Microsoft Wordでフッターやヘッダーにページ番号と文字列を同時に表示したい場合に遭遇する問題と、それを解決する5つの方法について詳しく解説します。これらの方法はWord 2007~2021に共通して適用可能です。
はじめに
Wordで作業を行う際、フッターやヘッダーにページ番号と文字列を共存させたいと思ったことはありませんか? しかし、直接ページ番号を挿入すると既存の文字列が消えてしまう問題があります。この記事では、この問題を解決するための5つの方法を具体的に紹介します。
方法1:ページ番号を先に挿入する
まず最初の方法として、先にページ番号を挿入し、その後でヘッダーやフッターを開いて文字列を書き込む方法があります。これは直感的な手順で、初心者の方にもおすすめです。具体的な操作手順はMicrosoft公式サイトのこのページにも詳しく記載されています。
方法2:文字列を先に書き込む
次に、文字列を先に書き込み、その後にページ番号を挿入する方法もあります。この方法は、既存の文字列を消さずにページ番号を挿入したい場合に適しています。
手順
- 最初に文字列を書き込みます。
- ヘッダーやフッターを開きます。
- タブやインデントを利用して、ページ番号を挿入する位置を設定します。
- 「挿入 > ページ番号 > 現在の位置」からページ番号を挿入します。
これで、文字列とページ番号が同時に表示されるようになります。
方法3:テキストボックスを使う
また、テキストボックスを利用した方法もあります。この方法は、特定の場所にページ番号を表示したい場合に役立ちます。
手順
- 最初に文字列を書き込みます。
- ヘッダーやフッターにページ番号を挿入するためのテキストボックスを挿入します。
- テキストボックスを選択した状態で、「挿入 > ページ番号 > 現在の位置」からページ番号を挿入します。
テキストボックスの枠線が不要な場合は、枠線なしに設定できます。
方法4:後からテキストボックスを追加
4つ目の方法では、まずページ番号を挿入し、その後でテキストボックスを追加して文字列を書き込みます。具体的には、「挿入 > ページ番号 > ページの下部 (ヘッダーは上部)」からページ番号を挿入し、その後でテキストボックスを追加して文字列を書き込みます。
方法5:フィールドコードを使う
最後の方法は、フィールドコードの「PAGE」や「NUMPAGES」を使用してページ番号を挿入します。この方法は、より高度なページ設定が必要な場合に有効です。
手順
- ヘッダーやフッターを表示します。
- ページ番号を挿入する位置を設定します。
- Ctrl+F9を押して{ }内に「PAGE」と書き込みます。
- Alt+F9を押してページ番号を表示します。
以上の手順により、フィールドコードを使用してページ番号を挿入することができます。
まとめ
以上、Microsoft Wordでフッターやヘッダーにページ番号と文字列を共存させるための5つの方法を詳しく解説しました。これらの方法は全て、Word 2007~2021のバージョンに適用可能です。どの方法が最適かは、あなたが行いたい作業や既存の文字列の有無などによります。それぞれの方法を試してみて、自分に最適な方法を見つけてみてください。
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