警告を閉じて続行する場合と、制限を変更する場合
「アイドルタイマーが切れました」は、リモートデスクトップの接続先セッションが、キーボード・マウス入力なしの制限時間に達したことを知らせる警告です。まだ切断前なら、リモート画面でキーを押すなど実際に操作して続行します。警告を閉じるだけで、管理者の時間制限そのものが解除されるわけではありません。
Microsoftのアイドル時間制限ポリシーは、通常は切断2分前に警告し、キー入力やマウス操作でセッションを維持できると説明しています。RDPウィンドウを開いているだけ、アプリがバックグラウンドで処理しているだけでは、利用者の入力がある状態と同じとは限りません。
「アイドルタイマーが切れました」が出る理由
エラーが出る理由を説明します。 まず、「アイドル」とはリモートデスクトップを行って操作しているOSで何もしていない状態の事を表現する言葉です。要するにマウス操作やタイピングをせずに何もしていない状態です。 このアイドル状態が指定した時間を経過するとリモートデスクトップを切断させることや終了(ログオフ)させることがグループポリシーの設定で可能です。 この警告が出たら、接続先で有効なアイドルセッションの時間制限を確認します。接続元PCの画面消灯・スリープとは別の設定です。グループポリシーの設定場所
設定場所は、グループポリシーエディターの以下の場所になります。設定されているのは、Active Directory のグループポリシーか、ローカルグループポリシーの何れかです。 コンピューターの構成 ⇒ 管理テンプレート ⇒ Windowsコンポーネント ⇒ リモートデスクトップサービス ⇒ リモートデスクトップセッションホスト ⇒ セッションの制限時間 具体的な設定については、以下の記事をご参照ください。 アイドル状態のリモートデスクトップを時間指定して自動的に切断する方法表示させない・解除したい場合の確認
恒常的に警告を出さないようにしたい場合は、接続先PC・サーバーへ適用された時間制限を管理者が見直します。次の設定を区別してください。
| ポリシー | 役割 |
|---|---|
| アクティブでアイドル状態のリモートデスクトップサービスセッションの制限時間を設定する | 操作なしの時間を制限する。今回の警告で最初に確認する項目。 |
| アクティブなリモートデスクトップサービスセッションの制限時間を設定する | 操作の有無にかかわらず、接続中の時間を制限する。 |
| 切断されたセッションの制限時間を設定する | すでに切断したセッションを残す時間を制限する。 |
| 制限時間に達したらセッションを終了する | 期限到達時に切断ではなく、セッション終了へ変更する。 |
- 接続先のWindowsの版、警告が出るまでの時間、対象ユーザーを記録する。
- 記事中の[セッションの制限時間]で、アイドル制限の有効状態と時間を確認する。
- 業務PC・サーバーでは管理者に、ドメインや端末管理からの設定も含めて確認を依頼する。
- 自分が管理する端末では、運用に合う時間へ変更する。無制限にする場合も、切断・終了の運用を確認する。
このポリシーが無効または未構成の場合、グループポリシーとしてアイドル制限を指定しない動作です。ただし、ほかの適用元の制限まで一律に解除されるという意味ではありません。コンピューター構成とユーザー構成の両方に設定がある場合は、コンピューター構成が優先されます。ローカル設定だけを変えても、組織の設定が適用される場合があります。
どの設定が適用されたか確認する
管理者は接続先でgpresultの公式構文に沿って、適用結果を確認できます。次はコマンドプロンプトでHTMLレポートを作る例です。同じファイル名の既存レポートは上書きします。
gpresult /h "%TEMP%\rdp-policy.html" /f
レポートのコンピューター・ユーザー構成、適用元のポリシーを確認します。ARM64版ではMicrosoftがSysWOW64側のgpresultで/hを使う注意を案内しています。レポートには組織・アカウント情報が含まれるため、必要な管理者へ渡します。
切断とログオフの違いに注意
切断では接続が閉じても接続先にセッションが残る場合があります。ログオフ・セッション終了は実行中のアプリや未保存の作業に影響します。再接続できたことだけで、元の処理が継続したとは判断せず、時間制限と終了の設定を合わせて確認してください。


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