
conn.commit()

レコードの更新と削除の補足

`UPDATE`文と`DELETE`文を使って、レコードの更新と削除を行っています。

まとめ

SQLiteは手軽に使えるデータベースであり、Pythonでの操作も非常に簡単です。開発やテスト、小規模なアプリケーションで非常に便利です。この記事で紹介した基本的な操作方法や応用例を参考に、ぜひSQLiteを活用してください。

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