Windowsのリモートデスクトップでは、初回だけパスワードを入力すると次回以降パスワード入力を省略できます。ただ、セキュリティ面の問題などで、リモートデスクトップする度にパスワード入力を強制したい場合があると思います。本記事では、リモートデスクトップの度にパスワード入力を強制する設定方法を解説します。
ローカルグループポリシーエディタを開く
リモートデスクトップさせるOSでローカルグループポリシーエディタを開いてください。
「Winキー」 + 「Rキー」 を同時タイプ
「gpedit.msc」と入力してOK
ローカル グループポリシーエディターが立ち上がる
「接続するたびにパスワードを要求する」を有効にする
以下のパスにある「接続するたびにパスワードを要求する」を開いてください、ちょっと長いです。
コンピューターの構成 ⇒ 管理テンプレート ⇒ Windowsコンポーネント ⇒ リモートデスクトップサービス ⇒ リモートデスクトップセッションホスト ⇒ セキュリティ
「接続するたびにパスワードを要求する」を未構成から有効に変更してください。
PCを再起動してください。
ポリシーの詳細説明
このポリシー設定は、接続時にクライアントが、リモート デスクトップ サービスによって常にパスワードの入力を要求されるかどうかを指定します。
リモート デスクトップ サービスにログオンしているユーザーが、リモート デスクトップ接続のクライアントでパスワードを既に提供していても、この設定を使ってパスワードの入力を強制できます。
既定では、リモート デスクトップ サービスによりユーザーはリモート デスクトップ接続のクライアントにパスワードを入力して自動的にログオンできます。
このポリシー設定を有効にすると、ユーザーはリモート デスクトップ接続のクライアントでパスワードを供給しても、リモート デスクトップ サービスに自動的にログオンできません。ユーザーは、ログオンするためにパスワードを要求されます。
このポリシー設定を無効にすると、ユーザーは常にリモート デスクトップ接続のクライアントでパスワードを供給することでリモート デスクトップ サービスに自動的にログオンできます。
このポリシー設定を構成しなかった場合、自動ログオンはグループ ポリシー レベルでは指定されません。
さあ、試してみましょう。
今までパスワードの入力が省略されていましたが、「お使いの資格情報は機能しませんでした:サーバーの認証ポリシーにより、保存された資格情報を使用した接続要求は許可されていません。新しい資格情報を入力してください。」といったポップアップが出て毎回パスワードの入力が必要になりました。成功です。
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