複数の条件を満たすデータを効率的にカウントする – ExcelのCOUNTIFS関数の使い方と活用術

ExcelのCOUNTIFS関数は、複数の条件を満たすセルの数をカウントする際に非常に役立つ関数です。この記事では、COUNTIFS関数の基本的な使い方から、実際の業務での活用例までを紹介します。

目次

COUNTIFS関数とは?

COUNTIFS関数は、一つ以上の条件を満たすセルの数をカウントするExcelの関数です。具体的な使い方は以下のとおりです。

=COUNTIFS(range1, criteria1, [range2], [criteria2], ...)

ここで、rangeは条件を適用する範囲を、criteriaは適用する条件を指定します。

COUNTIFS関数の基本的な使い方

例えば、A列に社員の名前、B列にその社員の所属部署、C列にその社員の評価スコアが記載された表があるとします。この中で、営業部の社員でかつ評価スコアが80以上の社員の数をカウントするには、以下のような式を使います。

=COUNTIFS(B:B, "営業部", C:C, ">=80")

COUNTIFS関数の活用例

COUNTIFS関数の応用的な使い方について、以下に具体的な例をいくつか紹介します。

複数の文字列を条件にカウントする

COUNTIFS関数を使えば、特定の文字列を含むセルの数をカウントすることも可能です。条件にはワイルドカードを使うことができ、アスタリスク(*)は任意の文字列、クエスチョンマーク(?)は任意の一文字を表します。

例えば、B列に商品の名前が入力されており、その中から”りんご”を含む商品の数をカウントするには、以下のような式を使います。

=COUNTIFS(B:B, "*りんご*")

日付を条件にカウントする

日付を条件にカウントする場合も、COUNTIFS関数が役立ちます。ここで注意すべき点は、日付はExcel内部では数値で表現されるため、日付を条件にする場合はその数値を使って条件を設定する必要があるということです。

例えば、A列に注文日、B列に商品名が記載された表があるとします。この中で、2023年1月1日以降に注文された”りんご”の注文数をカウントするには、以下のような式を使います。

=COUNTIFS(A:A, ">=DATE(2023, 1, 1)", B:B, "りんご")

まとめ

以上がCOUNTIFS関数の基本的な使い方と活用方法になります。COUNTIFS関数を使うと、複数の条件を満たすデータの数を効率的にカウントすることが可能です。Excel作業の効率化にぜひ活用してみてください。

更に深く理解を深めたい場合は、Microsoft公式のCOUNTIFS関数のドキュメンテーションをご覧ください。

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