新Edgeでダウンロード時に自動で開く拡張子を指定する方法|PDFを直接Acrobat Readerで開くには

ローカルグループポリシーを使って、新Edgeでダウンロード時に自動で開くファイルの拡張子を指定する方法を解説します。検証として、新EdgeでPDFのリンクから直接Acrobat Readerでファイルが開けるのか確認します。

目次

Chromium版Edgeの管理テンプレートを追加する

以下の記事を参考にChromium版Edge用の管理テンプレートをローカルグループポリシーへ追加してください。

ローカルグループポリシーの設定変更

STEP
ファイル名を指定して実行を開く

「Winキー」 + 「Rキー」 を同時に押して[ファイル名を指定して実行を開く]を開きます。

STEP
「gpedit.msc」と入力してOK
STEP
ローカル グループポリシーエディターが立ち上がる

以下のポリシーを開きます。

<パス>

ユーザー構成> 管理用テンプレート> Microsoft Edge

<ポリシー名>

ダウンロード時に自動的に開く必要があるファイルの種類のリスト

①未構成を有効にします。

②表示を押下します。

③ダウンロード時に自動的に開く必要があるファイルの拡張子を入力します。(下図の例では.pdfを入力してます。)

このポリシーは、ダウンロード時に自動的に開く必要があるファイルの種類のリストを設定します。注: ファイルの種類を一覧表示するときは、先頭の区切り文字を含めないでください。そのため、「.txt」ではなく「txt」を指定してください。

既定では、これらのファイルの種類はすべての URL で自動的に開かれます。’AutoOpenAllowedForURLs’ (AutoOpenFileTypes を適用できる URL) ポリシーを使用して、これらのファイルの種類が自動的に開かれる URL を制限できます。

自動的に開く必要がある種類のファイルは、有効な Microsoft Defender SmartScreen チェックの対象となり、それらのチェックに失敗した場合は開かれません。

ユーザーが自動的に開くように指定したファイルの種類は、ダウンロード時に引き続き開かれます。ユーザーは引き続き、自動的に開く他のファイルの種類を指定できます。

このポリシーを設定しない場合、ユーザーが自動的に開くように既に指定されているファイルの種類のみがダウンロードされます。

このポリシーは、Microsoft Active Directory ドメインに参加している Windows インスタンス、デバイス管理に登録されている Windows 10 Pro インスタンスまたは Windows 10 Enterprise インスタンス、または MDM 経由で管理されているか MCX 経由でドメインに参加している macOS インスタンスでのみ利用できます。

サンプル値:

exe
txt

ポリシーが適用できたのか確認する

グループポリシーを適用して確認します。 確認を行うクライアントでサインアウトを一度するか、コマンドプロンプトで以下をタイプしてグループポリシーを適用してください。

gpupdate /force

新Edgeを起動して以下をURLバーに入力して設定を確認します。

edge://settings/downloads

「ダウンロード時に自動的に開くように組織によって設定されたファイルの種類」という項目が追加されています。薄っすらとpdfが追加されていますね。また、この項目はポリシーを指定して初めて出てくる項目です。(隠れメニューみたいなものですね)

実際にPDFリンクをクリックしてみたところ、Acrobat Readerが自動起動してリンクファイルが瞬時に表示されました。これは便利ですね。

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