自治体システムの強靭化でのネットワーク分離は、XenAppの公開デスクトップで行う方針となりました。さて、詳細設計の中でインターネット接続系でのMS Officeの利用をどうするのかが問題となりました。主に以下3点の考え方があります。
① インターネット接続系でもLGWAN接続系と同様にOfficeを利用する
2台の端末で利用できるVolume License等 をLGWAN接続系で既に保持している場合はXenApp(デスクトップ公開)でも利用可能となるので、インターネット接続系でもOfficeを利用する事が可能となります。
② インターネット接続系ではOfficeを閲覧することに限定する
LGWAN接続系でのOfficeライセンスが1台の端末でしか利用できないOEM版等の場合で、ライセンスを追加購入したくない場合は無料のOffice Viewerを入れる事で閲覧だけは可能となります。編集はLGWAN接続系にファイルを移動させてLGWAN接続系で行います。また、個人情報を含むファイルがインターネット側で作成されないといったメリットもあるでしょう。
③ LibreOffice等の無料のOfficeを利用する
MS Office を潔く諦めて、インターネット接続系はLibreOffice等の無料のOfficeを利用するようにします。ユーザーからのクレームに耐えられればアリだと思います。慣れてしまえば意外にいけるかも?
MS Officeのまとめ
ライセンスの形態は複数あり、頻繁にルールが変更となります。マイクロソフトライセンスのガイド(下のリンク)を熟読して、自分の自治体が保持しているライセンスについて調べて最適な方法を検討するのがいいと思います。本当に分かりにくいので販売元に問い合わせるのもいいかもしれません。
注意:5MBのPDFファイルです。
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