PowerShellを使ってWi-Fi接続の品質をチェックする方法

Wi-Fiが遅いと感じたことはありませんか?速度の問題は多くの場合、Wi-Fiの接続品質に起因しています。この記事では、PowerShellを使ってWi-Fi接続の品質を簡単に確認する方法を初心者向けに解説します。さらに、高度な応用例も3つ以上紹介しますので、どうぞお楽しみに。

目次

PowerShellとは

PowerShellは、Microsoftが開発したスクリプト言語およびシェルです。Windows環境で様々なタスクを自動化できる非常に強力なツールです。コマンドラインよりも高度な操作が可能であり、これから多くのIT作業に利用されています。

PowerShellのインストール

既にインストールされている場合が多いですが、Windows 10の設定メニューから「アプリ」を選び、そこで「PowerShell」を検索してインストールできます。

Wi-Fi接続の品質を確認する基本的なスクリプト

まずは基本的なスクリプトを使ってWi-Fi接続の品質を確認してみましょう。


# 基本的なWi-Fi接続品質確認のスクリプト
# netsh wlan show interfaces コマンドを使用
$wlanInfo = netsh wlan show interfaces
Write-Host $wlanInfo

このスクリプトは、`netsh wlan show interfaces`コマンドを使ってWi-Fi接続の基本情報を取得します。出力結果には、接続品質に関連する多くの情報が含まれています。

出力結果の解釈

出力結果には以下のような項目があります。

– `SSID`: 接続しているWi-Fiの名前
– `Signal`: シグナル品質(dBm単位)
– `Channel`: 使用しているチャンネル番号

この情報を基に、Wi-Fiの接続品質を把握することができます。

応用例1: シグナル品質が一定以下の場合に警告を出す


# シグナル品質が一定以下の場合に警告を出すスクリプト
$wlanInfo = netsh wlan show interfaces
$signalQuality = [regex]::Match($wlanInfo, '信号                     : (\d+)').Groups[1].Value

if ($signalQuality -lt 50) {
  Write-Host "警告: シグナル品質が低いです。"
}

このスクリプトは、シグナル品質が50以下の場合に警告メッセージを出力します。

応用例2: 自動で最適なWi-Fiに接続する


# 自動で最適なWi-Fiに接続するスクリプト
$wifiList = netsh wlan show networks mode=bssid
# ここで最適なWi-Fiを選ぶロジックを追加
# 今回は省略

このスクリプトは、使用可能なWi-Fi一覧を取得します。ここに最適なWi-Fiを選ぶロジックを追加することで、自動で最適なWi-Fiに接続することが可能です。

応用例3: Wi-Fi接続品質の履歴をCSVファイルで保存する


# Wi-Fi接続品質の履歴をCSVで保存するスクリプト
$wlanInfo = netsh wlan show interfaces
$signalQuality = [regex]::Match($wlanInfo, '信号                     : (\d+)').Groups[1].Value
$timestamp = Get-Date

$csvRow = "$timestamp, $signalQuality`n"
Add-Content -Path "wifi_quality_history.csv" -Value $csvRow

このスクリプトは、Wi-Fiの接続品質とタイムスタンプをCSVファイルに保存します。

まとめ

この記事で学んだPowerShellを使用したWi-Fi接続品質の確認方法は、初心者でも容易に取り組める内容です。さらに応用例も紹介しましたので、より高度な管理や自動化にも活用できます。Wi-Fi接続品質の管理を効率よく行うために、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。

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