Windowsオペレーティングシステムのコマンドプロンプトには、多くのコマンドが存在します。その中でも、特に基本的かつ頻繁に使用されるのが「copy」コマンドです。このコマンドは、ファイルをコピーする際に利用されます。この記事では、その全オプションと使用例を詳しく解説します。
目次
基本的な「copy」コマンド
「copy」コマンドの基本形は非常にシンプルです。
copy [元のファイル] [コピー先]
この形式を使用すれば、指定したファイルを新しい場所にコピーできます。
基本形の使用例
例えば、”sample.txt” というファイルを “backup” フォルダにコピーする場合は以下のようにします。
copy sample.txt backup\
「copy」コマンドの各種オプション
/V オプション:検証モード
このオプションを使うと、コピーが正確に行われたかを確認します。
copy /V [元のファイル] [コピー先]
具体例
copy /V sample.txt backup\
このコマンドは、ファイルが正確にコピーされたかを検証します。
/N オプション:長いファイル名の使用
このオプションを使うと、長いファイル名もそのままコピーできます。
copy /N [元のファイル] [コピー先]
具体例
copy /N "long file name.txt" backup\
/Y オプション:上書き確認を省略
このオプションを使うと、既存のファイルを上書きする際の確認を省略できます。
copy /Y [元のファイル] [コピー先]
具体例
copy /Y sample.txt backup\
/-Y オプション:上書き確認をする
このオプションを使うと、既存のファイルを上書きする前に確認が行われます。
copy /-Y [元のファイル] [コピー先]
具体例
copy /-Y sample.txt backup\
まとめ
Windowsの「copy」コマンドは、基本操作から高度なファイルコピーまで多くのオプションを提供しています。この記事で紹介したオプションを駆使することで、より効率的かつ確実にファイル操作が行えるでしょう。
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