Windows 11のバージョン22H2へのアップデート後に、特定のウェブブラウザーで日本語入力に問題が発生しているという報告が相次いでいます。本記事では、具体的にどのような問題が起こり、その原因と解決策について詳しく説明します。
問題の詳細
特にMicrosoft EdgeとGoogle Chromeを使っているユーザーから、日本語入力(ローマ字入力)ができないという報告が増えています。具体的には、「あ」を入力し続けると、さまざまな文字が表示されるという現象です。しかし、この問題は、英数の入力やMicrosoft Officeメモなど他の入力では発生せず、またFirefoxでは問題なく日本語入力できることから、特定のブラウザや状況に関連していると思われます。
問題の原因
この問題の原因はまだ完全には特定されていませんが、一部のセキュリティソフトウェアが影響を与えている可能性が考えられます。その中でも特に、ESETというセキュリティソフトウェアの「インターネットバンキング保護のキーボード保護」機能が問題を引き起こしている可能性があります。これは、ウェブブラウザの動作に影響を与えるため、特定のブラウザで問題が発生するという現象を引き起こすかもしれません。
解決策
既に、ESETの「インターネットバンキング保護のキーボード保護」機能を無効にすると問題が解消するという報告があります。その手順は以下のとおりです:
- ESETの設定を開く
- 「セキュリティツール」を選択
- 「ネットバンキング保護」を選択
- 右の歯車マークをクリック
- 「設定」を開く
- 「キーボードの保護」を無効にする
まとめ
Windows 11バージョン22H2へのアップデート後に、Microsoft EdgeやGoogle Chromeで日本語入力に問題が発生しているユーザーは、ESETの「インターネットバンキング保護のキーボード保護」機能の無効化を試してみてください。これが問題の解消につながる可能性があります。
また、本記事はOSやブラウザの動作にセキュリティソフトウェアの設定が影響を与える可能性を示しています。これは一般的なトラブルシューティングの参考にもなります。
本記事がWindows 11を使用していて、特定のブラウザで日本語入力に問題を感じているユーザーの参考になれば幸いです。
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