Excel 2013をお使いの方で、最新バージョンにアップデートした後、ネットワーク上のファイル名を正しく取得できなくなったという問題に直面している方も多いでしょう。この記事では、この問題の原因と、それを解決するための最新の更新プログラムについて詳しく解説します。
問題の概要
Excel 2013バージョン15.0.5467.1000にアップデートした後、ネットワーク上のファイル名を正しく取得できなくなるという問題が報告されています。具体的には、ファイル名が「新規 Microsoft Excel Worksheet.xls」というファイルを開こうとすると、エラーメッセージが表示されてしまいます。このエラーはネットワーク上の一部のファイルで発生し、ローカルのファイルでは発生しません。
エラーメッセージの内容
「’新規 Microsoft Excel Worksheet Worksheet.xlsx’ のファイル形式と拡張子が一致しません。ファイルが破損しているか、安全でない可能性があります。発行元が信頼できない場合は、このファイルを開かないでください。ファイルを開きますか?」というメッセージが表示されます。
試みられた解決策とその結果
DDEの無視
ExcelのオプションでDDEを無視する設定を有効にしても問題は解決しませんでした。
ネットワークのファイル階層の変更
ネットワークのファイルの階層を浅くしても問題は解決しませんでした。
新規ファイルの作成
この問題は新規に作成したファイルでも発生するため、ファイル自体に問題があるわけではないと考えられます。
最終的な解決策:更新プログラムKB5002268
2022年9月6日にExcel 2013の更新プログラム (KB5002268)がリリースされ、この問題が修正されました。この更新プログラムを適用することで、ネットワーク上のファイル名を正しく取得できるようになります。
更新プログラムの適用方法
- Windows Updateを開く
- 「更新プログラムを確認する」をクリック
- KB5002268がリストされているか確認
- KB5002268を選択し、「更新プログラムをインストールする」をクリック
詳細はMicrosoftの公式サイトで確認してください。
なぜこの問題が発生したのか
Excelのバージョンアップデートによって、内部のコードが変更されたことが原因と考えられます。これにより、特定の条件下でファイル名の取得処理に不具合が生じた可能性が高いです。
まとめ
Excel 2013のバージョン15.0.5467.1000においてネットワーク上のファイル名を正しく取得できない問題は、更新プログラムKB5002268によって解消されました。この更新プログラムを適用することで、ネットワーク上のファイルをスムーズに開くことができるようになります。エクセルの利用をより快適にするために、定期的なアップデートの確認と適用をお勧めします。
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