突然、Outlookのフォルダー一覧や「移動先」に見慣れない中国語が表示された場合は、画面全体の言語・既定フォルダー名・移動先の表示・メール本文の文字化けを分けて確認します。中国語の表示だけでウイルス感染とも、問題のない一時的なバグとも決められません。メールやフォルダーを削除する前に、どこが変わったかを確認しましょう。
Outlookが中国語になる:どこが変わったかを確認する
| 中国語が表示される場所 | 確認する対象 | 対処の方向 |
|---|---|---|
| 設定やメニューを含む画面全体 | Outlookの表示言語と利用している版 | 新しいOutlook/Webとクラシックで異なる言語設定を確認 |
| 受信トレイ・送信済みなどの既定フォルダー | メールボックスの既定フォルダー名と言語 | Webの既定フォルダー名の変更、またはクラシック専用のリセットを検討 |
| 「移動先」の候補だけ、通常の一覧にはない | 同じアカウントのフォルダー一覧とWeb上の実体 | 別の実在フォルダーを使い、版と発生条件を記録して相談 |
| メールの本文だけが読めない | そのメールと別のメール、別の表示環境の違い | フォルダー名の変更とは別の問題として扱う |
同じアカウントをWeb版でも開き、同じ名前のフォルダーが存在するか、メールが入っているかを確認します。「フォルダーが見つかりません」と表示されても、そのエラーだけで存在しない幻のフォルダーだとは断定しません。共有メールボックスや他社メールの場合は、確認しているアカウントが同じかにも注意してください。
画面全体の表示言語を日本語へ戻す
言語設定の導線はOutlookの言語設定で版別に確認できます。表示言語の変更、メールの翻訳、既定フォルダー名の変更は同じ操作ではありません。
新しいOutlook・Web版
- 画面上部の歯車「設定」を開きます。
- 「全般(General)」→「言語と時刻(Language and time)」へ進みます。
- 「言語(国/地域)」で希望する日本語を選び、保存します。
クラシックOutlook
「ファイル(File)」→「オプション(Options)」→「言語(Language)」でOfficeの表示言語を確認します。必要な言語がなければ公式画面から追加します。校正・編集の言語や「受信メールの翻訳先」を日本語にするだけでは、Officeの表示言語を変更したことにはなりません。
受信トレイなど、既定フォルダー名だけが中国語の場合
Microsoftは、既定フォルダーが既定言語とは別の言語になる問題をOutlookの既定フォルダー名が不正な場合で説明しています。モバイル端末や第三者のサーバーアプリがExchangeメールボックスと同期した場合などが対象です。この説明を、「移動先」にだけ現れる任意の文字列や、すべての中国語表示の原因へ広げないでください。
Webで既定フォルダー名の言語を確認する
- クラシックOutlookを終了し、対象メールボックスのOutlook on the webへサインインします。
- 「設定」→「全般」→「言語と時刻」で希望する言語を選びます。古い画面では「Outlookのすべての設定を表示」から進みます。
- 「指定した言語に合わせて既定のフォルダー名を変更する(Rename default folders so their names match the specified language)」が表示される場合は、その項目を選び、保存します。
- Webを終了してOutlookを起動し、受信トレイ・送信済みなどの名称を確認します。
既に希望の言語でも変わらない場合、公式の問題解決記事は、別言語へ変更して保存し、希望の言語へ戻して再保存する方法も案内しています。これは対応するメールボックスの既定フォルダー向けです。項目が見当たらない・共有メールボックスへ適用できない場合は、任意のフォルダーを削除して作り直すのではなく、管理者へ確認してください。
クラシックOutlookの既定フォルダー名をリセットする
現在のOffice表示言語へ既定フォルダー名を戻す操作として、クラシックOutlookには outlook.exe /resetfoldernames があります。先にOfficeの表示言語と対象プロファイルを確認し、作業中のメールを保存してOutlookを終了します。Windowsキー+Rでこのコマンドを入力して実行し、起動後に既定フォルダー名を確認します。Outlookが複数のプロファイル・メールボックスを扱う組織PCでは、実行前に管理者と対象を確認してください。
このスイッチの対象と効果はOfficeのコマンドラインスイッチに説明があります。新しいOutlookのolk.exeへ同じスイッチを渡す操作ではありません。また、/resetfolders は既定の配信先で欠けたフォルダーを復元する別の操作です。任意の移動先候補を消す操作として、複数のリセットスイッチをまとめて実行しないでください。
名称が直らない、別の名前になる、既定フォルダーの位置まで異なる場合は、公式問題解決記事のWeb設定や管理者による地域設定の確認へ進みます。Exchangeのメールボックス地域設定の Set-MailboxRegionalConfiguration は、対象メールボックスの言語や既定フォルダー名を扱う管理用コマンドです。一般ユーザーがローカルPCのPowerShellへ貼るだけで直す手順としては扱いません。
「移動先」にだけ中国語の候補がある場合
通常のフォルダー一覧やWebにはない候補を選ぶとエラーになる場合は、画面を閉じて、一覧から確認できる実在フォルダーを選んでください。確認のために重要なメールを繰り返し移動したり、表示された名称のフォルダーを削除したりする必要はありません。
- 候補名、エラー全文、出た時刻を記録する
- 新しいOutlookかクラシックか、バージョンと利用しているメールサービスを確認する
- 通常のフォルダー一覧とWebの同じアカウントで、実体・メールの所在を比較する
- 作業を保存してOutlookを再起動し、同じ場所だけに出るかを確認する
再起動して消えたことだけで原因や再発の有無は決まりません。送信メッセージのUTF-8エンコード設定を変えて、既定フォルダー名や移動先候補を直す方法にはしないでください。また、プロファイル管理に共通の「キャッシュの削除」ボタンがあるという前提で進めず、OST/PSTなどのデータを自己判断で削除しないでください。
文字化け・アカウントの異変は別に確認する
本文だけが読めない場合は、同じメールをWebで表示し、他のメールも同様かを比較します。本文の文字化けとフォルダーの表示言語を混同して、すべての文字コードや言語設定を変更しないでください。送信元・該当メール・表示環境を確認して、本文の問題として相談します。
フォルダー名だけでは、アカウント侵害の有無は判断できません。個人用Microsoftアカウントで、身に覚えのない送信や転送、サインイン通知もある場合は、公式のMicrosoftアカウントの最近の操作を確認します。表示された地域やIPの違いだけで他人のアクセスと断定せず、日時や操作内容も照合してください。侵害を疑う場合は侵害されたMicrosoftアカウントの回復に従い、パスワードや転送などのアカウント設定を確認します。組織のメールは社内のIT部門へ連絡してください。
管理者・Microsoftサポートへ相談するとき
頻繁に問題が再発し、業務に支障が出るようであれば、以下のような対応を検討してください。
- メールサーバー(ExchangeやMicrosoft 365など)の管理者に問い合わせ、サーバー側のフォルダー構成や言語・地域設定を確認してもらう
- Microsoftサポートに相談し、利用中の版と症状が既知の不具合に該当するか確認する
- 新規プロファイルやアプリ修復が必要と判断された場合は、ローカルのみのメールなどを保全し、具体的な対象と手順を確認してから進める
特に企業や組織で使用している場合、Exchangeサーバーや共有メールボックスなどの要因が絡むケースもあります。管理者権限が必要な操作があるため、自己判断で進めずIT管理者やMicrosoftサポートと協力して原因を切り分けるとよいでしょう。
まとめ
Outlookが中国語になったら、まず画面全体、既定フォルダー、移動先の候補、メール本文のどこに起きたかを確認します。画面の言語は版別設定、既定フォルダーはWebの名称変更やクラシック専用のリセットを検討し、移動先だけの不明な候補は実体と版を記録して相談します。表示だけで安全とも感染とも決めず、メールを削除する前に確認を進めてください。

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