OneNote同期エラーの解消法: エラーコードと対策まとめ

OneNoteが同期せず端末ごとに内容が違うときは、最新の編集が残っている端末で、未同期のメモを先にコピーして保管してください。そのうえで同期状態とWeb版を比較します。Web版に古い内容しか見えない状態で、端末のリセットやアプリ削除へ進むと、まだクラウドに届いていない編集を失うおそれがあります。

この記事では主にWindowsのOneNote for Microsoft 365・OneNote 2024で、OneDriveやSharePointのノートを使う場合を説明します。iPhoneなど別端末も利用している場合は、どの端末に最新内容があるかを一緒に確認してください。

目次

最初に未同期のページ・画像・添付内容を残す

  1. 各端末で、最後に編集したページと、文章・画像・添付ファイルの違いを確認します。
  2. 最新内容のある端末で、未同期ページや必要な内容をコピーし、問題のノートとは別の場所に保管します。保存した文章や画像、必要な添付ファイルを開いて確認します。
  3. 元のページは残します。退避ができない、画像や添付を取り出せない場合は、ノートを閉じたりアプリを削除したりせず、その状態を記録してサポートへ相談します。

Microsoftも、完全に同期していないノートを閉じて開き直す前に、編集元の端末で未同期内容をコピー・バックアップするよう案内しています。また、同期トラブルの切り分け中のサインアウト/サインインやアプリの削除・再インストールは、データ損失につながるため推奨していません。OneNote同期問題の公式手順を確認できます。

同期状態とエラー全文を確認する

  1. OneNoteで[ファイル]→[情報]→[同期状態の表示]を開きます。
  2. 対象ノートの名前、同期できないセクション、エラーコードとメッセージ全文を記録します。[ヘルプの表示]など個別の案内がある場合は、その内容も確認します。
  3. 対象ノートの[今すぐ同期]を選び、進行状況が表示されたら完了を待ちます。
  4. 対象ページを別端末やWeb版で開き、最新の編集まで反映されたか確認します。

エラーコードだけで「ノートが破損した」「容量不足」「アカウントが侵害された」とは判断できません。同じ端末の全ノートで起きるのか、1冊だけか、1つのセクションや画像だけかを記録すると、確認すべき範囲が明確になります。

Web版と比較して次の操作を決める

Windows版の[ファイル]→[情報]で、対象ノート名の下にあるURLをコピーし、ブラウザーのアドレス欄へ貼り付けて開きます。同名の別ノートと取り違えないよう、URLと利用アカウントを確認してください。

確認結果次に確認すること
Web版に最新内容があり、特定の端末だけ古いその端末の同期状態、アプリ更新、表示された案内を確認する。
Web版も古く、ある端末に最新内容がある最新端末の内容を退避し、その端末から同期が完了しているか調べる。Web版を正本と決めつけない。
Web版でノートを開けない利用アカウント、ノートURL、共有権限を確認する。SharePointなら管理者へ連絡する。
一部のセクションやページだけ同期しない退避後、同じノート内の新しいセクションへページをコピーして確認する。

Web版を開けない場合も、ただちにサービス全体の障害とは限りません。会社・学校のノートなら管理者にサービス状態やアクセス権を確認してもらいます。Web版を一時的な作業場所にする場合は、未同期の編集との違いを整理してから使い、同じページを複数端末で別々に更新し続けないようにします。

Refresh now・黄色の案内・E000006C/cig68への対処

未同期内容を保管したうえで、画面の状態に合う公式の案内へ進みます。下表は該当する表示への手順であり、すべての同期エラーに同じ操作を行うものではありません。

表示対応
読み取り専用で[Refresh now]が出る[Refresh now]を選んで同期を再開し、内容の反映を確認する。
編集可能だが黄色の更新案内が出る黄色の情報バーからノートを更新し、同期状態を確認する。
E000006C/cig68が出るが更新案内はないOneNoteを最新に更新し、その後に表示されるRefreshの案内に従う。

WindowsのMicrosoft 365/Officeアプリは[ファイル]→[アカウント]→[更新オプション]→[今すぐ更新]から確認できます。更新項目がない会社・学校のPCは、組織で更新を管理している場合があるため管理者へ連絡してください。手順はMicrosoft 365/Officeの更新方法にあります。

1つのセクションだけ同期しないときはコピーで確認する

  1. 対象ノート内に新しいセクションを作成します。
  2. 元のセクションのページを右クリックして[移動またはコピー]を開き、新しいセクションへコピーします。元から移動しないでください。
  3. 必要なページをコピーしたら、Shift+F9でノートを手動同期し、進行状況が消えるまで待ちます。
  4. Web版と別端末で新しいセクションを開き、文章だけでなく画像・添付ファイルと最新の編集も確認します。
  5. 新しい側の同期と退避データを確認してから、元のセクションを残すか整理するかを決めます。確認前に元を削除しません。

競合ページが表示されている場合も、両方の変更内容を比較し、必要な記述を取り込んでから整理します。「競合がある」という理由だけで片方を捨てないでください。

ノートを閉じて開き直す場合の条件と手順

閉じて開き直す操作は、未同期内容を退避済みで、Web版の同じノートを確認できる場合に検討します。先にURLを控えてから、Windows版の[ファイル]→[情報]で対象ノートの[設定]→[閉じる]を選びます。控えたURLをブラウザーで開き、[デスクトップアプリで開く]から戻して同期状態を確認します。

未同期のページを保管できていない場合は、この操作を先に行わないでください。資格情報マネージャーでOffice関連項目をまとめて削除したり、OneNoteを強制終了してキャッシュを削除したりする手順も、今回の最初の対処には含めません。

画像・添付が見えない場合と相談時に残す情報

文章は揃っていて画像やPDFだけ見えない場合は、その内容を最初に追加した端末でも開けるか確認します。元の画像・添付を別に保存し、同期状態の表示と読み込み完了を確認してください。表示の違いだけでファイルの消失や容量超過を断定して圧縮・削除を始めないことが大切です。

  • 対象ノートのURLと保存先(個人用OneDrive/職場・学校用/SharePoint)。
  • 最新内容がある端末、OneNoteの版、最後に同期できた時刻。
  • エラー全文、対象セクション、Web版で開けるか・最新内容があるか。
  • 未同期内容の退避先と、すでに試した操作・その結果。

よくある質問

Web版が開ければ、PC側を初期化してもよいですか?

Web版に最新編集まで揃っているかが重要です。Web版が古いなら、PCにしか残っていない内容があります。初期化を同期エラーの最初の解決策にせず、まず未同期内容を保管してください。

すべての同期エラーはMicrosoftの修正待ちですか?

いいえ。アカウントやアクセス、端末の同期状態、特定セクションなどで確認先が変わります。表示されたエラーの公式案内とサービス状態を確認し、個別の障害が告知されている場合にその対応へ進みます。

同期が戻ったと判断するには何を見ますか?

エラー表示の消失に加え、Web版と使っている端末で最新の文章・画像・添付が揃うことを確認します。退避した内容との照合が終わるまでは、バックアップも残してください。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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