新しいOutlookのスレッド表示を解除する方法|一括展開との違いと設定

新しいOutlookのスレッド表示でメールがまとめられる場合、まず「会話を残して開きたい」のか、「会話表示を解除して1通ずつ並べたい」のかを分けると設定を選びやすくなります。一括展開とグループ化の解除は別の操作です。

スレッド表示を解除したい場合は、メッセージの整理で「メッセージをグループ化しない」を選びます。

2026年10月確認のMicrosoft公式案内は、新しいOutlookのメッセージ一覧を「会話でグループ化」「会話内の分岐でグループ化」「グループ化しない」から選ぶ手順を示しています。従来版の「選択した会話を常に展開する」は、選択中の会話に対する設定です。フォルダー内の全スレッドと全メール本文を一度に開く設定と混同しないでください。

目次

目的別:一括展開・スレッド解除・本文表示の違い

したいこと確認する場所・考え方
メールを一覧に1通ずつ表示したい新しいOutlookの設定→メール→閲覧ウィンドウのメッセージの整理。グループ化しないを選ぶ。
1つの会話に含まれるメールを確認したい対象の会話を選び、画面の展開アイコンや各メールの見出しを確認する。一覧と本文は別に見る。
本文を右側や下側に表示したい表示→レイアウト→閲覧ウィンドウ。位置変更は会話のグループ化解除ではない。
従来版の会話を常に開いておきたい従来のOutlookの表示→会話の設定。選択中の会話だけに適用される。
フォルダーの全会話の全本文をまとめて読みたいグループ解除で一覧を分離する方法と、全本文の一括表示は別。未確認のボタンや裏技を前提にしない。

「展開したのに本文が開かない」という場合は、メール一覧にある会話の展開と、閲覧ウィンドウ内で個々の本文を開く操作を混同していないか確認します。会話のメール件数、一覧に出た日時、実際に読めている本文をそれぞれ見比べてください。

新しいOutlookのスレッド表示を解除する手順

根拠はMicrosoftの会話表示の公式手順です。同ページのNew Outlookタブは、Settings→Mail→Reading Paneを案内しています。日本語表示では「設定」「メール」「閲覧ウィンドウ」などの項目名を確認します。

  1. 右上の歯車の設定を開き、「メール」を選ぶ。
  2. 「閲覧ウィンドウ(Reading Pane)」で「メッセージの整理(Message organization)」を探す。
  3. メッセージ一覧の整理方法で「メッセージをグループ化しない(Do not group messages)」を選ぶ。
  4. 保存ボタンが表示される画面では保存して設定を閉じる。
  5. 同じ件名で複数回やり取りしたメールを開いていたフォルダーへ戻り、各メールが独立した行で表示されるか確認する。

画面に「閲覧ウィンドウ」がなく「レイアウト(Layout)」がある場合は、その中のメッセージの整理を確認してください。Outlook.comの公式解除手順は、設定→メール→レイアウト→グループ化しない→保存を案内しています。新しいOutlookとWeb版の説明でも画面名が一致しないことがあるので、最終的にメッセージの整理の選択肢を確認します。

ここで変わるのは表示方法です。メールを削除したり、返信の関連を失わせたりする操作ではありません。解除後は、同じ件名でも送信日時が異なる各メールを一覧で選択して読めます。未読のみのフィルターなどが有効なら、既読メールまで自動的に表示されるわけではありません。

会話表示を残す場合の整理方法

設定使い分け
会話でグループ化する同じスレッドのメールをまとめて追いたい場合。
会話内の分岐でグループ化する返信が複数方向に分かれる会話を分岐として確認したい場合。
グループ化しない各メールを一覧の別行で選びたい場合。スレッド表示の解除はこちら。

必要な整理方法を選んだら、実際に複数回返信のあるスレッドで確認します。1通しか含まれないメールでは、設定を変更しても見た目の違いが分かりにくくなります。「グループ化しない」を選んでも、各本文がすべて自動で開かれることを意味しません。

「Expand Conversation」ボタンが見つからないとき

Microsoftの現在のNew Outlook向け会話表示ページは、設定でグループ化方法を選ぶ手順を案内しています。Expand Conversationというボタンが画面に見つからない場合も、グループ化の解除は設定から行えます。ボタンの追加やアカウント削除、Officeの修復を試す前に、メッセージの整理を確認してください。

一部の画面に展開・折りたたみの操作が表示される場合は、対象となる範囲を確認します。選択中の1つの会話なのか、メール一覧なのか、閲覧ウィンドウの本文なのかが重要です。操作名だけでフォルダー全体の全本文が開くと判断しません。

クリック回数だけで全メールが表示されたとは判断しません。古い本文を探すときは、会話内の日時と差出人を確認し、目的のメールを個別に開くか、グループ化しない表示へ切り替えて確認します。

従来のOutlookの「常に展開」との違い

従来のOutlookでは、メールフォルダーの「表示」→「会話として表示」で会話表示を切り替え、適用する範囲として「すべてのメールボックス」または「このフォルダー」を選びます。解除したい場合は会話として表示をオフにします。この適用範囲と、展開される会話の範囲は別です。

同じ公式ページのClassic Outlookタブは、「表示」→「会話の設定」→「選択した会話を常に展開する(Always Expand Selected Conversation)」を案内しています。この設定は現在選択している会話にだけ適用されます。「従来版なら全フォルダーの全会話をワンクリックで開ける」という比較は正確ではありません。

従来版の「他のフォルダーのメッセージを表示」は、送信済みアイテムや別のフォルダーへ移したメッセージを会話に表示するための別設定です。見つからないメールが別フォルダーにある場合には役立ちますが、新しいOutlookにも同じ場所に同じ設定があると考えないでください。

閲覧ウィンドウ・並べ替え・フィルターも確認する

グループ解除後に読みづらい場合は、表示→レイアウト→閲覧ウィンドウで右側・下側・非表示などを確認します。MicrosoftのWeb版の表示案内でも、閲覧ウィンドウの位置と会話表示の設定は別に説明されています。本文の表示位置を変えても、会話グループの設定が解除されるわけではありません。

  • 対象フォルダーを確認する。受信トレイだけでなく送信済み・アーカイブ等に必要なメールがあることもある。
  • 未読のみ、添付あり等のフィルターが残っていないかを見る。表示対象が制限されていると、グループを解除しても全件は見えない。
  • 並べ替えの日時・件名・差出人を確認する。同じ件名をまとめて見たい場合も、会話表示と並べ替えは区別する。
  • 検索結果で確認するときは、検索するアカウントやフォルダーの範囲を確認する。目的のメールの日時と差出人を照合する。

「最新のメールしか見えない」というだけで過去メールが削除されたとは判断しません。一覧の整理、フィルター、フォルダー、同期・接続状態を分けて確認します。業務のメールでは、サーバーの保持ポリシーや管理者の設定も確認対象になります。

設定が見つからない・変更が戻る場合の確認順序

  1. どの製品を開いているか確認する。Windowsの新しいOutlook、従来のOutlook、ブラウザーのOutlook、Mac版を同じ手順で扱わない。
  2. 新しいOutlookで設定→全般→Outlookについてを開き、バージョンを控える。
  3. 設定の選択と保存を確認し、同じアカウント・同じフォルダーで再確認する。複数のアカウントの画面を取り違えていないか見る。
  4. アプリを閉じて開き直し、必要ならMicrosoft Store側の更新を確認する。Web版はブラウザーで開いているサービスの表示を確認する。
  5. 同じメールをメール提供元のWebメールで確認し、アプリだけの症状か、メールがそもそも見つからない症状かを分ける。Outlook.comならOutlook.com、GmailならGmailで同じアカウントを開く。
  6. 解決しない場合はバージョン、設定画面、再現する会話の条件を添えて、組織のIT担当または対象となる公式窓口へ相談する。

バージョンの場所はMicrosoftのOutlookバージョン確認ページが案内しています。新しいOutlookの更新確認を、従来版の「ファイル」→「Officeアカウント」→「更新オプション」と同じ操作として説明しません。Storeで配布されるアプリの自動更新はMicrosoft Storeのアプリ更新設定で確認できます。

なお、新しいOutlookにも2025年11月にFileタブが追加されています。公式の月次更新情報は、Homeの横にFileタブがあり印刷やアカウント管理へアクセスできると説明しています。「Fileタブがあるから必ず従来版」という見分け方は使えません。

会話表示の操作だけを理由に、アカウントの削除・再追加、プロファイルの作り直し、再インストールを最初に行う必要はありません。送受信や認証にも問題がある場合はその症状として切り分け、下書きやローカルデータの保全を確認してから公式の修復手順へ進みます。

従来版を併用する場合とフィードバック

業務で必要な操作が新しいOutlookの画面にない場合は、Microsoftが案内する従来版との併用を確認します。利用できる従来版がインストールされ、必要なライセンスを持つ環境が前提です。組織で切り替えトグルを非表示にしている場合はIT担当へ相談します。会話表示を解除するだけなら、先に新しいOutlookの設定を試すことができます。

機能要望は新しいOutlookのHelp→Feedbackから送れます。Feedbackの表示は任意の接続エクスペリエンスや組織のポリシーに影響されます。投票数や送信回数だけで実装日が決まる、Insiderに入れば目的の展開機能が必ず使えるという保証はありません。

不具合として連絡する場合は、「同じ会話の一覧が開かない」のか「一覧は開くが本文が開かない」のかを明記すると状態を伝えやすくなります。Support窓口は契約やアカウントの種類・管理者ポリシーで利用条件が異なります。スクリーンショットを送る際はメール本文や宛先を必要な範囲に絞ります。

よくある質問

スレッド表示を解除するとメールが消えますか?

グループ化しない表示への変更自体は、メールの削除操作ではありません。1通ずつの行で確認する表示に変わります。件数が少なく見える場合は、未読フィルターや検索・フォルダーの範囲を確認してください。

会話を常に展開する設定で全部のメールを開けますか?

従来版のAlways Expand Selected Conversationは、選択中の会話に対する設定です。新しいOutlookの全会話・全本文の自動展開を設定できると読み替えません。個別のメールを一覧で選びたいなら、グループ化しないを選びます。

新しいOutlookにExpand Conversationを追加できますか?

従来版のリボンのユーザー設定やクイックアクセスツールバーを、そのまま新しいOutlook向けの追加手順として扱いません。Microsoftが現在案内しているメッセージの整理を確認し、実際の画面にある操作の対象範囲を確かめてください。

まとめ:解除したいならグループ化しないを選ぶ

新しいOutlookで各メールを1通ずつ見たいときは、設定→メール→閲覧ウィンドウ(画面によってはレイアウト)→メッセージの整理からグループ化しないを選びます。会話を残して読む場合は、一覧と本文の展開を分けて確認します。従来版の選択中の会話を常に展開する設定を、全会話の一括表示と混同しないことが設定の近道です。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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