Windows7からWindows10への移行するために、データ移行用のソフトとしてEaseUS Todo PCTrans Proを購入して検証をしたのでレビューします。結論としては、パソコン間でのデータ移行が「確実」かつ「迅速」かつ「スムーズ」に行うことができました。
EaseUS Todo PCTransのインストール
EaseUS Todo PCTransのインストール方法を解説します。まずは、EaseUS Todo PCTrans製品サイトを開き無料ダウンロードをクリックします。
以下のインストーラーがダウンロードされるので、保存して実行をしてください。
ファイル名:pctrans_trial_installer.exe
今すぐインストールするをクリックしてください。
インストールが始まります。1分もかかりませんでした。
インストールが終わると以下の画面が出てきます。「今すぐ始める」をクリックすると利用可能になります。
EaseUS Todo PCTransProへのアップグレード
EaseUS Todo PCTrans Proへアップグレードする手順を解説します。
EaseUS Todo PCTrans製品サイトを開き「製品版を購入」をクリックします。
1年、2年、永年無料アップグレードの何れかを選択して「今すぐ購入」をクリックしてライセンスキーを購入します。
試用版のEaseUS Todo PCTransを立ち上げて右上の「アップグレード」をクリックします。
先ほど購入したライセンスキーをを入力して「認証」をクリックします。
無事アップグレードができると以下の画面が表示されます。
左上にProのロゴが入ります。
PCからPCへのデータコピー
起動状態の2台のPC間でのデータ転送の具体的な方法を解説したいと思います。メチャクチャ簡単でした。
「PCからPCへ」をクリック
同一ネットワーク上にあるパソコンに同じバージョンのEaseUS Todo PCTrans Proをインストールします。要するに2台のPCにEaseUS Todo PCTransをインストールして、同じハブに繋げばOKです。
すると、インストールされているパソコンが表示されます。下の例だと別PCのPC03が表示されています。接続ボタンをクリックします。PC02がPC03へ接続するといったイメージです。
接続先PCのログインパスワードを求められるので入力してOKボタンを押下します。
さて、ここで想定外の問題が発生しました。
「ターゲットPCのオペレーティングシステムはもとのPCより古いため転送できません。」とエラー表示されました。
Windows10からWindows8へのデータ転送はできないようです。ただ、このケースは稀なケースで通常であればデータの移行は古いバージョンのOSから新しいバージョンのOSへ移行するか、同じバージョン間での移行になるはずですので気にする必要はないかと思います。
「他のPCからこのPCへ転送する」を選択して、上記とは逆の古いOS(Windows 8)から新しいOS(Windows 10)へデータ転送をすることにしました。
うまくいきました。
データの初期化が始まりまり、分析中との表示が出ていますね。
転送したい項目を選択します。
アプリ、ファイル、アカウントの3カテゴリーを選択することができます。たとえば、アプリだけで良いならアプリのみにチェックを入れてください。
凄いのがアプリ、ファイル、アカウントの中身を個別に転送対象にするか否かを決めることができます。
まずは、アプリを確認しましょう。
対応済、ほぼ対応済、非対応、既存と4カテゴリーに自動で分別されます。それぞれの意味合いは以下の通りです。
対応済 :確実に転送が可能
ほぼ対応済:もしかしたら無理かも、その場合は再インストールをする
非対応 :転送できない、再インストールをする
既存 :既にインストール済のため、転送の必要なし
転送したいアプリにチェックを入れます。
続いてファイル項目を確認してみます。
転送元のPC内にあるファイルが全て可視化されます。転送したいファイルにチェックを入れます。下図の例だとデスクトップに元々何も置いていないわけです。
最後にローカルアカウントの転送設定です。
アカウントも移行できるんですね、素晴らしい
転送元のパソコン内にあるローカルアカウントが表示され移行対象のアカウントにチェックを入れます。
転送する項目の設定が終わったら転送が開始されます。進捗が表示されるので分かり易いですね。
完了すると下図のように、各項目毎に結果が表示されます。転送できなかった項目については再インストールで対応しましょう。これは、漏れがなくデータ移行が可能なので安心ですね。転送した項目を確認しましたが、アプリも正常に移動されているしビックリしました。
イメージ転送
PCからPCへダイレクトにデータ転送しないで、一度ファイルにバックアップをして復元する方法がイメージ転送です。同一のネットワーク上にPCを置けない場合等はこのイメージ転送をセレクトしましょう。
転送元のパソコンでEaseUS Todo PCTransを立ち上げて、イメージ転送を選択して「スタート」ボタンを押下します。
「イメージを作成」を押下します。
イメージファイルの名前と、保存する場所を指定します。
基本的には、「PCからPCへ」と同様です。
アプリ、ファイル、アカウントの3カテゴリ―の転送が可能です。今回はアプリを選択しました。
転送したいアプリを選択します。
転送開始です。
転送用ファイルの作成が完了しました。
以下が転送用のイメージファイルです。
イメージファイルを転送先のパソコンで読み込めるようにします。(USBメモリに入れて接続するか、ローカルにコピーをするかですね)
イメージ転送を選択して、転送先のパソコンでは「イメージファイルからの復元」を選択します。
転送元のイメージファイルを選択して、「復元」ボタンを押下します。
転送したい項目を選択します。これは転送用イメージを作る時に指定しているので全て選択すればOkです。
アプリを全て指定します。
転送が始まります。
完了です。
アプリの移行
アプリの移行を検証しました。
アプリの移行では、Cドライブから他のドライブへアプリケーションを移行させることができます。Cドライブの容量が足りなくなった場合に使えます。
アプリの移行を選択して「スタート」を押下します。
移行したいアプリを選択して、移行先を指定します。下図では、TeamViewerをCドライブからEドライブへ移行させています。
転送が始まります。
17秒で移行が完了しました。
移行が正常にできたのか、移行先のEドライブを確認してみました。
結果、無事にTeamViewerのフォルダを確認できました。
システムクリーンアップ
システムクリーンアップを検証してみました。
システムクリーンアップを選択して「スキャン」を押下します。
システムジャンクファイル、ブラウザ、Windowsビルトインアプリケーション、他のアプリケーション、の4カテゴリーで削除設定ができます。各項目の右側にあるフォルダマークを選択して個別に削除設定をしてください。
下図はシステムジャンクファイルの詳細設定です。削除対象にしたい項目を選択してください。私は一旦は「すべて選択」をしました。
選択したら、「クリーンアップ」ボタンを押下してください。1.29GB分削除されることになります。
処理中
無事完了すると以下の画面になります。
削除項目を細かく指定できるので分かり易かったです。
大容量ファイルクリーアップ
大容量ファイルクリーンアップを検証してみます。
要するに容量の大きいファイルを選択して削除するわけです。まずは、容量を削減したいドライブを選択して「スキャン」ボタンを押下してください。
スキャンが開始されます。
容量の大きい順にファイルが並びます。削除して良いデータを選択して「削除」ボタンを押下してください。右側の「見る」項目のアイコンをクリックするとファイルの場所がエクスプローラーで開きます。
削除の確認画面が出てきます。最終確認をして「削除」ボタンを押下します。
削除が完了したました。
容量の大きい順に並べて表示してくれる機能は最高ですね。しかも分析も早い!
コメント