Google Chromeを利用すると閲覧データや様々なキャッシュデータがパソコン上に残ります。本記事ではGoogle Chromeを毎回インストール直後の初期状態で利用する方法を解説します。
事前準備
方法としては、Googleが用意した管理用テンプレートから設定を行います。
以下の記事を参考に、Google Chrome管理テンプレートのインストールを行ってください。難しそうですが、10分程度で終わります。また、Google Chromeをコントロールする様々な設定を行うことが可能となりますので大変お勧めです。
【超簡単】Chromeポリシーテンプレートのインストール手順(ローカルグループポリシーの場合)
一時的なプロフィールの有効化
準備は整いましたでしょうか。もし出来なかったらお問い合わせください。
進んでいきます。
ローカルグループポリシーエディターを開いてください。
以下のポリシーを開いてください。
ポリシー:一時的なプロフィール
パス:ユーザーの構成 ⇒ 管理用テンプレート ⇒ Google ⇒ Google Chrome
「未構成」を「有効」にして適用ボタンを押します。
一時的なプロフィールを有効にすることで、一時モードでChromeを毎回利用することが可能となります。なので履歴やキャッシュといった全てのデータはパソコンに残りません。以下引用はGoogle Chromeポリシーの引用です。
このポリシーが有効に設定されている場合、プロフィールは一時モードに切り替わります。このポリシーが OS のポリシー(Windows の場合は GPO など)として指定されている場合、このポリシーはシステム上のすべてのプロフィールに適用されます。このポリシーがクラウド ポリシーとして設定されている場合、このポリシーは管理対象アカウントでログインするプロフィールのみに適用されます。
このモードでは、プロフィール データはユーザー セッションの間だけディスク上に保持されます。ブラウザを閉じると、ブラウザの履歴、拡張機能とそのデータ、Cookie やウェブ データベースなどのウェブデータは失われます。ただし、ユーザーが手動でデータをディスクにダウンロードできなくなったり、ページを保存または印刷できなくなったりすることはありません。
ユーザーが同期を有効にしている場合、このすべてのデータは通常のプロフィールと同様にユーザーの同期プロフィールに保存されます。ポリシーでシークレット モードが明示的に無効にされている場合を除き、シークレット モードも使用できます。
このポリシーが無効に設定されているか未設定の場合は、ログイン時に通常のプロフィールが適用されます。
適用の確認
確認をしてみました。開く度に「Chromeにようこそ」といった表示になっています!!履歴や一時キャッシュ的な情報も全て残りません。
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