OneNoteは、あなたの全てのノートを一元管理できる強力なツールで、その能力は全てのデバイスでの同期により拡大されます。しかし、その能力が原因でユーザーは時々混乱を体験することもあります。特に、OneNote for Windowsのユーザーが、ブックデータの保存先を特定するための問題については頻繁に報告されています。
ブックデータ保存先の特定に困るユーザーたち
OneNote for Windowsを使用しているユーザーが、ブックデータの保存先を特定できないという問題に直面しています。ユーザーは通常、OneDriveを開くことでブックデータを見つけようとします。しかしながら、そこで見つけられるのはブックデータの実体ではなく、小さなショートカットファイルだけです。
同じく、Office365にサインインしてブラウザからOneDriveを開いても同様の結果になります。そして地道な探索を続けて、ユーザーがシステムのドキュメント(具体的にはCドライブ内全て)を探索しても、ブックデータは存在しません。ショートカットのパスには「~my.sharepoint.com/~」の記載があるため、ユーザーは次にOffice365にサインインしてSharePointを開いてブックデータの実体を探します。しかし、ここでも結局ブックデータの実体を見つけることはできません。
ブックデータ保存先の説明
この問題の答えは、OneNote for Windowsのブックデータの実体がクラウド上に存在し、ユーザーのローカルマシン上には存在しないという事実に隠されています。Microsoft 365 BusinessまたはEnterpriseの場合は、そのSharePoint配下にデータが存在します。無償のアカウントの場合はOneNote.live.com / OneDrive.com配下に存在します。
退職者アカウントのデータ保持
さらに、組織内で退職したユーザーのアカウントのデータ保持の問題もあることでしょう。これについては、そのアカウントを別のユーザーのアカウント配下に割り当てて、継続して使用することが可能です。これにより、重要な情報を失うことなく、業務の引き継ぎもスムーズに行うことが可能になります。
OneNoteのクラウドベースの仕組み
OneNoteはクラウドベースのノート作成ソフトウェアであり、ユーザーはテキスト、画像、手書きメモなどを自由に配置してノートを作成することができます。しかし、そのデータはクラウド上にのみ存在し、ユーザーのローカルマシン上には存在しません。
ローカルマシンにデータは保存されない
特にOneNote for Windows では、データの実体はユーザーのローカルマシン上には保存されません。そのため、OneNoteのブックデータの保存先を特定するためには、使用しているMicrosoftのサービス(Microsoft 365 Business、Enterprise、または無償のアカウント)によって異なる場所を確認する必要があります。
まとめ
OneNoteのブックデータの保存先を探す際に混乱するユーザーは多いですが、理解すべきはそのデータがクラウド上に存在するという事実です。あなたの使用しているMicrosoftのサービスによって、そのデータは異なる場所に保存されます。この記事を通じて、OneNote for Windows 10のブックデータの保存先の理解が深まり、データの管理がよりスムーズに行えることを願っています。
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