条件分岐が複数あるときはこれ!ExcelのIFS関数の使い方を詳しく解説

ExcelのIFS関数は、複数の条件を同時に評価し、最初に真となる条件に対応する値を返す便利なツールです。しかし、IFS関数の使い方が一見難しそうに見えるかもしれません。この記事では、IFS関数の基本的な使い方から応用的な使い方まで詳しく解説します。これにより、より効率的で複雑な分析が可能になります。

目次

IFS関数とは?

ExcelのIFS関数は、複数の条件を評価し、最初に真となる条件に対応する値を返す関数です。関数の形式は以下の通りです:

=IFS([Something is True1, Value if True1, [Something is True2, Value if True2],...)
  • Something is True1は評価する最初の条件を指定します。
  • Value if True1は最初の条件が真となる場合に返す値を指定します。
  • Something is True2とValue if True2は、最初の条件が偽となった場合に評価する次の条件と、その条件が真となる場合に返す値を指定します。

基本的な使い方の例

以下にIFS関数の基本的な使い方を示します。

=IFS(A1>90, "A", A1>80, "B", A1>70, "C", TRUE, "D")

この例では、セルA1の値が90より大きければ”A”を、80より大きければ”B”を、70より大きければ”C”を返し、それ以外の場合は”D”を返します。ここで、TRUEを使用しているのは、前の全ての条件が偽となった場合に評価する「その他」の条件を指定するためです。

IFS関数の応用例

IFS関数の基本的な使い方を理解したら、さまざまな状況でのデータ分析に活用できます。ここでは、いくつかの応用例を紹介します。

販売データに基づく業績評価

例えば、販売データに基づく業績評価にIFS関数を使うことができます。以下の例では、セルA1の値(売上)に応じて評価を行っています。

=IFS(A1>=100000, "Excellent", A1>=50000, "Good", A1>=20000, "Fair", TRUE, "Poor")

この式は、売上が100,000以上なら”Excellent”、50,000以上なら”Good”、20,000以上なら”Fair”、それ以外なら”Poor”と評価します。

複数の条件に基づく商品のカテゴリー分け

また、複数の条件に基づく商品のカテゴリー分けにもIFS関数を活用できます。例えば、商品の価格(セルA1)と売上(セルB1)に基づいて商品のカテゴリーを分けることができます。

=IFS(A1>=3000, "High", B1>=100, "Popular", TRUE, "Others")

この式は、価格が3,000以上なら”High”、売上が100以上なら”Popular”、それ以外なら”Others”とカテゴリーを分けます。

まとめ

以上、ExcelのIFS関数の使い方について解説しました。基本的な使い方から応用例までを理解することで、複数の条件に基づく分析や業績評価など、さまざまなシーンでIFS関数を活用できます。IFS関数の使い方をマスターして、データ分析をより高度に、より効率的に行いましょう。

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