PowerPointのQPTとは?入手確認・代替アドインと導入形式の違い

QPTを探す場合は、Accentureの社内ツールの入手相談と、一般に提供されるPowerPoint作業効率化ツールの選定を分けます。

「qpt PowerPoint」「アクセンチュア QPT」で調べている場合、元のツールを導入したいのか、整列・色・図形の再利用といった操作を代替したいのかで進め方が変わります。このページからQPT本体を配布することはありません。公開資料で確認できる説明と、代替ツールの公式手順を区別して案内します。

目次

QPTとは:公開情報で確認できる範囲

PPT ProductivityのQPT紹介記事は、AccentureのQPTをQuick Presentation Toolbarと呼び、PowerPoint用アドインとして紹介しています。これは代替製品を販売する開発元の比較説明で、Accentureによる一般向けの配布告知や仕様書ではありません。Quick Presentation Toolkitという名称、開発の背景、全機能や現行の社内利用条件を、確認できた事実として断定しません。

今回確認した公開情報からは、Accentureが一般向けにQPTを正規配布する場所や現行の利用許諾を確認できませんでした。社内で利用する立場なら社内IT窓口・ソフトウェア配布経路へ確認してください。退職後の利用や知人から受け取ったファイルも、利用できる権利と配布元を別途確認する必要があります。「入手は絶対に不可能」とまで断定する根拠にもしていません。

探しているもの確認・選び方
Accentureで使うQPT本体組織の正規配布と利用条件をIT窓口へ確認
以前の整列・色・図形再利用操作必要な機能を列挙して標準機能や市販製品と比較
QPTに似たツールをMac/Webで使いたい製品ごとにOSとデスクトップ/Webの対応を確認
.qptというファイルを開きたい拡張子だけでPowerPointアドインと決めず作成元と形式を確認

代替する前に、必要な操作を分ける

目的PowerPointの標準機能で確認すること追加ツールを評価するとき
図形の端をそろえる・等間隔にする複数オブジェクト選択→図形の書式→配置/整列選択基準の変更、幅や高さの統一をどの程度繰り返すか
色・フォント・レイアウトをそろえるテーマとスライドマスター/レイアウト既存の社内テンプレートへ適用して崩れないか
図形やスライドを繰り返し使う承認済みのテンプレートと再利用素材素材の保存先・共有方法・利用権を確認
独自ショートカットで速く操作する既存の操作と必要なキーを整理他アドインや社内のショートカットと競合しないか

WindowsのPowerPointで整列する例は、Ctrlを押しながら対象を選び、図形なら「図形の書式」の整列を使います。等間隔配置では3個以上の対象を選びます。Mac/Webはメニューが異なるため、Microsoftの整列手順で使用版のタブを確認してください。

スライドマスターは共通の書式やレイアウトを管理する仕組みです。既存の会社用マスターを使い、個別に貼った文字や図形まで一度に必ず統一できるとは考えないでください。まず資料のコピーを作り、数枚でマスターとレイアウトを確認すると比較しやすくなります。

市販アドインは「QPT本体」とは別に評価する

候補公開資料で確認する特徴・条件
PPT Productivity開発元は整列・色・Slide Library・ショートカットなどを紹介。WindowsデスクトップPowerPoint向けCOMアドイン
Power-userPowerPoint等の作業支援製品。公式Mac案内ではMacのPowerPoint用ネイティブ版とは分け、Windows実行環境が必要な説明

PPT Productivityの製品入口は公式サイトです。元記事で紹介したPower-userのコンサルティングツール比較リンクについては、現行の機能・提供状況を開発元の最新製品案内で確認してください。QPTと機能が完全一致する、Accentureが認定している、必ず業務時間が短縮する、といった意味ではありません。

  1. 最も時間がかかる操作を3つ程度に絞り、標準機能で足りるか確認する。
  2. 使用するWindows/Mac/WebとPowerPointの版・Officeの32/64ビットを記録する。
  3. 社内の実ファイルを出す前に、公開してよい検証用資料で操作と保存結果を比較する。
  4. 費用・更新・席数・解除条件と組織の導入ルールを公式の現在の条件で確認する。

PPT Productivityの導入形式は.ppamではない

PPT Productivityの公式FAQはCOMアドインと明記し、.ppamではないと説明しています。元記事の「PPT Productivityの.ppamを取得してPowerPointアドインへ追加する」という仮の手順は適切ではありません。製品のWindows用インストーラーを使う方法と、別の.ppamファイルを読み込む方法を混ぜないでください。

  1. 公式FAQで利用するOffice・Windowsと導入方法を確認する。ブラウザーだけのPowerPointやMacネイティブ版と区別する。
  2. 資料を保存してPowerPointを閉じ、組織が承認した公式インストーラーを使う。公式は.exeによる導入を案内している。
  3. インストールを完了し、PowerPointを再度開く。
  4. PPT Productivityのタブを確認し、公式案内に従って試用またはライセンスを有効化する。
  5. 検証用資料で必要な操作を試し、保存した資料を再度開いて比較する。

公式FAQによるとインストーラーはOfficeのビット数を判別します。Windowsが64ビットだからOfficeも64ビットとは限りません。企業での中央配布や制限がある場合は、管理者が開発元の管理者向け手順を確認します。この記事では製品のインストール・認証・試用登録は実行していません。

PowerPointアドイン・COM・VBAの違いを確認する

すべての追加機能が同じ読み込み画面で管理されるわけではありません。Microsoftの現在のアドイン追加案内では、ホームの「アドイン」から追加・管理する操作を説明しています。一方でCOM製品には専用インストーラーがあり、組織配布の.ppam等には配布元が決めた読み込み手順があります。形式と提供元の手順を先に確認してください。

状態次に確認すること
入れたのにタブがない対象がデスクトップPowerPointか、製品の導入形式と有効状態
起動時に無効化された無効化通知・製品版・Office版と更新。提供元の対処を確認
マクロやファイルがブロックされた提供元・署名・組織ポリシーを管理者へ確認
読み込むと落ちる開いていた資料を保全し、対象アドインの有無で再現条件を比較

表示されない理由をファイアウォールやウイルス対策のせいと決めつけず、通知やログを確認します。すべてのマクロを許可する、保護を一括停止する、といった操作を導入手順にはしません。競合の比較も、必要なアドインと元の状態を記録して一件ずつ行います。

VBAの例はQPTの再現コードではない

次は元記事の、全スライド上の直接列挙されるテキストを持つ図形を20ポイントへ変える例です。QPTの実装を再現するものではありません。アクティブな資料全体を書き換えるため、コピーした検証資料だけで扱ってください。グループ内の図形や表などすべての文字を同じように処理する保証はなく、タイトルや注記も対象になり得ます。

Sub AdjustFontSize()
    Dim sld As Slide
    Dim shp As Shape

    For Each sld In ActivePresentation.Slides
        For Each shp In sld.Shapes
            If shp.HasTextFrame Then
                If shp.TextFrame.HasText Then
                    shp.TextFrame.TextRange.Font.Size = 20
                End If
            End If
        Next shp
    Next sld
End Sub

HasTextFrameでテキストフレームの有無を確認し、HasTextで文字がある場合にFont.Sizeを変更します。変更後は文字のはみ出しやタイトルの崩れを確認します。この記事ではPowerPoint上でこのマクロを実行していません。

リボンを自作する参考として、元記事のOfficeDev Custom UI Editorのリポジトリは残しています。ただし公開リポジトリは2024年6月18日にアーカイブされており、現在も保守される導入用ツールと同じには扱いません。新規開発では、使用するOfficeと組織の開発・配布方式を確認してください。

公開情報の参照先

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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